shinichi Post author05/01/2016 at 8:49 pm 「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」 人は必ず死ぬというのに。 長生きを叶える技術ばかりが進化して なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。 死を疎むことなく、死を焦ることもなく。 ひとつひとつの欲を手放して、 身じまいをしていきたいと思うのです。 人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。 それが、私の最後の欲なのです。 宝島社 Reply ↓
shinichi Post author05/01/2016 at 8:51 pm 樹木希林「死は悪いことではない」 宝島社広告で死生観伝える 沖縄タイムス https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=148513 女優の樹木希林(72)が、宝島社の2016年企業広告「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」のモデルを務めたことが5日、わかった。広告のテーマは、平均寿命が世界一となり、「いかに長く生きるか」ばかりが注目される日本において、「いかに死ぬか」という死生観の尊重。樹木は「死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。そういったことを伝えていくのもひとつの役目なのかなと思いました」と出演理由を語った。 同社は、これまでも多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、数多くの賞を受賞。樹木も過去作品を目にしたことがあったようで、「かなり記憶に残っています。それはすごいことだと思い、お受けしようと思いました」とオファーを快諾した。 広告のビジュアルは、英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」がモチーフに、現代的、日本的エッセンスをプラス。樹木は、シェイクスピアの四大悲劇『ハムレット』で、小川で死を迎えるオフィーリアを演じている。 樹木は死について、「一般の世の中の人は、死というものを特別なものとして、そういうものを見ないように避けて通るんだなぁと思います。親しい人の死が身近に見られない今の世の中は、ちょっと不幸な時代になったのかなと。損しているなと思いますね」と持論を展開。 広告の意図についても「死ぬということは悪いことではない。当たり前のこと。『生きているのも日常、死んでいくのも日常』。私はちゃんと見せていきたい。そういう事を伝えるのも、死んでいく者のひとつの役目(仕事)かなぁと思いやらせてもらうことにしました」と自分なりの言葉で説明した。 ** 同広告は5日の朝日・読売・毎日3紙朝刊と日刊ゲンダイに掲載された。 Reply ↓
「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」
人は必ず死ぬというのに。
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく。
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
宝島社
樹木希林「死は悪いことではない」 宝島社広告で死生観伝える
沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=148513
女優の樹木希林(72)が、宝島社の2016年企業広告「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」のモデルを務めたことが5日、わかった。広告のテーマは、平均寿命が世界一となり、「いかに長く生きるか」ばかりが注目される日本において、「いかに死ぬか」という死生観の尊重。樹木は「死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。そういったことを伝えていくのもひとつの役目なのかなと思いました」と出演理由を語った。
同社は、これまでも多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、数多くの賞を受賞。樹木も過去作品を目にしたことがあったようで、「かなり記憶に残っています。それはすごいことだと思い、お受けしようと思いました」とオファーを快諾した。
広告のビジュアルは、英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」がモチーフに、現代的、日本的エッセンスをプラス。樹木は、シェイクスピアの四大悲劇『ハムレット』で、小川で死を迎えるオフィーリアを演じている。
樹木は死について、「一般の世の中の人は、死というものを特別なものとして、そういうものを見ないように避けて通るんだなぁと思います。親しい人の死が身近に見られない今の世の中は、ちょっと不幸な時代になったのかなと。損しているなと思いますね」と持論を展開。
広告の意図についても「死ぬということは悪いことではない。当たり前のこと。『生きているのも日常、死んでいくのも日常』。私はちゃんと見せていきたい。そういう事を伝えるのも、死んでいく者のひとつの役目(仕事)かなぁと思いやらせてもらうことにしました」と自分なりの言葉で説明した。
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同広告は5日の朝日・読売・毎日3紙朝刊と日刊ゲンダイに掲載された。