文字にできない

あたりまえのように
なんでもかんでも文字にするのは
よくない

時の流れが速く
変化が激しいから
文字にしても
なにもかもが変わってしまって
あっという間に
意味がなくなってしまう

文字にしたことに縛られていたら
変化に付いていけない
だから
大事なことは文字にしない

そのかわりに
文字にできないことを
大事にする
人の気持ちとか 希望とか 美しさとか
愛とか 夢とかを
大事にする

そう
なんでもかんでも文字にすればいいと思ったら
大間違いだ

たとえば愛は
文字にした途端に
嘘になる

たとえば夢は
文字にした途端に
消えてしまう

そして
なんでもかんでも文字にできると思っては
いけない

誰かのために言葉にできないことを
文字にしてはならない

文字は残ってしまうことがある
だから
文字にしないという選択肢を
いつもとっておかなければならない

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