2 thoughts on “李寧煕

  1. shinichi Post author

    もう一つの万葉集

    by 李 寧煕

    万葉集が編まれてより約一二〇〇年の長きにわたり、誰にも読めず解くことのできなかった問題歌が韓国語でみごとに読み解かれた!

    やはり万葉集は韓国語だった。難訓未詳謎の万葉歌を完全解読。一千余年の眠りから、ついに目をさまし、まったく異相の万葉歌が浮かび上がった。今こそ文学史が書き改められる時…。


    「すべてが古代韓国語で読み解ける」というスタンスでなく、「古代韓国語で読み解ける歌もあり、古代日本語で読み解ける歌もある」というスタンスで書かれたら、もっと大きな支持が得られただろうに。そう思うと、なんだか残念だ。

    万葉仮名が出てきて日本語が大きく変わり、吏読と同じような工夫をし、借訓により新しい日本語へと歩み始めた時代。その頃の万葉歌のなかに、古代韓国語で詠まれた歌と古代日本語で詠まれた歌が混じっていても、なんの不思議もない。0か1か、白か黒かである必要はまったくない。

    今だってカタカナがいっぱい入った日本語を話す人がいるように、古代韓国語のたくさん入った日本語を話す人は多かったに違いない。もっとみんな、柔軟になれないものだろうか。

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