週刊ポストがパチンコメーカーと警察の癒着の総本山として社会安全研究財団に斬り込んでいる。この記事から読めるのはスロットは、5号機になって射幸性が徹底的に抑えられたのに、パチンコは一切お咎めがないのは、日工組メーカーが作ったこの社会安全研究財団の存在ということになる。役員は無報酬だが、警察庁OBで常勤の専務理事には高額の給料が支払われている。警察庁にとってはおいしい天下り機関の一つで、退職後は世話になる米びつでもある。警察庁としても日工組メーカーのお願いは多少なりとも聞く耳を持つであろうし、射幸性の高い機械にも規制をかけたりはしない。
その点、日電協は昔からまとまりのない組織なので、そういう警察OBを受け入れる財団を作ることもしなかった。いくら業界を挙げてスロットの規制緩和を陳情したところで、土台無理な構図が見えてくる。
2009年 | 2013年 |
社会安全研究財団 | 日工組社会安全財団 |
専務理事 上田正文 元警察庁中部管区警察局長 理事 伊藤一実 元警察庁警察大学校長 理事 林則清 元警察庁刑事局長 理事 松原洋 元警察庁中部管区警察局長 |
専務理事 上田正文 元警察庁中部管区警察局長 理事 内山田邦夫 元警察庁警察大学校長 理事 中川雅量 元警察庁近畿管区警察局長 理事 中村正則 元警察庁関東管区警察局長 監事 松原洋 元警察庁中部管区警察局長 評議員 岡田薫 元警察庁刑事局長 評議員 小林奉文 日刊警察新聞社会長 |
社会安全研究財団という存在
2009-10-22
営業1号
http://blog.goo.ne.jp/tetorayade7511/e/c24aba73e690fb2e5b5865daea6e7e0b
日工組社会安全財団
役員名簿
http://www.syaanken.or.jp/?page_id=33
1987年 「財団法人 日工組調査研究財団」を設立
1990年 名称を「財団法人 社会安全研究財団」に変更
2013年 名称を「公益財団法人 日工組社会安全財団」に変更
社団法人日本遊技関連事業協会
(略称:日遊協=ホール・各種メーカー・販売業者等の業界横断的組織)
http://www.nichiyukyo.or.jp/
全日本遊技事業協同組合連合会
(略称:全日遊連=全国1万2千店舗パチンコホールの組織)
http://www.zennichiyuren.or.jp/
日本遊技機工業組合
(略称:日工組=パチンコ機メーカーの組合)
http://www.nikkoso.jp/
日本電動式遊技機工業協同組合
(略称:日電協=パチスロ機メーカーの組合)
http://www.nichidenkyo.or.jp/