自分勝手

木や草や虫が 森という社会を作る
競争相手でもある他のものたちに 栄養を分け与え
他のものたちと 分かち合い
他のものたちを 助け そして守る

自分のためだけでなく 他のもののために
自分たちだけのためでなく 他のものたちのために

自分だけでは 森はできない
森がなければ 自分は生きてゆけない
自分のことだけを考えていたら 木は朽ち 草は枯れ 虫は死に絶える

一本の木では 森はできない
二本の木でも 森はできない
たくさんの木でも 森はできない
種類の違う木々がなければ 森はできない
草がなければ 虫がいなければ 森はできない

 

私たちが作り上げた社会では
多くの人たちが孤立している

他人に分け与えることを知らず
動物や植物に分け与えることなど考えもせず
分かち合ったり 助けたり 守ったりすることもなく
人は 自分のことだけを考える

自分だけでは なんにもできないのに
自分だけでは 生きていけないのに

 

地球上の 14億の人の殆どを 僕は知らない
日本人と呼ばれる 1億2000万人も 他人でしかない

競い合い 奪い合い 出し抜き合うなかで
誰と分かち合い 誰を助け 誰を守れというのか

多くなりすぎた人間たちは 生き物たちをなにげなく殺し
生き物たちのことを考えたりはしない
生き物たちを みんな敵にまわし
自分たちだけが よくなろうとしている

私たちは あまりにも自分勝手だ

2 thoughts on “自分勝手

  1. shinichi Post author

    (sk)

    自分勝手な私たちが生きているのは
    悠久の時のなかの ほんの一瞬
    そう思えば
    なにもかも 合点がいく

    **

    ユーカリ(http://www.kushima.org/?p=62644)のように、自分勝手に見える木もあるのだけれど、ペーター・ヴォールレーベンはどう説明するのだろう。

    Reply

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