残念ながら私は天才ではないので　いわば器用貧乏タイプだと自分では思っているので　その器用貧乏の貧乏の部分を　貧しい部分を埋めるための作業が　お稽古事であったりとか　ちょっと旅に出てその現地を覗いてくるとか　（器用だとは思ってるってことですか？）　私はそれがコンプレックスかもしれないですね　（できちゃうってこと？）　あの　できちゃうというか　本当に表面だけ　あるいは初動だけはそれなりにできてしまうので　うーん　できちゃうというか　本当になんでしょうね　本当に表面だけなんです　そのできちゃうのが　そこに深みがないんですよね　自分で思うのは　何一つ自分で成し得ていない気がするんですね　足りないなあと思いますし　うーん　

なんで続けてるんでしょうね　普通に考えたらおかしいですよね　人前でね　大声出したりね　笑ったりね　わめいたり　泣き叫んだりって　普通の大人はしないことですよね　それを我々　人前でして　いわば嘘を生業としてるんですけども　でもなんかその嘘のなかに　どれだけ真実を込められるか　その嘘をどれだけ真実に見せられるか　そこに賭けています