いとうあき

男性と女性はものの見え方がちがう、ということをご存知ですか?
脳科学者の黒川伊保子さんによると、男性は空間全体にまばらに視線を走らせるのだそうです。このため、目の前にあるものを見逃すのです。冷蔵庫の前で「バターがないない」と騒いでみたり、「エアコンのリモコンはどこだ?」と、台所でご飯の支度をしている奥さんを困らせるのです。そして大抵「目の前にあるでしょ!」と叱られるのです。
一方、女性はものの表面を舐めるように見る癖があるそうです。女性のピンク系の色の違いを見分ける能力は、男性の10数倍と言われています。この能力のおかげで女性たちは、赤ちゃんの顔色の変化を見逃さず、食材の良しあしも上手に見分けられるのです。そんな女性は目の前にあるものを見逃すことは、ほとんどありません。だから男性が「ないない」と騒ぐ意味が分からないのです。
男性脳と女性脳。片方は空間全体を把握して素早く危険を察知したり、獲物までの距離を正確に認識したり、複雑な図面を理解したり、迷路のような地図を難なく読みこなします。もう片方は自分の周囲を密に把握し、もの言わぬ赤ちゃんの健康管理をし、食べ物の腐敗を見分け、他人のウソを見抜きます(笑)
空間全体を一気に把握したがる男性脳は、概念という空間においても同様だそうです。「全体を見通せて、かつ自分が全体のどの位置にいるか」をつかめないと疲弊するのだとか。たとえば、ゴールの見えない女性のおしゃべり(笑)どこへ行くのかわからない話に延々付き合わされると、男性たちの免疫力は落ちていく・・・ また、目的の場所になかなか辿り付かない女性のお買い物。「バッグを買う」と言ったはずの妻が、寝具売り場に寄り、靴売り場にも長居したりして、いったいいつになったらこの買い物は終わるのか・・・? お心当たりのある方はご注意ください。

One thought on “いとうあき

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *