André Maurois

À la naissance de l’amour, les amants parlent de l’avenir ; à son déclin, ils parlent du passé.

4 thoughts on “André Maurois

  1. shinichi Post author

    La conversation

    par André Maurois

    (1964)

    **

    会話

    アンドレ・マウロワ

    (1964年)

    愛がはぐくまれる時には愛する人たちは未来を語り、愛が衰えていく時に彼らは過去のことを語る。

    Reply
  2. shinichi Post author

    Pour un couple vraiment uni, la perte de la jeunesse n’est plus un malheur : la douceur de vieillir ensemble fait oublier la peine de vieillir.
    André Maurois ; Sentiments et coutumes (1934)
    本当に結婚したカップルのために、若者の喪失はもはや不幸ではありません。古いものを育てることの優しさは、あなたが年をとることを忘れることになります。
    アンドレ・マウロワ;感情と習慣(1934)

    Le vrai mal de la vieillesse n’est pas l’affaiblissement du corps, c’est l’indifférence de l’âme.
    André Maurois ; Un art de vivre (1939)
    老人の本当の病気は体の弱体化ではなく、魂の無関心です。
    アンドレ・マウロワ;生きる芸術(1939年)

    La vieillesse, c’est, plus encore que les cheveux blancs et les rides, ce sentiment qu’il est trop tard, que la partie est jouée, que la scène appartient désormais à une autre génération.
    André Maurois ; Un art de vivre (1939)
    老齢は、白い髪としわ、それが遅すぎるという感覚、ゲームが行われたこと、場面が別の世代に属するという感覚です。
    アンドレ・マウロワ;生きる芸術(1939年)

    Vivre un bel amour, une amitié confiante, cela est possible, mais assez rare.
    André Maurois ; Ce que je crois (1951)
    美しい愛、信頼できる友情を生きるためには可能ですが、まれです。
    アンドレ・マウロワ;私が信じていること(1951年)

    Être exigeant, c’est montrer de l’intérêt.
    André Maurois ; Les lettres à l’inconnue (1956)
    こだわるとは興味を示すことです。
    アンドレ・マウロワ;未知の人への手紙(1956)

    Le bonheur que l’on attend est plus beau que celui dont on jouit.
    André Maurois ; Les roses de septembre (1956)
    私たちが期待する幸福は、私たちが楽しむものよりも美しいです。
    アンドレ・マウロワ; 9月のバラ(1956)

    Le mariage n’est pas un accouplement, c’est un établissement.
    André Maurois ; Terre promise (1946)
    結婚は交配ではなく、結婚です。
    アンドレ・マウロワ;約束の土地(1946年)

    La nature nous a dotés d’un appétit, il faut tâcher de jeûner le moins possible.
    André Maurois ; Prométhée ou la vie de Balzac (1965)
    自然は私たちに食欲を与えているので、できるだけ早くしようとする必要があります。
    アンドレ・マウロワ;プロメテウスやバルザックの生涯(1965)

    Le scepticisme étendu au mariage est une forme d’esprit que goûtent peu les vierges.
    André Maurois ; Ariel ou la vie de Shelley (1923)
    結婚に至るまでの懐疑論は、少女たちが味わう心の一形態です。
    アンドレ・マウロワ;アリエルやシェリーの人生(1923年)

    Dans l’absence, l’amour cristallise, la haine s’endort.
    André Maurois ; Nouveaux discours du Docteur O’Grady (1947)
    不在の時には、愛が結晶化し、憎しみは眠りに落ちる。
    アンドレ・マウロワ; O’Grady博士による新たな演説(1947年)

    Il n’est pas facile d’être heureux avec celui ou celle qu’on aime.
    André Maurois ; Alain, étude et biographie (1950)
    あなたが愛しているものに満足するのは簡単ではありません。
    アンドレ・マウロワ;アラン、研究と伝記(1950)

    L’amour suppose l’oubli de soi-même, et la recherche du bonheur de l’autre.
    André Maurois ; Ariel ou la vie de Shelley (1923)
    愛は自分自身の忘れ去りと他の人の幸福を求めています。
    アンドレ・マウロワ;アリエルやシェリーの人生(1923年)

    Si belle qu’ait été une vie, il y a toujours un immense écart entre l’existence qu’avait rêvée l’adolescent et celle qu’a connue l’homme.
    André Maurois ; Les lettres à l’inconnue (1956)
    人生と同じくらい美しいものとして、ティーンエイジャーが夢見ていたものと経験したものとの間にはまだ大きなギャップがあります。
    アンドレ・マウロワ;未知の人への手紙(1956)

    Dans une discussion, le difficile, ce n’est pas de défendre son opinion, c’est de la connaître.
    André Maurois ; De la conversation (1964)
    議論では、困難なことは、自分の意見を守ることではなく、それを知ることです。
    アンドレ・マウロワ;会話から(1964)

    Le bonheur n’est jamais immobile, le bonheur c’est le répit dans l’inquiétude.
    André Maurois ; Climats (1936)
    幸福は決して不動ではなく、幸福は心配の安息です。
    アンドレ・マウロワ;気候(1936年)

    L’amour crée, comme par magie, les souvenirs d’un passé merveilleux, qui ne fut point.
    André Maurois ; Roses de septembre (1956)
    愛は、まるで魔法のように、素晴らしい過去の思い出を作り出します。
    アンドレ・マウロワ; 9月のバラ(1956年)

    Écouter, sans protester, un tiers dire du mal d’un ami, c’est déjà trahir.
    André Maurois ; Ce que je crois (1951)
    耳を傾けるために、抗議なしに、友人の病気を話す第三者が既に裏切られています。
    アンドレ・マウロワ;私が信じていること(1951年)

    À la naissance de l’amour, les amants parlent de l’avenir ; à son déclin, ils parlent du passé.
    André Maurois ; La conversation (1964)
    愛がはぐくまれる時には愛する人たちは未来を語り、愛が衰えていく時に彼らは過去のことを語る。
    アンドレ・マウロワ;会話(1964年)

    Quand le premier amour devient le seul amour, c’est une belle vie.
    André Maurois ; Les lettres à l’inconnue (1956)
    最初の愛が唯一の愛になるとき、それは美しい人生です。
    アンドレ・マウロワ;未知の人への手紙(1956)

    On n’aime pas une femme pour ce qu’elle dit ; on aime ce qu’elle dit parce qu’on l’aime.
    André Maurois ; La conversation (1964)
    私たちは彼女が言うことのために女性が好きではありません。私たちは彼女を愛しているので、彼女の言うことが好きです。
    アンドレ・マウロワ;会話(1964年)

    On se fatigue de tout, même d’être aimé.
    André Maurois ; Les lettres à l’inconnue (1956)
    我々はすべてに疲れて、愛されることさえある。
    アンドレ・マウロワ;未知の人への手紙(1956)

    Tout l’art du mariage est de savoir passer de l’amour à l’amitié, sans pour cela sacrifier l’amour.
    André Maurois ; Les lettres à l’inconnue (1956)
    結婚のすべての芸術は、愛を犠牲にすることなく、愛から友情への道を知っています。
    アンドレ・マウロワ;未知の人への手紙(1956)

    Les femmes sont comme les chevaux, il faut leur parler avant de leur passer la bride.
    André Maurois ; Innocents les mains pleines (1956)
    女性は馬のようなものです、あなたは彼らにブライドルを与える前に彼らと話をしなければなりません。
    アンドレ・マウロワ;無実の手がいっぱい(1956)

    Il y a dans tous les succès humains une part mal définie de bonheur.
    André Maurois ; Lyautey (1937)
    すべての人間の成功には、幸福の不確定な部分があります。
    アンドレ・マウロワ; Lyautey(1937)

    Le bonheur est une fleur qu’il ne faut pas cueillir.
    André Maurois ; Mémoires (1970)
    幸せは摘ますべきではない花です。
    アンドレ・マウロワ;回顧録(1970年)

    Reply
  3. shinichi Post author

    絵画が視覚を、音楽が聴覚を魅するように、料理は味覚を虜にする

    最も深い革命は精神的なものである。精神的革命は人間を変革し、今度はその人間が世界を変革する

    家庭は集団的エゴイズムである。単に愛情のみならず、防衛であり、外部に対する同盟であるようなエゴイズムに堕落する

    学者とは、その観察と経験から、現象相互の一定の関係について、いろいろな仮定を引き出す人のことである

    仕事は退屈と悪事と貧乏とを遠ざける

    あらゆる変化をこらした酒池肉林からも、生まれてくる感情上の生物は常に同一である。すなわち屈辱と下卑と陰鬱な感情である

    意志も、人間が行動する瞬間からしか、なすすべを知らない。それは航行の場合でよく分かる通りである。動かないでいる船は操縦できない。一つの動きによって操縦可能な力が生じて、初めて舵もきくようになる

    伝記は断じて小説化になってはならないが、つねに小説的であるべきだ

    夫婦間の会話は、外科手術のように慎重に取りかからなければなりません。ある種の夫婦は正直なあまり、健康な愛情にまで手術を施し、そのために死んでしまうようなことになるのです

    幸福な結婚とは、婚約してから死ぬまで全く退屈しない長い会話のようなものである

    世渡りのためには、誰も武装しているし、またそれが必要なのだが、固く結ばれた夫婦の間では鎖で身を固めることを要しない

    団体の仕事に従事する者や、ボスとなる人に仕える者は、虚栄心を持ってはいけない。その人自身の意志が強すぎて、自分の計画がボスの計画とぶつかると、ボスの命令を自分の好む方法へ曲解しようとするからである

    人生にとって健康は目的ではない。病気はわれわれの欲望に、我々の不安に、はっきりした限界をもうけるのだから

    女性の友情は、恋愛が僅かの役目を果たしていない社会では容易である

    望みどおりの幸福を得られなかった過去を否定して、自分のために、それを変えていこうという希望こそ、蘇生した人間のもつ魅力なのである

    人間は恋愛においては、小さな忠実よりも大きな不謹慎の方が許しやすいものだ

    友情の価値である重厚な信頼は、恋情の場合では、自分の愛する者を失うまいとする絶え間ない危機感によって置換される

    洒落っ気があるだけでは十分ではない。持ちすぎないようにするのが肝心だ

    恋愛というものは、振幅が大きくて、情熱の波に弄ばれます。友情は静かで安定した流れを辿ります

    恋する男からみれば、プレゼントは自分の力を確実にする一つの手段である

    人生は短い。たとえ、それを長いと思って過ごしている人たちにとっても

    老いることは、忙しい者には身に付ける暇のない悪い習慣だ

    最初の教育の目的はとりわけ「学ぶすべを学ぶこと」であろう。生涯の残りは、応用しながらも学ぶことに過ごされるべきであろう

    恋する男は、自分の愛する女性と一緒に見た国や光景に関して、並はずれた追憶を残している

    何をおいても決して恐れてはいけない。あなたを退却させようとしている敵はまさにその瞬間、あなたを恐れている

    経験が唯一教えてくれることは、経験は何も教えてくれないということだ

    物分りの良い夫は、決して腹を立てることがない。暴風雨の真っただ中にいる船乗りと同じように、こういう夫は帆綱をゆるめるのである。様子を見ている。いずれそのうちに凪が来るだろうと思う

    欲情は二つの皮膚の偶然の接触から生まれる

    老年は男女間の友情に最も適した年代である。というのは、彼らはその年代になると、男や女であることをやめてしまうからである

    忘却なくして幸福はあり得ない

    仕事は退屈と悪事と貧乏とを遠ざける

    最も深い革命は精神的なものである。精神的革命は人間を変革し、こんどはその人間が世界を変革する

    統率者の命令は、明確で正確でなければならない。命令はすべて誤解されやすく、曖昧な命令は理解されない

    小さな事にこだわるには、人生はあまりにも短すぎる

    家庭とは、人がありのままの自分を、示すことができる場所である

    生きる技術とは、一つの攻撃目標を選び、そこに全力を集中することである

    夫婦というものは、夫婦を構成する二人のうち、より低いほうの水準に合わせて暮らすものである

    レストランで食事を一緒にしている夫婦たちの様子を見たまえ。彼らが押し黙っている時間の長さが、夫婦生活の長さに比例しがちである

    幸福な結婚とは、婚約してから死ぬまで全く退屈しない長い会話のようなものである

    真に結ばれた夫婦にとっては、若さの喪失ももはや不幸ではない。ともに年老いることの楽しさが年老いることの辛さを忘れさせてくれる

    幸福な結婚においては、恋愛の上にいつか美しい友情が接木されます。この友情は心と肉体と頭脳に同時に結びついているだけにいっそう堅固なのであります

    本当に男らしい男とは、傍らに女がいる場合にだけ存在する

    女は自分の色恋沙汰が世間の口に上らないことを望む。しかし自分が愛されているということをみんなに知られたいと望む

    もっとも驚くべき記憶力は恋する女の記憶力である

    結婚に成功する最も肝要な条件は、婚約時代に永遠のつながりを結びたいという意思が真剣であることだ

    初恋は、男の一生を左右する

    全ての偉大な恋愛のうちには母性愛がある。真の女らしい女たちが男の力を愛するのは、男の弱さを知っているからである

    愛されていることの確信は、内気な人をも自然な状態にすることによって、その人に多くの魅力を与える

    一つの眼差し、一度の握手、幾分、脈のありそうな返事などによってたちまち元気付くのが恋をしている男女なのだ

    恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。愛の技術が介入するのはその後のことである

    Reply
  4. shinichi Post author

    (sk)

    「Être exigeant, c’est montrer de l’intérêt」をなんと訳したらいいのか、わからない。

    「こだわるとは、興味を示すこと」では、なんのことだかわからないし。

    2つの違う文化の2つの違う言葉。壁は厚い。

    Reply

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