木村明夫

ご存知の方も多いと思うが、マンガでニュースを読めるサイトがある。「マンガで読むニュース 漫画の新聞」がそれだ。
さすがに、ニュースで流れたものをすぐにマンガにして読むことは不可能にしても、わかりにくいニュースを非常に理解しやすく紹介しているのが特長だ。社会・経済はもちろんのこと、スポーツや芸能、家電・IT、エンタメ、レジャーと、カテゴリは多岐に渡っている。
このサイト、ドイツの週刊誌『SPIEGEL』や米国の雑誌『WIRED』からも取材を依頼されるなど、海外からも高く評価された経緯があり、「経産省CoolJapanカンファレンス」では「漫画は新しい言語である」というプレゼンも行なっている。さらに、海外からの取材申込みは紙面の都合上書けないほど多数に及ぶ。
海外から見ればそれだけ「日本=マンガ文化」というイメージが強いことを考えれば、マンガは日本人として胸を張れる文化なのではないかと思う。今、マンガについて偏見を持っている方に今一度、この現実を直視して欲しいと願うのは筆者だけではないはずだ。
ニュースは日々大量に流れ、消費されていく。だが、「漫画の新聞」のように時間をかけて内容をじっくりと掘り下げ、知識として活かさなければ、日々のニュースは「ただの情報」で終わってしまう。明日にはまた新しいニュースが流れ、大切なニュースが忘れ去られていく。それでは意味がないことを、改めて教わったような気がした。

2 thoughts on “木村明夫

  1. shinichi Post author

    (sk)

    「情報が消費されるだけの時代はもう終わった?」というタイトルで、このページに来てしまった私がバカでした。

    Reply

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *