午堂登紀雄

私たちは、親や学校の先生から、「まじめに働くことが大事だ」と教わって生きてきました。もちろん、人生のある一定の時期はそういう姿勢が必要な場合もあります。私もそう信じています。
しかしこれからの時代、何も考えずに、ただ「まじめに働く」という姿勢では、誰かがつくったシステムに取り込まれて利用され続けるということを意味します。たとえば正社員は、政府の徴税システムにがっつりと組み込まれ、容赦なく天引きされてしまいます。将来は天引きだけで収入の半分くらいに達しそうな勢いです。事業家とは異なり、そこにコントロールの余地はほとんどありません。
それでも、充実した仕事と、ある程度の収入に恵まれれば問題ないでしょう。
しかしサラリーマンは、会社や上司から仕事が与えられて、それをこなすよう要求されます。この商品をいくつ売れ、この作業を今日中に終わらせろ、来週の会議の資料を作れ……。会社がつくった目標に合わせて自分の目標も設定させられ、それを達成し、給料やボーナスをもらう。もちろん会社員である以上、多少はやむを得ないことです。しかし、そこに自分の戦略を組み込まない働き方は、「使いやすい労働力」として、利用されるだけの人になってしまうかもしれません。
いまの時代、まじめに働かなくても稼げます。実際、最近の20代、30代の若手起業家と話をすると、「自分が労働システムに組み込まれるのは無能の証し」という価値観があるようです。

2 thoughts on “午堂登紀雄

  1. shinichi Post author

    一生懸命まじめに働いても貧乏になる不思議

    これからの時代、何も考えずに、ただ「まじめに働く」という姿勢では、誰かがつくったシステムに取り込まれて利用され続けるということを意味します。どうしてなのでしょうか?

    by 午堂 登紀雄

    https://allabout.co.jp/gm/gc/439578/

    私たちは、親や学校の先生から、「まじめに働くことが大事だ」と教わって生きてきました。もちろん、人生のある一定の時期はそういう姿勢が必要な場合もあります。私もそう信じています。

    しかしこれからの時代、何も考えずに、ただ「まじめに働く」という姿勢では、誰かがつくったシステムに取り込まれて利用され続けるということを意味します。たとえば正社員は、政府の徴税システムにがっつりと組み込まれ、容赦なく天引きされてしまいます。将来は天引きだけで収入の半分くらいに達しそうな勢いです。事業家とは異なり、そこにコントロールの余地はほとんどありません。

    それでも、充実した仕事と、ある程度の収入に恵まれれば問題ないでしょう。

    しかし、ただまじめなだけのサラリーマンは、会社や上司から仕事が与えられて、それをこなすよう要求されます。この商品をいくつ売れ、この作業を今日中に終わらせろ、来週の会議の資料を作れ……。会社がつくった目標に合わせて自分の目標も設定させられ、それを達成し、給料やボーナスをもらう。もちろん会社員である以上、多少はやむを得ないことです。しかし、そこに自分の戦略を組み込まない働き方は、「使いやすい労働力」として、利用されるだけの人になってしまうかもしれません。

    遊びながらお金を稼ぐ方法を考える

    いまの時代、まじめでなくても、遊びながら稼ぐ方法もあります。実際、最近の20代、30代の若手起業家と話をすると、「自分が労働システムに組み込まれるのは無能の証し」という価値観があるようです。

    たとえば投資で言うところの不動産投資はその典型例で、しっかりとした管理会社に任せておけば、ほとんど自動で家賃収入が得られます。通販をしている人に向けて、梱包・発送作業を代行するサービスがあります。すると自分はそうした作業からは開放され、商品の企画や宣伝に専念できます。

    また、技術は進化し、Paypalを使えばクレジットカードで月額課金できるので、個人でも会員ビジネスを作ることができます。素人でも電子書籍やスマートフォンアプリをタダで作り、販売することができるようになっています。自分の趣味を動画にして、You Tube広告で稼いでいる人もいます。

    これらは10年前には考えられなかったことです。
    そしてこれらのことは、ちょっと興味を持ち、検索してみれば、誰でも知ることができるものばかりです。

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  2. shinichi Post author

    「時給や月給で働く人」が貧困化する理由

    世の中で何事かを成したいと思うなら、私は時給で給与をもらう仕事から真っ先に足を洗ったほうがよいと考えています。時給制の問題点は、あなたの仕事のクオリティや成果にあまり関係なく、賃金が支払われるということです。

    by 午堂 登紀雄

    https://allabout.co.jp/gm/gc/391098/

    どうやったら価値を生み出せるかを考えることが「仕事」

    時給で単純労働をしてくれる人がいるからこそ、世の中の便利なサービスが受けられることも事実です。しかし、世の中に何事かを成したいと思うなら、時給でお金がもらえるラクな仕事から真っ先に足を洗ったほうがよいと私は考えています。

    時給制の問題点は、あなたの仕事のクオリティや成果にあまり関係なく、賃金が支払われるということです。

    多少の差はあるにしろ、少しくらいサボったとしても、たとえばコンビニで5時間働けば、5時間分の賃金が支払われます。忙しい店でも、ヒマな店でも、時給800円と決まっていれば、5時間で4,000円が支払われます。これでは、どうやったら価値を出せるかを考え、一生懸命働くことがバカバカしくなります。

    とりあえずその時間が過ぎればお金がもらえるのですから、どうせならラクな方がいいに決まっています。 極端な話、何もしなくても(とりあえず出社して仕事をするフリをしているだけで)お金がもらえるとなれば、誰でもヌルくなるでしょう。そうすれば、与えられた仕事をきちんとやる人なら、時給がより安い人にスイッチされます。雇う側からすれば当然です。

    すると、日本語を話せてまじめに働く低賃金のアジア人の方が経営にとってはプラスです。あえて日本人を雇う必然性はありませんから、日本人の働く場がアジア人に駆逐されていきます。その人件費すら非効率となれば、機械を導入して自動化します。そして人は不要になります。

    労働時間に関係なく成果でお金がもらえる人になろう

    しかし、クリエイター、自営業者や起業家は、いくら長時間働いても、それが売れなければ収入はゼロです。逆に、一日1時間しか働かなくても、売れれば収入は天井知らずです。つまり、目に見える労働時間には関係なく、より付加価値のあるアウトプットを出せたか、人の役に立てたかどうかが問われます。これは恐怖であると同時に、醍醐味でもあります。

    そして、この厳しさは、個人を鍛えてくれます。「何が売れるか?」「どうすれば売れるか?」という工夫と発想を、つねに問い続ける習慣ができます。すると、残業とか、休日出勤とか、有休などはどうでもよく、自分が出すべき価値にフォーカスできるようになります。

    月給の良いところは、日々の労働時間や生活のことを気にせず、じっくり仕事に取り組めることです。さらに年俸制なら、残業という概念からも解放されます。しかし反面、「しがみついていれば、とりあえず25日には給料が振り込まれる」という甘えにもつながりやすいのです。「時間でお金をもらう」という働き方からは一日も早く足を洗い、「自分が働いた成果でお金をもらう」という働き方にシフトしなければなりません。

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