募金

久しぶりで 世界の貧しい人のための募金 なんていうものを見た
貧しい人が10億人いるとして 募金で100万円集めても
一人あたり 0.001円にしかならない
だから募金に意味がないことは 明らかなのだけれど
貧しい国に学校を建てようとか
飢えた子どもたちに食べ物をとか
情に訴えるカネ集めは 後を絶たない

震災で行き場を失った 可哀想な動物たちを救おうと
駅前の街頭で 声を張り上げる人たちがいる
立ち止まって
募金をするよりも働いたお金で動物たちを救ったらと言ったら
私は時給千円のバイトなんですと 申し訳なさそうな顔をする

アムネスティとか UNICEFとか UNHCRとか WFPとかも
駅前の街頭で カネ集めやサポーター集めをする
立っているのは 団体の職員ではなくて
それ専門の会社の臨時職員で
活動に関する知識は ほぼゼロだ
その人たちに給料を払っても まだカネ集めになるのだから
募金というのは割がいいのだろう

金持ちがするチャリティーとか
税が軽くなる寄附だとか
募金以外にもいろいろあるけれど
おカネが絡む社会活動には 批判や中傷が付きまとう

ボランティアとか慈善とか言われても 素直にそうですかとは言えないのは
なぜだろう
真心とか誠意とかを口にする人たちに 真心や誠意が感じられないのは
なぜだろう
僕がいいことを していないからなのか
僕が薄情すぎるからなのか

僕ばかりが悪く思えてくるから不思議だ

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