渡辺雄二

食品添加物は食べ物を長持ちさせたり、見た目をよくしたり、カロリーを減らすために使われているが、それらは消費者の体を確実に蝕んでいる。1日22g、1年で約8kg以上の食品添加物を、現代人は摂取している。添加物の由来や性質、化学構造、あるいは動物実験の結果などから、人体に悪影響をおよぼすと考えられるものは、できるだけ避けるようにすることが賢明だ。

体を壊す10大食品添加物:

  1. 発色剤、・亜硝酸ナトリウム
  2. カラメル色素
  3. 合成甘味料 (アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)
  4. 臭素酸カリウム
  5. 合成着色料・タール色素
  6. 坊カビ剤の「OPP」と「TBZ」、「イマザリル」
  7. 殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
  8. 亜硫酸塩(酸化防止剤)
  9. 安息香酸(合成保存料)
  10. サッカリンNa(合成甘味料)

2 thoughts on “渡辺雄二

  1. shinichi Post author

    体を壊す10大食品添加物

    by 渡辺 雄二

    食品添加物は食べ物を長持ちさせたり、見た目をよくしたり、カロリーを減らすために使われているが、それらは消費者の体を確実に蝕んでいる。とはいえ、添加物を完全に避けるのは不可能。そこで本書では最も危険な10の食品添加物を紹介。明太子おにぎりやコンビニ弁当、カロリーオフ飲料や菓子パン、ノンアルコールビールや栄養ドリンク等々、普段口にする食品には発がん性物質や、肝臓・腎臓に悪い物質がこんなにも使われていた!食を根本から見直すきっかけになる、現代人必読の書。

    ・ 亜硝酸Naが添加されていない明太子やたらこを使っているコンビニがあります。最大手のセブンーイレブンです。

    ・ コンビニのパンを食べたい、あるいは食べざるを得ないという場合は、あんぱんをお薦めします。これには亜硝酸Naは使われていませんし、添加物が少ないほうだからです。

    ・ 本来脂肪もコレステロールも、糖分も塩分もすべて必要なものです。体を維持するのに不可欠なものだからです。それがなぜ悪者扱いされています。しかし、それらが悪いのではなく、とりすぎるのが悪いのです。

    ・ そして今の社会はとりすぎるような状況が作り出されていて、それらに流されている人が多いのです。

    ・ こんな時代には、自己コントロールが必要です。簡単にいうと、食べすぎないようにすることです。

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  2. shinichi Post author

    「体を壊す10大食品添加物」・がんになりたくなければ、これだけは食べるな!

    by ゆったり禅師

    http://yukkuri-sizenni.seesaa.net/article/362367507.html

    食品添加物、合成洗剤、遺伝子組み換え食品に詳しい、フリーの科学ジャーナリストの渡辺雄二氏の著書・・・。”がんになりたくなければ、これだけは食べるな!”と本の帯に書かれている。

    食品添加物は、食べ物を長持ちさせたり、見た目をよくしたり、カロリーを減らすために使われているが、それらは消費者の体を確実に蝕んでいるという。1人平均・1日22g・・・、1年で約8kg以上の食品添加物を、現代人は摂取している。実に、5kgのコメ袋の1.5倍以上だ・・。

    この本ではその中でも、特に危険な食品添加物を取り上げて注意を喚起している。「ただちに影響はない」食品添加物も、何十年にわたって食べ続ければ、臓器を蝕み、免疫力やホルモン分泌に影響を与え、がんの原因になっている・・・。

    添加物には、合成添加物と自然添加物があるが、合成添加物のほうが危険度は高い。自然界に全く存在しない化学合成物質はプラスチックと同じようなもの、それは体内に入っても代謝されない。つまり、消化分解されることがなく、腸から吸収されて血液中に入って、体中をぐるぐるめぐる。

    その結果、肝臓や腎臓などにダメージを与えたり、免疫を低下させる原因となる。ちなみにこれらは、分解されずに全く代謝されないので、エネルギーとはならずゼロカロリーなのだ。人工甘味料などカロリーゼロとうたっているものには、添加物が使われていることが多い。

    <食べてはいけない10大食品添加物>
    1.発色剤、・亜硝酸ナトリウム
    発色剤・亜硝酸ナトリウムは、発がん性物質に変化する。発色剤(亜硝酸ナトリウム)は、食材の色が黒ずむのを防ぐ。明太子、たらこ、数の子などの塩蔵魚卵類に使われている。亜硝酸ナトリウムは、筋肉色素のミオグロビンと反応して”ニトロソアミン”が発生する。ニトロソアミン類は、酸性の条件下で出来やすいので、胃酸が分泌される胃の中で出来やすくなる。また、ハム、ソーセージの鮮度の良さそうな色にも亜硝酸ナトリウムが使用されている。上記の食材を使用した、コンビニのおにぎり、サンドイッチ、弁当なども食べると危険。ただし、亜硝酸ナトリウムを使用していないものもあるので、表示を確認して購入すれば危険を避けられる。

    2.カラメル色素
    食品に褐色を付けるために使われる。清涼飲料、炭酸飲料、菓子類、インスタントラーメン、スープ、しょうゆ、カップ麺、蒸し焼きそば、レトルトカレー、のり佃煮、ソース、プリンなど多くの食品に使われている。表示に、「カラメル色素」「着色料(カラメル)」と書かれている。カラメル色素は、カラメルⅠ~カラメルⅣの4種類がある。このうちカラメルⅢとカラメルⅣには、アンモニウム化合物が原料として含まれていて、それが変化して副産物として、4-メチルイミダゾールという物質ができる。それがガンを起こす原因になる。4-メチルイミダゾールの化学構造は人間の遺伝子(DNA)の塩基に似ており、これらの塩基に異常が起こると細胞が突然変異をおこし、ガン化することがわかっている。カラメルⅠ、カラメルⅡについては、それほど問題はないが、食品表示にはそこまでの詳しい表示がないので、なるべく避けることが無難である。

    3.合成甘味料(3品)
    カロリーオフ飲料に使われている。アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK(カリウム)の3品。これらの最大の特徴は、カロリーが少ないかカロリーゼロであること。そのためダイエット中の女性、肥満や糖尿病を気にしている男性をターゲットに販売されている。「体に良いと思って飲んでいる人も多い」・・。しかし、アスパルテームは、脳腫瘍、白血病の原因と指摘されている。スクラロース、アセスルファムKは、自然界には全く存在しない化学合成物質で、体内に入ると分解されずに異物となって、体中をグルグルめぐる。肝臓、腎臓、にダメージを与え、免疫を低下させる。アスパルテームはアミノ酸のLーフェニルアラニンとアスパラギン酸、劇物のメチルアルコールを結合させたもので、砂糖の180~220倍の甘味。

    スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基を塩素に置き換えたもの。農薬の開発中に発見された。甘さは、砂糖の約600倍。化学構造は悪名高き「有機塩素化合物」の1種で、炭素を含む物質に塩素が結合したもので、これらはほとんど人工的に作られている。農薬のDDTやBHC、カネミ油症事件を起こしたPCB(ポリ塩化ビフェニル)、猛毒ダイオキシンなどは全て、有機塩酸化合物で同じ毒性物質である。

    アセスルファムKは、砂糖の200倍の甘みがある。中国でおきた「粉ミルクメラミン・混入事件」のメラミンとアセスルファムには共通点が多い。自然界には全く存在しない人工的な化学合成物質であること。ドーナツ状の化学構造で、消化酵素で分解されないこと。分子量が小さいため腸からそのまま吸収され、肝臓を通過して体内をグルグル廻って腎臓に達すること。

    ただし、これらの合成甘味料を使っていない清涼飲料もたくさんある。「ポカリスエット」(大塚製薬)、カルピスウォーター(カルピス)、CCレモン(サントリーフーズ)、オロナミンC(大塚製薬)など。原材料名をよく見て、危険な3品の表示飲料や食品は避けたほうが良い。

    4.臭素酸カリウム
    パン生地改良剤として使用されている”臭素酸カリウム”。「この食品には発ガン性物質が添加されているが、ほとんど残留していないので安全です」・・こういわれてその食品を抵抗なく食べられるでしょうか??食品自体にはそのように表示されていないが、コンビニやスーパーで販売されているパンにはこの「臭素酸カリウム」が使われているものがある。袋には、「このパンには品質改善と風味向上のために臭素酸カリウムを使用してあります」・・・、「残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しております」と表示されている・。

    この臭素酸カリウムは、ラットを使った実験で肝臓に腫瘍を、腹膜にガンを発生させることがわかっている。大手製パンメーカーの商品「ランチパック」には、全種類に前記の表示が書かれている。忙しいビジネスマンには便利だが、極めて危険だといえる。他には、食パンの「芳醇」「超芳醇」「レーズン好きのレーズンブレッド」などにも使われている。

    この臭素酸カリウムは、一時消費者団体の激しい反対で使用が禁止された時期があった。1976年旧厚生省が「臭素酸カリウムに変異原性がある」と発表した。変異原性とは、遺伝子を突然変異させたり、染色体を切断するなどの作用を持つことで、正常細胞をガン細胞に変異させる可能性があるということです。1980年パンメーカー(日本パン工業会)は、臭素酸カリウムの使用をやめることを決めた。

    WHO(世界保健機構)のIARC(国際ガン研究機関)は、臭素酸カリウムをグループ2B(人に対して発がん性を示す可能性がかなり高い)に指定した。しかし、当時の厚生省は全面禁止にせず、「最終食品の完成前に分解または除去する」という条件付きで、小麦粉改良剤として使用を認めている。

    長くなりますが、1992年にFAO(国際連合食糧農業機関)とWHOの合同食品添加物専門家会議(JECFA)が、「臭素酸カリウムを小麦粉改良剤として使用するのは不適当」と結論を出した。それにもかかわらず、「最終食品の完成前に分解または除去する」という条件をもとに山崎製パンは使用を継続している(本文・69ページ)。

    しかし、ppm(10億分の1)のさらに1000分の1の単位であるppbの残存料が、正しく検査確認されてるかは、かなりの疑問。全品検査ではないので基準量を超えた臭素酸カリウムが残存する可能性を否定できない・・。特に「山形食パン」は「角形食パン」に比べて、臭素酸カリウムが残存する可能性が高い。

    結局、臭素酸カリウムの添加量、および焼成の温度や時間を間違えれば、0.5ppbを超えて臭素酸カリウムが残存する可能性は、かなり高いと判断しなければならない。私のガンの発症も、長年食パン(臭素酸カリウム)とマーガリン(トランス脂肪酸)を摂り続けたことと無関係ではない・・・・そう感じている。

    5.合成着色料・タール色素
    タール色素は、19世紀の中頃にドイツで開発された。コールタールを原料に作られていたためこの名前がつけられた。その後、コールタールに発癌性があることがわかったため、現在は石油製品から作られている。タール色素は、繊維や合成樹脂の染料として使われてきたが、現在では化粧品(口紅)、石鹸、ボディソープ、シャンプー、消臭剤、多くの食品などに使われている。

    カレーライスに”福神漬”が添えられてくるが、ご飯が真っ赤に染められているのは、合成着色料のタール色素によって作り出されているものだ。屋台の焼きそばなどについてくる”紅しょうが”も同様である。紅しょうがには、タール色素の赤色102号(赤102)が使用されている。

    福神漬には、赤色102号の他、赤色106号(赤106)、黄色4号(黄4)、黄色5号(黄5)などが使われる。その他には、漬け物の他、菓子パン、チョコレート、あめ、ビーンズ、つまみ、清涼飲料などに使われている。

    タール色素の特徴は、いつまでたっても分解されず色落ちしない。自然界に全く存在しない化学合成物質であるため、微生物や紫外線などによって分解されることなく、「異物」となって体中をめぐる。化学構造から発がん性や催奇形成の疑いがある。

    現在使用禁止になっているものは、赤色1号、黄色3号、紫色1号など・・。使用が認められているのは、赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号・105号・106号、黄色4号・5号、青色1号・2号、緑色3号・・。この中でイチゴのカキ氷に使われる赤色2号は、アメリカでは使用禁止になっている。

    漬け物をよく食べる人とほとんど食べない人の疫学調査では、よく食べる人の胃ガンの発生率が高いという報告がある。家で漬けたぬか漬けなどは問題ないが、市販品でタール色素を使用したものを食べ続けると、発ガン性物質が作用して細胞が癌化する。

    市販の紅しょうが、福神漬、柴漬け、たくあんなどを買うときは、食品の添加物表示を確認することが大切だ。また、タール色素はアレルゲンになる。じん麻疹などは、タール色素が体内に入ってアレルゲンとなり抗体が作られ、アレルギー成分が再び侵入するとヒスタミンなどの生理活性物質を放出してアレルギー反応が起きる。

    タール色素は、体にとっては異物であり、代謝分解も出来ないので、摂取しないことが重要だ・・・。アレルギーは体の免疫機能が素早く異物を察知し、警告を発するとともに排除しようとする作用である。じん麻疹などが出たら、すぐ食べるのをやめることである。不自然な色の食品や飲料には、もっと5感を働かせて体を守る姿勢が必要だ・・・。

    6.坊カビ剤の「OPP」と「TBZ」、「イマザリル」
    発癌性があり、本来は禁止されるべきものだが、貿易摩擦が起きていた時期(1977年)にアメリカ政府の圧力で使用が認められている。輸入されたレモン、オレンジ、グレープフルーツなどに使われている坊カビ剤(坊ばい剤)のOPP(オルトフェニルフェノール)。過去に東京都立衛生研究所(現・東京都健康安全研究センター)が行った動物実験で、発癌性が確認されている。

    また同じ坊カビ剤のTBZ(チアベンダゾール)は、同研究所の動物実験で催奇形性が認められている。胎児に先天性障害が起こる危険性がある。レモンやオレンジ、グレープフルーツなどは、船での輸送に数週間かかる。その間に腐ったり、カビが生えることを防ぐために、OPPやTBZが使われている。

    かつて農薬として使用されていたOPPは1955年に殺菌剤としての使用が認められたが、1969年に登録が取り消され、農薬としては使えなくなっていた。動物実験では、83%の高い確率で膀胱ガンが発生した。しかし、厚生省は「国の研究機関で追試を行う」として、禁止せず、結局ガンの発生は認められないとして、使用禁止をしないまま現在に至った。

    これまで輸入のオレンジ、グレープフルーツ、レモンについて数多くの検査が行われた。皮からはppmレベルで、OPPやTBZが検出されている。従って皮を食べるのは危険。スライスして食べたり、皮でマーマレードを作るのはやめるべき。

    さらには、果肉にもppmレベル、あるいはppbレベルで残留していることもわかっているので、やはり食べないに越したことはない。特に妊娠中の女性は食べない方が良い。また、別に1992年に認可された「イマザリル」は、ポストハーベスト(収穫後に使用する農薬)で、毒性の強い化学合成物質。

    この時も、日本の厚生省はアメリカ政府の圧力を恐れてすぐ認可してしまった。従って、急性毒性が強いイマザリルが残留していても、食品衛生法に違反しない事となった。ラットの実験から人間に換算すると、人推定致死量が、20~30gという猛毒の物質が堂々とまかり通っている。

    ちなみに、国内産のレモン、オレンジ、ミカンには、上記の防カビ剤などが使われることは通常ない。現在輸入レモンは1個50~80円、国産レモンは1個120~150円だが、毎日あるいは1日おきに最低1個は、食べている私にとっては、大いに悩むところだ・・・。

    7.殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム
    プールの消毒に使われている化学合成物質の次亜塩素酸ナトリウム、「カビキラー」や「ハイター」の主成分でもある。これが、料理の食材に入っている場合がある。傷みやすい魚などに使われていることがあり、薬っぽい味がする。キスの天ぷらなどで味がおかしいのは、この次亜塩素酸ナトリウムで消毒がされている。

    次亜塩素酸ナトリウムは、最も急性毒性の強い添加物で、ヒト推定致死量は、わずか茶さじ1杯である。魚介類や野菜などに殺菌の目的で使われているが、分解されて食品には残留しないという前提で使われているため、表示が免除されている。

    しかし、実際には食品に残留していることが多い。残留している場合、独特の薬っぽい味や、塩素臭いような、少し酸っぱいような何とも言えない嫌な味がします。スーパーなどでまな板や包丁の消毒に使った次亜塩素酸ナトリウムが、魚や肉類に付着することもある。

    回転寿司店などのネタに使われていることが多く、「プールの消毒薬の臭いがする」ネタは、次亜塩素酸ナトリウムが残留していることが多い。居酒屋、天ぷら店、寿司店、レストランなどで出された料理が、プールの消毒薬のような臭いがしたり、薬っぽい味がしたら食べるのはやめるべきだ。

    コンビニやスーパーで売られているカット野菜や野菜サラダにも使用されている。葉などの付着した細菌を殺して日持ちをよくし、食中毒の発生を防ぐために次亜塩素酸ナトリウムをとかしたプールに浸してからパックに容器に入れられている。洗い方が不十分であれば、残留してしまうのだ。ここでも臭いや味を五感でチェックする習慣が必要である・・・。

    8.亜硫酸塩(酸化防止剤)
    「ワインを飲むと頭痛がする」という人がいます。そういう私も、そうですが・・・。これは、ワインに添加された酸化防止剤の亜硝酸塩が原因です。なぜならそんな人も、無添加ワインを飲むと頭痛を感じることはない。頭痛がする人は、一種の化学物質過敏症と考えられます。

    化学物質過敏症は、微量の化学物質を摂取した場合に起こる症状で、体の「拒否反応」です。人間の体には、自己防衛システムが備わっていて、有害な化学物質を摂取すると、「嘔吐」や「下痢」などで体内から排除する仕組みがある。この感度は人によって差があるので、症状が現れる人とそうでない人がいる。

    市販されているワインには、たいてい「酸化防止剤(亜硫酸塩)」という表示がある。これは、酵母が増えて発酵が進みすぎるのを抑えたり、雑菌を消毒するために添加される・。しかし、亜硫酸塩は毒性が強い。ワインに一番よく使われているのは、「二酸化硫黄」ですが、この気体は「亜硫酸ガス」です。

    ご存知のとおり、火山ガスや工場排煙などに含まれている、極めて毒性が強く危険なものです。ラットの実験では、長期に与えるとビタミンB1の欠乏を引き起こし、成長阻害することが認められています。ワインを飲む場合は、「無添加ワイン」を飲むことが無難です。メルシャンの「おいしい酸化防止剤無添加ワイン(720ml・546円)」などがコンビニで売られています・・・。

    亜硫酸塩は、漂白剤としても使われています。見た目をよくするために使われ、食べ物を漂白します。「甘納豆」、「干し杏」などに使われています。亜硫酸塩は色素に作用して壊すことによって漂白をします。人間の細胞にも強い影響を与えます。摂取すると、胃がシクシク痛むといった症状が引き起こされます。

    その他、漂白目的で「ドライフルーツ」、「かんぴょう」、「れんこん」、「栗」、「あんぽ柿」、酸化防止剤としてコンビニの「ビーフカレーライス」に使われているケースもある。亜硫酸塩が使われていない商品には、セブン&アイプレミアムの「ドライフルーツ・マンゴー」、「甘栗むいちゃいました」(クラシエフーズ)などがある。

    漂白されていない商品は、見た目は少し悪いが安全である。亜硫酸塩は、二酸化硫黄、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸Kなどの種類がある。商品を買う前に添加物表示を確認して、このような添加物名がある商品は、買わないほうが安全だ・・・。

    9.安息香酸(合成保存料)
    元気を出したい時、疲れた時、風邪気味の時などに、栄養ドリンクを飲む方は多い・・。いくつかの栄養ドリンクには、合成保存料の安息香酸Naが使われている。清涼飲料にも同様に使われているケースがある。いずれも、糖分や栄養成分が腐敗するのを防止する目的で使われる。

    安息香酸Naは、細菌、カビ、酵母などの微生物の繁殖を抑える働きがある。水によく溶けるので、水分の多い製品に使われる。ただし、アルカリ性では効力が弱まるので、酸性食品に使われる。ラットを使った実験では強い毒性が確認されている。

    清涼飲料水では、原量1kgあたり0.6g以内が基準で、製品に含まれる最大量は0.06%・・。しかし、毒性が強いので、胃や腸の細胞に作用する可能性がある。さらに、安息香酸Naは、ビタミンCと反応してベンゼンに変化する。ベンゼンは、人間に白血病を起こすことが明らかになっている。

    日本消費者連盟が市販の飲料を調査したところ、ある清涼飲料1Lあたり1.7μgのベンゼンが検出され、添加されていた安息香酸Naが変化したものだった。ある絶倫系飲料からは、同7.4μgが検出された。安息香酸Naとベンゼンは、化学構造が似ており、一度ベンゼンになると安定性がよく壊れない。

    体内に入ると、異物として循環して造血器官である骨髄に悪影響をもたらし、白血病を引き起こすことが考えられる。なお、WHO(世界保健機構)のIARC(国際ガン研究機関)は、ベンゼンをグループ1の発ガン性物質(ヒトに対する発がん性が認められる)に指定している。

    子供がよく飲む清涼飲料に安息香酸Naが使われることは、大きな問題である。ドリンク類を飲む前には、原材料表示をアイド確認することが必要だ・・。

    10.サッカリンNa(合成甘味料)
    サッカリンNaは、1973年4月に発がん性があるという理由で、使用が禁止されたことがある。ベンゼンに二酸化硫黄(So2)が結合し、さらに窒素や酸素、そしてナトリウムが結合したもので、化学構造式からはベンゼンより毒性が強い。

    現在、サッカリンNaが添加された食品は少ない。スーパーで売られている握り寿司に添えられている「生姜の漬物」に添加されているケースがある。また「酢だこ」にも使われる。問題なのは、「歯磨き剤」にも使われていることだ。

    歯磨き剤は、食品のように胃の中に入れるものではないが、水で口をすすいでもサッカリンNaの成分が微量残って、徐々に胃に入って最終的には腸から吸収される。微量であっても毎日、胃の細胞に作用した場合、ガンになる確率は高まる。表示をチェックしてサッカリン入りの「歯磨き剤」は使うべきでない。

    歯垢を取るために歯磨きは、歯磨剤は基本的には不要だ。歯磨き剤は、合成界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤などが含まれ、その刺激で長い時間ブラッシングがしにくい。なんでもそうだが、TVコマーシャルなどの影響で、使わずとも済むものを買ってしまうのが現代生活だ。不要なものを使わずに済ませるのも知恵である。

             ・

    「体を壊す10大添加物」・・、これ以外にも多くの危険な添加物はあると思うが、著者が、特に有害で危険だというものを取り上げている・・。最近わたしは、スーパーに行くと商品を買う前に必ず「原材料表示」「添加物表示」を見るようになった・・・。

    この本に書かれているように「体を壊す10大食品添加物」は、多くの加工商品などに使われている。改めて確認して驚くばかりだ・・。食べても「ただちに影響はない」のかもしれないが、長年食べ続けることはやめたいものだ。使用許可されたものでも、許容基準量が守られているかどうかは、はっきりはわからない。

    健康に影響があるかもしれないものは、できるだけ口に入れないことが大切だと思う。食材や食品はたくさんあって、危険な添加物を使っていないもので代替することは十分に可能だと思う。消費者が、足並みを揃えて行動することが、危険な食材や食品をなくすためには必要なことだと思う。

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