平田オリザ

無駄のない社会は病んだ社会である。すなわち、芸術家のいない社会は病んだ社会だ。かつては村落共同体に芸術家が偏在したが、共同体の崩壊とともに芸術家の存在も消え失せた。だから、日本は病んだ社会だらけということになる。多様性、重層性のある社会は民主主義の根幹である。それを保証するためには、どうしても芸術家の存在が地域社会のなかで必要なのだ。

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