深澤直人

俳句は、いいものがあって詠むわけではなくて、特別ではない、ふつうの領域が、妙にアーティスティックに高まるということがすごい。きっとデザインと同じように、何らかのことを入力したり考えたりしていたことが、ある瞬間に、ふっとひとつの調和した線みたいなものが見えたときに、ポンとでるのかなあ。デザインと俳句はすごく似ているんじゃないかと思います。

2 thoughts on “深澤直人

  1. shinichi Post author

    デザインというものがなくても、人間は既に、環境にあるすべてのものをその状況に応じて価値に変換している。壁は空間を仕切るものであるが、からだを寄りかけるという価値も提供している。「壁とは何ですか」と訊いて、「誰かとしゃべりながらからだを寄りかけるものです」と答える人はいないように、思考の概念と、からだがものと関わっている事実とは異なるのである。

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