きれい好きの人は、「気がついたときに」掃除ができます。でも、ズボラな人は、「決めごと」をしないと「キレイ」をキープできないのです。さらにどんなに「決めごと」をしても、それを「意志」や「やる気」で続けようとしても無理!唯一の方法が、暮らしの中で無意識に続けられる「流れ」に組み込むこと。それが、自分にとって自然な流れであれば、「できない」が「できる」にくるりとひっくり返ります。私にとって、家事の楽しさは、くるりと回ってずぼらを抜け出し変身する快感を味わうことなのかもしれないなぁと思います。
きれい好きの人は、「気がついたときに」掃除ができます。でも、ズボラな人は、「決めごと」をしないと「キレイ」をキープできないのです。さらにどんなに「決めごと」をしても、それを「意志」や「やる気」で続けようとしても無理!唯一の方法が、暮らしの中で無意識に続けられる「流れ」に組み込むこと。それが、自分にとって自然な流れであれば、「できない」が「できる」にくるりとひっくり返ります。私にとって、家事の楽しさは、くるりと回ってずぼらを抜け出し変身する快感を味わうことなのかもしれないなぁと思います。
丁寧に暮らしている暇はないけれど 時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵
by 一田憲子
忙しい毎日を送る生活者に贈る
あたらしい暮らしのヒント集!
『暮らしのおへそ』(主婦と生活社)を立ち上げ、12年にわたり取材、執筆をしてきた編集ディレクター・一田憲子(いちだのりこ)さん。
これまでに、数多くの暮らしの達人たちを取材してきました。
そんな一田さんご自身の暮らしも、知恵とアイデアにあふれています。
築50年ながら、いつ訪れてもすがすがしい空気が流れ、とても居心地がいい部屋。
適度に片づき、適度にモノがあり、わが家のようにほっとできる。
そして、パパッと出てくる、おいしいごはんや手作りのおやつ。
――そんな一田家のファンになってしまう人が、後を絶ちません。
でも、当の一田さんは、ご自身のことを、「生まれながらの大ざっぱ人間で、面倒くさがり」と言います。そして、常に仕事の締め切りを抱えて全国を取材で飛び回る毎日の中、家事に使える時間は限られています。
いったい一田さんは、どんなふうにして日々の暮らしをまわしているのでしょうか?
その秘密は、取材先で教わったアイデアや、人とのやり取りで知ったモノ・コトを、家に持ち帰り、実際に試し、毎日の中に落とし込む。その連続の中にありました。
本書では、一田さんが実践してみて本当に役立ち、忙しい中でも続けてこられている習慣と知恵をご紹介します。
時間がなくたって、工夫次第で、毎日はずっと快適になるし、楽しめる。
そんな暮らしのヒントを、美しい写真とともにお届けします。
◎目次より
ゴミ箱の中を拭く
一発逆転ホームランの魔法のフタ
すべてを「なかったこと」にできる消毒用エタノール
汚れない冷蔵庫にする
洗濯のマイルール
洋服はたたまない
バッグの中身の置き場所を作る
書類整理は先入れ先出しで
大根の煮物を夕飯の主役に抜擢する
肉や魚は冷凍しない
忙しい日ほど揚げ物を
フルーツコンポートを煮る
毎日持てるバッグを選ぶ
ワンピースがあれば安心
古屋暮らしのいいところ
気分に耳を傾ける
おやつの時間
50歳からの家計管理
手みやげリストを作っておく
復活Dayを作る
「丁寧に暮らさなきゃ」とあせるより、「丁寧」の先にある「おいしい」「楽しい」「気持ちいい」という体験をより多く重ねることで、暮らしはぐんと豊かになります。