「影響を与える」といういい方をするとき、その人が視点を置いているのは「中心」の側であろう。しかし、そうではなく、発想を逆転させて「周縁」の側に視点を置き、「中心」の側にあったものを「選択し、摂取する」といい換えることによって、おそらく、世界の見え方はまったく違ってくるに違いない。
「影響を与える」といういい方をするとき、その人が視点を置いているのは「中心」の側であろう。しかし、そうではなく、発想を逆転させて「周縁」の側に視点を置き、「中心」の側にあったものを「選択し、摂取する」といい換えることによって、おそらく、世界の見え方はまったく違ってくるに違いない。
『千野香織著作集』
千野香織著作集編集委員会編
(2010)
南北朝・室町時代の絵巻物―新しい光のなかで
中国絵画の価値観からの解放
「中心」と「周縁」
千野香織
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