独裁者

スターリン、ヒトラー、ムッソリーニ
毛沢東、金日成、ポル・ポト
フセイン、アミン、ムガベ
20世紀の独裁者が殺した人たちの数は
悲劇という言葉では表すことができない
統計というしかない

独裁者ひとりが
何百万もの人たちを殺したわけではない
独裁者は
多くの人々を
いとも簡単に熱狂的な支持者に仕立て上げた

欲望と恐怖と猜疑心が
支持者を次々に協力者にしてゆき
協力者は気付かないうちに虐殺者になる
しばらくすると 虐殺者も虐殺され
最後には 独裁者も虐殺される
独裁者のゲームに関わって
生き残る人は少ない

独裁者が出てきた社会で
独裁者に関わらないでいるのは難しい
どんな社会でも
社会に関わらないのは難しい
21世紀の社会は狡猾だから
独裁者は顔も名前も出さない
私たちはいつの間にか
支持者になり協力者になっている
知らないで
もう誰かを虐殺しているかもしれない
そして 知らないで
明日 虐殺されるのかもしれない

2 thoughts on “独裁者

  1. shinichi Post author

    スターリンの犯罪を忘れるな

    http://www7a.biglobe.ne.jp/~mhvpip/0825StalinDaiakunin.html

    スターリンとベリヤは大粛清とよばるれ反対派の徹底的殺害を行った。やり方は、日ソ戦争の戦後に行われた日本人捕虜に対する【エセ戦犯裁判】と全く同じで、反革命罪、国家転覆罪、国家反逆罪との罪名で、【エセ裁判】を行い、片っ端から一方的に死刑宣告を行い、判決、即執行で、容赦なくぶっ殺していった。
    大粛清によって、反スターリン派の旧共産党指導層は完膚なきまでに殲滅された。反スターリン派の地区委員会、州委員会、共和国委員会は丸ごと消滅した。
    1934年の第17回党大会の1,966人の代議員中、1,108人が逮捕され、その大半が銃殺された。
    1934年の中央委員会メンバー139人のうち、110人が処刑されるか、あるいは自殺に追い込まれた。
    1940年にトロツキーがメキシコで暗殺された後は、レーニン時代の最高指導者で残ったのはスターリンだけであった。
    党内の反対派をことごとく大虐殺した後、極悪非道なスターリンは、さらに学者、軍人、官僚、農民など、あらゆる分野において反対する者たちの大粛清(大虐殺)を行った。
    ゴルバチョフ大統領時代、KGB(ソ連国家保安委員会)は、1930年~1953年のスターリン時代に786,098人が反革命罪で処刑されたことを公式に認めた。
    さらにソ連崩壊後、ロシア連邦国立文書館(GARF)は1953年にNKVD(内務人民委員部:ソ連の秘密警察統括部門)の書記局が作成した大粛清に関する統計報告書を公開した。それによるとNKVDは1937年と1938年の2年間に1,575,259人を逮捕した。このうち1,372,382人が「反革命罪」であった。

    Reply

Leave a Reply to shinichi Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *