フランス・ベルギー・ドイツのように個人に目を向けて考えるのと、アメリカ・日本・中国のように組織に目を向けて考えるのとでは、同じことを考えたとしても、結果はまったく違ったものになる。
個人を守るという視点を持てば、信じ込まされたり依存状態に置かれたりした人たちを利用するなんていうことは許されず、人の自由を侵害すれば罰せられる。
ところが、組織を守るという視点を持てば、人に心理的圧迫を加えても、人の自由を侵害しても、罪にはならない。
アメリカや日本で、組織に目を向けて、宗教的寛容とか信教の自由といった議論になってゆけば、結局は、エホバの証人・サイエントロジー・統一教会・創価学会・霊友会・オウム真理教といった組織を守ることになってしまう。
中国で、組織に目を向けて、組織がしてきたことを調査してゆけば、結局は、組織を糾弾し、迫害してゆくことになる。
まず個人を考える社会と、まず組織を考える社会。どちらがいいとは言えないけれど、どちらが好きかは言ってもいいはずだ。
僕は、まず個人を考える社会のほうが、好きだ。フランス・ベルギー・ドイツのような国のほうが、アメリカ・日本・中国のような国より、好きだ。
好きな国
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