One thought on “髙山善文

  1. shinichi Post author

    介護保険の対象者とその人数

    【出典】平成26年度介護保険事業状況報告年報(厚労省)

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    介護ビジネスへの新規参入がことごとく失敗する理由

    by 髙山善文

    https://diamond.jp/articles/-/106534?page=2

    介護ビジネスは「成長が見込める市場」?
    失敗、撤退するケースも多い
     我が国において高齢者介護事業は数少ない「成長が見込める市場」と言われている。2000年度に始まった介護保険の総費用は3.6兆円だったが、2016年度には10.4兆円に伸びている。そして、2025年度には約21兆円まで膨らむ見通しだ。また、総務省が本年9月15日に発表した65歳以上の高齢者人口は3461万人となり、総人口1億2695万人に占める割合は27.3%となり過去最高となった。

     高齢者の数だけ見れば市場は拡大している。

     65才以上の高齢者人口は増加しているが、これはあくまで元気な高齢者も入れての数であり、介護ビジネスの対象者である要介護認定者に限ってみると、高齢者の約18%程度に過ぎない。そして高齢者問題は都市問題ともいわれ、都市部に偏在していることも事実だ。

    介護ビジネスの対象者となる要介護高齢者が増加していることから、介護ビジネスに参入すれば成功するというイメージがわくのは当然であろう。しかしながら、実際は失敗して、撤退するケースが多いのが現状だ。

     東京商工リサーチが発表した「老人福祉・介護事業」の倒産状況(2016年1-9月)によると、倒産の原因別では、順に、「販売不振」、「事業上の失敗」、「設備投資過大」という。「販売不振」は、利用者の獲得ができなかったことが要因として大きい。

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