ウィキペディア

室町時代は、鎌倉時代以前には見られない出自不明の農民・商人層の社会進出を可能とし、日本史上初めて顔が見える民衆を登場させた時代でもある。旧勢力の没落と新勢力の興隆の時代として捉えることができる。戦乱が続く時代だったが、経済面においては農業・工業ともに技術が向上し、生産も増大、内外の流通が盛んになった。

応仁の乱(1467年)以降、戦乱に明け暮れる世の中になったが、一方では能、茶道、華道、庭園、建築、連歌など多様な芸術が花開いた時代で、それらは次第に庶民にも浸透し、今日まで続く日本的な文化を数多く生み出した。また、京都が戦火に見舞われたことで多くの文化人・知識人が地方の守護大名のもとへ身を寄せたため、文化の地方伝播が進行した。貴族的・華麗な足利義満の北山文化に対して、東山文化は幽玄、わび・さびに通じる美意識に支えられていると評される。

2 thoughts on “ウィキペディア

  1. shinichi Post author

    (sk)

    それでも人は、室町時代を暗黒の時代、そして頽廃の時代と呼ぶ。なぜだろう。

    後世から見たら、今の時代も暗黒の時代、頽廃の時代に見えるのだろうか。

    Reply

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *