3 thoughts on “金澤翔子

  1. shinichi Post author

    ダウン症の書道家 金沢翔子さん 書の常設展示 地元で反響

    by 小田克也

    東京新聞

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140724/CK2014072402000147.html

     NHKの大河ドラマ「平清盛」(二〇一二年)の題字を手掛けるなど活躍中のダウン症の書道家、金沢翔子(しょうこ)さん(29)=大田区東嶺町=の作品を常時展示するコーナーが、地元の大田区内で初めて区立雪谷文化センター(南雪谷五)に登場し、一カ月が過ぎた。来館者の関心を集めている。

    **

     金沢さんは目黒区に生まれ、二歳から大田区で暮らす。五歳で初めて筆を執った。書道家の母、泰子(やすこ)さんの手ほどきを受け、二十歳の二〇〇五年に初の個展を銀座で開催。純粋でスケールの大きな字が注目され、近年は奈良の東大寺など各地で個展を開いている。スポーツ祭東京(東京国体、一三年)の開会式では「夢」と揮毫(きごう)した。

     普通学級への登校を断られた小学四年のとき、やりきれない気持ちを般若心経を書くことで静めた。泰子さんは「書道を始めたのは苦しく、孤独な時間を埋めるためです。初めから書道家を目指していたわけではないのです」と振り返る。

     初の個展の翌年、文化センターでも個展が開かれた。その後、金沢さんは、センターの太極拳サークルに参加するなど地元の人たちと交流を深め、秋のセンターのお祭りでも席上揮毫を披露した。利用者から「作品を常に展示できないものか」と声が上がり、ことし六月中旬に展示コーナーが新設された。泰子さんは「地元に育てられ、これからも育てていただくので、うれしかった」と喜ぶ。

     展示作は東日本大震災からの復興の願いを込めた「希望光(きぼうのひかり)」(縦百八十五センチ、横七十センチ)と、二十一歳のとき書いた「煌(きらめき)」(縦横百二十五センチ)。多摩地区や神奈川県中部など遠方から鑑賞に訪れる人も多い。「迫力のある字体に圧倒された」といった感想が寄せられている。

     作品は半年おきに入れ替える。金沢さんは十月五日のセンターの祭りで席上揮毫をする予定。問い合わせはセンター=電03(3729)0066=へ。

    Reply

Leave a Reply to shinichi Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *