松岡正剛

matsuoka21世紀は、主題ではなく、方法の時代である。

「知」は、「個別知=パーソナル・ナレッジ」、「共同知=コミュニティー・ナレッジ」、「世界知=グローバル・ナレッジ」の3つに分けることができる。

もちろんグローバル・ナレッジは大切である。世界のルールに合わせていくこともある程度は必要だろう。けれども、その中に日本人らしさや、日本独自のメソッドを発揮することを忘れないでほしい。
「日本という方法」にこだわるべきだ。もっと言えば、日本は日本らしいダブルスタンダードを持つべきだ。もともと、日本は天皇を頂きながら執権や将軍を置き、神と仏を独自に習合させ、中国風の唐様の文化を重んじながらも和様を発展させてきた。つねにダブルスタンダードな国だった。これからの日本企業もグローバルスタンダードというたった1つの基準にばかり捉われず、つねにダブルスタンダードを考えるべき。たった1つのシングルメッセージではなく、ダブルメッセージを発信していくべきだ。

2 thoughts on “松岡正剛

  1. shinichi Post author

    (sk) 日本的な、あまりにも日本的な考え方に、唖然を通り越して感動した。

    松岡正剛という人は確かに素晴らしいが、その人を教祖のように祭り上げ、20世紀的な考え方を21世紀の考え方と勘違いし、日本独自の方法に固執する人たちは、日本という国家とともに置いていかれてしまうに違いない。

    もっと独立した力強い個人というのは、誰かを崇め奉ることからは生まれてはこない。

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