地震調査研究推進本部

南海トラフ地震:30年以内に70%~80%の確率でM8~M9の地震が発生

2 thoughts on “地震調査研究推進本部

  1. shinichi Post author

    南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)について

    地震調査研究推進本部

    https://www.jishin.go.jp/main/chousa/kaikou_pdf/nankai_2.pdf

    歴史記録より、南海トラフでは、白鳳(天武)地震(684 年)以後、繰り返し M8クラスの大地震が起きていることが分かっている。

    南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%とされている。なお、同委員会は、南海トラフでは過去1,400年間に約90~150年の間隔で大地震が発生していることから、次の地震までの間隔を88.2年と予測している。1944年の昭和東南海地震や1946年の昭和南海地震が発生してから、2020年は約75年を経過しており、南海トラフにおける大地震発生の可能性が高まっている。

    海溝型地震の長期評価

     日本列島周辺では海のプレート(太平洋プレートとフィリピン海プレート)が陸のプレート(北米プレートとユーラシアプレート)の下に沈み込んでいて、プレート境界や、沈み込む海のプレートの内部では大きな地震が発生し、大きな津波を伴うこともあります。地震調査研究推進本部地震調査委員会では、これらの地震を海溝型地震と呼び、地震が発生する領域や規模、確率等について長期評価としてまとめています。

     地震調査委員会は、平成12年度から15年度にかけて、千島海溝、三陸沖から房総沖にかけての日本海溝、宮城県沖、相模トラフ、南海トラフ、日向灘及び南西諸島海溝周辺、日本海東縁部を対象に長期評価を行い、公表してきました。このうち、千島海溝については平成15年(2003年)十勝沖地震の発生を受けて評価を改訂しました。三陸沖から房総沖にかけての日本海溝については、宮城県沖地震の長期評価と統合し、また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の発生を受けて、長期評価を改訂しました。

     しかし、東北地方太平洋沖地震のような超巨大地震を評価の対象とできなかったことをはじめ、海溝型地震の長期評価に関して様々な課題が明らかとなりました。したがって、地震調査委員会では、現行の長期評価手法を見直し、新たな手法を検討、試行しながら長期評価の改訂を行っています。

     現在、南海トラフ、相模トラフ沿い、千島海溝沿い、および日本海溝沿いの地震活動について改訂版を公表しています。

    Reply
  2. shinichi Post author

    成毛眞さんの語る2040年「最悪の事態」とは。だからこそ知っておきたい未来予測

    https://sdgs.yahoo.co.jp/originals/93.html

    南海トラフ地震と首都直下型地震がもうすぐやってくる。地震学者や火山学者の話では、南海トラフ地震は30年以内に70〜80%、首都直下型地震は70%の確率で起きると言われています。まさに、今この瞬間に起きてもおかしくない。そしてこれらの地震が起きると、日本はほぼ終わるんですよ。

    南海トラフ地震が起きると東日本大震災の15倍は被害者が出るし、約13倍の経済的被害が起こると言われています。すると円安に振れてしまって、為替や株式市場がボロボロになりますよね。そうしたら政府はどんどんお金を刷らないといけなくなって、結果的にハイパーインフレが起こります。

    首都直下型地震について言えば、富士山の噴火も引き起こすかもしれません。もし噴火したら非常にヤバい。火山灰が2ミリ積もると電車が動かなくなって、5ミリ積もれば車が走らなくなるのですが、今の予想では首都圏内に10センチ積もると言われています。上下水道に火山灰が流れ込んだら、水も飲めなくなる。2か月以上復旧しないと、下手すると餓死者が出てくる危険性もあります。

    天変地異だけじゃありません。医療費も年金も、どう考えてもこの先破綻します。2025年には団塊の世代が後期高齢者になるから、それだけでパンクする。今65歳以下の方の年金は、延々支払っている金額の半分が戻ればいいところじゃないかな。

    そしてこの先どんどん高齢者が亡くなると、空室の中古住宅が一気に出てきます。すると不動産の価格が暴落する。今一所懸命マンションを買っても、20年後にはほぼ負債になっていますよ。

    でも、それらは政府が悪いんじゃなくて人口が減るからなんです。これはどうしようもないですよね。急に増やせないですから。

    あとは地球温暖化も、大きな変化をもたらしています。特に、海はすごいスピードで変わってきていますよね。大気の熱をどんどん吸い取って水温が上がっていって、獲れるものも変わってきているでしょう。地球が壊れるとしたら、海から壊れていくんじゃないでしょうか。

    海の温度が上がると、北極やグリーンランドの氷が溶け出します。その溶け方次第では、海流がいつ変わってもおかしくなくて、するとヨーロッパの気候が一撃で変わるんですね。2003年にもヨーロッパで熱波が起きましたが、そのせいで4万5千人も亡くなっています。とんでもない数の方が被害に遭っているので、ヨーロッパは地球環境問題にとても真剣なわけです。

    また、ヨーロッパで気候が変動すると偏西風の蛇行が激しくなって、アメリカの上空でヒートドームができます。それが原因で、カナダで50度近い気温になったこともありました。そういうふうに地球上の全然関係ないところで、連動して異常気象が起きている。中国の洪水も日本の台風も、温暖化による気候変動によって起きるものです。

    さらに温暖化によって水不足や食糧不足も進み、もしかしたら戦争が起きるかもしれない。このままいくとヤバいって、みんなわかっています。だから必死になってEVを持ち込んだり、CO2を減らそうとがんばっているんですけど、もはや食い止める手立てがない状態です。

    天変地異、人口動態の変化、医療費と年金の破綻、不動産の暴落、ひいては財政の破綻まで、今言ったことがこれからの20年間に起こるわけです。そういうレベルの変化が起こるのはほぼ確実なんだけど、それでもみんな前を向いてがんばって生きていこうねっていう(笑)、そういう本なんです。

    救いなんてないですよ。でも救いを求めるのだとしたら、もう「個人で生きていく」しかないってことです。例えばもし南海トラフ地震が起こったら、東日本大震災の10数倍の復旧コストがかかって、国債は破綻して日銀券は暴落します。そうしたらもう、個人で生きるしかないですよね。政府に頼っても何もしてくれませんから。この本のあとがきにも書いています。「国に頼るな、自分で生きろ」と。

    「個人で生きろ」ということなんです。「みんなでがんばろう」なんて言ってる場合じゃない。

    だって、これまでみんなでがんばっていいことがありました? 政治が変わりました? 政府も大企業も何も変わらないじゃないですか。私も含め、SNSでどれだけワーワー言ってもたったひとつの小さなことすら変わらない。驚くほど、息を呑むほど、この国は変わらない。

    それならもう、日本から逃げて個人で生きざるを得ない。だから私が言いたいのは、「日本から逃げて、個人で生きろ」ということなんです。

    100年、200年の単位で考えると、今後かなりの人口が減るでしょう。半分くらいになっていてもおかしくないですよ。その時に、自分の子孫が生き残っているかどうか。

    そうなった時、特に今年齢が一桁の世代は厳しいと思います。寿命は延びるのに生きる環境は過酷。紛争はそこらへんで起こっていて、地球は異常に暑くて、どこかしらで熱波と台風と地震が起こっている。そういう時代で生きるんですから。

    「自分さえ生き残れたらいい」と覚悟を決めろ、という教育をすべきですね。社会のことは、考えない。一人ひとりがそうやって覚悟を決めることができたら、日本はすごくいい国になります。

    Reply

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *