三橋貴明

日本経済は成熟したから、もう成長しない…と著名な経済学者やエコノミストは言っていますが、それは本当でしょうか?日本の経済力は既に、中国とは「2倍」、アメリカとは「4倍」、そして、ヨーロッパとは「5倍」もの埋めがたい格差がついてしまったのです。成熟したから…というのは、現実を直視しない便利な言い訳に聞こえてくるはずです。アメリカを抜くとまで言われた経済大国の日本のGDPは、アメリカの四分の一、中国の二分の一という体たらく。これが現実です。

One thought on “三橋貴明

  1. shinichi Post author

    日本が国債破綻しない24の理由

    by 三橋貴明

    http://www.keieikagakupub.com/38DEBT/adw/pc/gdp_quiz.php?ts=adw_img_d&gclid=CLeh2aGW9M4CFYYV0wodQN4B1Q

    さらに、全世界GDPに占める日本のGDPは、かつて18%(1998年時点)あったのが、2014年にはおよそ三分の一の5.9%にまで縮小してしまっています。日本の名目GDPがピークを付けたのは、何と20年近くも前の1990年代後半なのです。

    そして、同じく1990年代後半、マスコミが大々的に展開したのが「国の借金で破綻する」キャンペーンでした。例えば・・・

    国の借金が1049兆円を超えた
    一人当たり826万円
    次世代にツケを払わせるのか
    このままだと日本は破綻する

    きっとあなたはこんなニュースを見たことがあるはずです。さらに、国の信認低下によって国債が暴落し、国債金利は急騰、そして円は暴落し、実体経済は大混乱に陥る、というような話も聞いたことがあるでしょう。

    実際には、国債の長期金利は2012年から1%を割り込み、0%代前半で底ばいを続け、ついにマイナス金利へと至りました。円暴落の予兆もなく、リーマンショックや東日本大震災、英国EU離脱など、大きな出来事によって為替市場が混乱している時、日本円はむしろ安全通貨として買われています。

    マスコミはこうした事実から目をそらし、今でも「国の借金で破綻する」キャンペーンを続けています。一人の日本国民として、あなたは罪悪感と不安感を植え付けられてきました。そうしているうちに、痛みに耐える消費税増税が推し進められ、国民は豊かにはならず、不景気のムードが漂い続けています。本当に増税は必要だったのか? 日本が世界各国の経済成長ペースから取り残された時期と、「国の借金で破綻する」キャンペーンの時期が同じなのは偶然なのか? そもそも「国の借金」とは何なのか?

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