>良寛

>

地しんは信に大変に候
野僧草庵は何事もなく
親るい中死人もなくめで度存じ候
うちつけにしなばしなずてながらえて
かかるうきめを見るがわびしさ
しかし災難に逢う時節には災難に逢うが
よく候 死ぬ時節には死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるる妙法にて候
            かしこ

3 thoughts on “>良寛

  1. s.A

    >地震は本当に大変でございます
    拙僧の草庵は何ごともなく
    親類中に死人もなくてめでたく思います

    突然に死ぬものを死なずに生きながらえて
    このような憂き目を見るわびしさ

    しかし災難に逢う時節には災難に逢うのがよろしい
    死ぬ時節には死ぬのがよろしい
    これこそ災難を逃れる妙法でございます

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  2. s.A

    >今から約200年前、文政11年12月8日に新潟県三条を襲った三条大地震のあと、親族の俳人、山田杜皋さんに宛てに書かれた見舞いの手紙。

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  3. s.A

    >災厄を怖れるのではなく、来るときには来るものと達観するならば、不幸も不幸と感じずにすむ。。。かもしれない。

    災厄の現場を見たあとでも、このような心境でいられるのが、仏教者なの。。。かもしれない。

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