清水美和

shimizu中国が「反日」姿勢を鮮明にしたのは、たかだか十数年、江沢民が実権を握ってからに過ぎない―。一九七二年の国交回復以来、親愛と憎悪の間を大きく揺れ動いてきた日本と中国の関係を、歴史の遠近法で検証してみると、なぜ中国側が首相の靖国参拝を問題とし、繰り返し「歴史問題」を取り上げて謝罪を要求するのかが明確になる。全土を覆うかにみえる「反日」は、中国側が仕掛けた戦略なのだ。

中国は、反日感情を、いたずれにあおり立てることは避け、全土でうたうように「日本軍国主義有罪、日本人民没有罪」とキャンペーンを展開した。
私自身、七〇年代の南京で「南京大虐殺犠牲者の慰霊碑を訪れたい」と何度要望しても、南京市側から「もう過去のことだから」と認められなかった体験を持っている。

2 thoughts on “清水美和

  1. shinichi Post author

    (sk)

    中国政府、中国の指導者、共産党幹部のようなスペシフィックな書き方のできる人が、なぜか「中国」という抽象的な言葉を使って論理を展開していく。

    「中国」は、時に中国の指導者個人のことであり、時に中国政府の公式見解であり、そして時には共産党幹部の意見だったり、マスメディアの論調だったりする。

    私の知り合いの中国人の中に、清水美和の「中国は」に賛成する人は、ひとりもいない。

    清水美和が「日本は」というとき、それはただたた政府の見解のことであり、日本人の総意とは程遠いのと同じ。

    「中国は」という言い方のあやふやさ、そしてそのまやかしに、もっと目を向けてもいいように思う。

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