>
集団主義社会は、安心を生み出すが、信頼を破壊する。
自然の秩序に対する期待 | ||||
道徳的秩序に対する期待 | 相手の能力に対する期待 | |||
相手が自分を搾取しようとする意図をもっていないという期待 | 安心 (assurance)- 相手が自分を搾取しようとすることが相手自身にとっての不利益になるからそうしないだろうという期待、すなわち「相手の自己利益の評価」にもとづく期待 | |||
信頼 (trust) 信頼する側の特性 「相手の人格や相手が自分に対してもつ感情についての評価」にもとづく期待 |
人間関係的信頼 (情報依存的信頼) |
|||
人格的信頼 | 個別的信頼 (情報依存的信頼) |
|||
カテゴリー的信頼 (情報依存的信頼) |
||||
一般的信頼 | ||||
信頼性 <信頼される側の特性> |
欧米では信頼の崩壊が、旧社会主義国では中央権力の弱体化による安心の崩壊が起こっており、日本社会では閉鎖的な社会から開かれた社会への移行が課題になっている。
>『信頼の構造』 山岸俊男