上田良就

疎痩横斜
太い枝がまばらにある。

肌がごつごつしている。

幹や枝が斜めになっている。

そういう老木の姿は古来 疎痩横斜 という言葉で表わされ、尊ばれてきた。

2 thoughts on “上田良就

  1. shinichi Post author

    NHK 鑑賞マニュアル 美の壺
    file203「梅」
    http://www.nhk.or.jp/tsubo/program/file203.html

    弐のツボ 枝ぶりがつくる老成の美

    室町時代の絵師・狩野永徳の「四季花鳥図襖」の春の場面の主人公は梅の老木です。のたうつようにくねる、太い幹。ピンと伸びる枝は何度も「く」の字に折れ曲がり、複雑なシルエットを生み出しています。老木の威厳ある姿は花のかれんさと相まって尊ばれてきました。

    園芸研究家の上田良就さん。
    上田 「太い枝がまばらにある。肌がごつごつしている。幹や枝が斜めになっている。そういう老木の姿は古来 『疎痩横斜(そそうおうしゃ)』 という言葉で表わされ、尊ばれてきた。長寿への憧れを梅に託しているということじゃないですかね」

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