コロナ禍のせいで
普通の暮らしができないとか
普段の仕事ができないとか
延期とか
中止とか
会えない人に会えないとか
したいことができないとか
行きたいところに行けないとか
いろいろなことを言う
まさに禍だ
でも その一方
コロナ禍のおかげで
学校のオンライン化が進み
テレワークがひろがり
生産者からの直接購入が増え
消費形態が変わり
eコマースが拡大し
消費者の利便が増し
オンライン診療が増え
医療へのアクセスがよくなり
分散型エネルギーへのシフトが加速し
平常時にも災害時にも利用できるサービスが増えた
などという
こんなことはみんな
コロナ禍があろうがなかろうが
いずれは起きること
コロナ禍が変化を加速したというけれど
コロナ禍がなければ変われないとは
なんとも情けない
コロナ禍の前にも変化はあった
コロナ禍の後にも変化はある
変化の時代には
変化のせいで悪くなる人がいる一方
変化のおかげで良くなる人もいる
戦争のせいで財産を失った人がいると
戦争のおかげで財産を増やした人もいる
変化のない時代はない
どんな時代でも
うまくやる人はうまくやり
うまくやれない人はうまくやれない
うまくいかないことを
変化のせいにしたり
時代のせいにしたり
社会のせいにしたり
他人のせいにしたりするのは
やめよう
変化は
誰のせいでもない
(sk)
第289作
It’s not anyone’s fault
(sk)
♬ 誰のせいでもありゃしない~
♪♪ みんな俺らが悪いのか~