救助しようとして死亡

  • 横浜市緑区で、JR横浜線の踏切の中にいた74歳の男性を助けようとした近くに住む会社員の村田奈津恵さん(40)が、電車にはねられて死亡しました。
  • 山手線新大久保駅で、泥酔した男性がプラットホームから線路に転落した。その男性を救助しようとして、線路に飛び降りた韓国人留学生、イ・スヒョンさん(26)とカメラマンの関根史郎さん(47)が、折から進入してきた列車にはねられ、3人とも死亡した。

3 thoughts on “救助しようとして死亡

  1. shinichi Post author

    救助しようとして死亡の女性に紅綬褒章

    NHK
    (2013年10月)
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131004/k10015031011000.html

    菅官房長官は、記者会見で、今月、横浜市でJRの踏切の中にいた高齢者の男性を助けようとして電車にはねられ死亡した村田奈津恵さんに対して、勇気ある行為をたたえる安倍総理大臣の感謝状と紅綬褒章を贈ることを発表しました。

    今月1日、横浜市緑区で、JR横浜線の踏切の中にいた74歳の男性を助けようとした近くに住む会社員の村田奈津恵さん(40)が、電車にはねられて死亡しました。
    これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「他人にあまり関心を払わない風潮の中で、他人のためにみずからの生命の危険を顧みず、救出に当たった行為を国民と共に胸に刻んでまいりたい。安倍総理大臣は、『勇気ある行為を、国民の皆さんの胸に刻んでおくという意味で、ぜひ、たたえたい』と話している」と述べました。
    そして菅官房長官は、村田さんに対して、安倍総理大臣が勇気ある行為をたたえるとともに弔意を表す感謝状を贈ることと、4日の閣議で、人命救助活動で功績のあった人や団体に贈られる紅綬褒章を贈ることを決めたことを発表しました。
    安倍総理大臣の感謝状は、菅官房長官が6日、村田さんの遺族を訪ね、直接、手渡すということです。

    警察庁は警察協力章

    一方、警察庁は、人命救助などの功労に対する最高位の表彰に当たる「警察協力章」を贈ることになりました。
    古屋国家公安委員長は、4日の閣議後の記者会見で「そのときの『救助しなければいけない』という一心には胸に突き刺さるものがある。みずからの命を顧みないで他人を救助しようという崇高な行為に対して心から敬意を表したい」と述べました。
    そのうえで、「警察としての最高栄誉を贈ることで報いたい」と述べ、警察庁が村田さんに「警察協力章」を贈ることを明らかにしました。
    「警察協力章」は、人命救助や容疑者の逮捕などに特に顕著な功労があった民間の人に贈られる最高位の表彰で、過去には平成13年、JR新大久保駅でホームから転落した男性を救助しようとして死亡した男性2人にも贈られています。
    警察庁は今月6日、神奈川県警察本部を通じて村田さんの遺族に「警察協力章」の記章を手渡すことにしています。

    神奈川県警も感謝状

    神奈川県警察本部も、村田さんがみずからの危険を顧みず男性を助けようとした行為をたたえるとともに、弔意を表して神奈川県警察本部長と現場を管轄する緑警察署長の感謝状を贈ることを決めました。
    感謝状は、緑警察署長が6日、村田さんの遺族を訪ね手渡すということです。
    また、神奈川県も村田さんの勇気ある行為をたたえて黒岩知事の感謝状を贈ることを決めました。

    現場では4日も献花絶えず

    事故のあった横浜市緑区の現場の踏切には、献花台が設けられていて、4日も途切れることなく人が訪れ、花を手向けたり手を合わせたりする姿が見られました。
    献花台を訪れた60代の男性は「危険を顧みず助けに行くなんて、普通はそこまでなかなか踏み切れないと思います。地元の誇りで感銘を受けました」と話していました。
    線香を供えた70代の女性は「自分は村田さんのような行動は出来ないと思います。感謝状はご遺族の心の支えになるかもしれませんが、親としてはやりきれないだろうなと思います」と話していました。
    また、村田さんと家族ぐるみでつきあいがあるという福田善三さん(93)は自宅で取材に応じ「悲しくてなりません。村田さんは子どものころから、とにかくやさしくてまじめな人でした。感謝状はよかったと思います。村田さんの行動は、本当に立派でした」と目に涙をためながら話していました。

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  2. shinichi Post author

    新大久保駅転落事故から20年 親友が語る“弟”への思い

    NHK
    (2021年1月)
    https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210127e.html

    留学生とカメラマンが男性助けようと線路に

    平成13年1月26日、JR山手線の新大久保駅で、韓国人の留学生、イ・スヒョン(李秀賢)さん(当時26)とカメラマンの関根史郎さん(当時47)が、ホームから転落した男性を助けようと線路に降り、入ってきた電車にはねられ、3人とも亡くなりました。

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  3. shinichi Post author

    新大久保駅乗客転落事故

    ウィキペディア
    https://ja.wikipedia.org/wiki/

    新大久保駅乗客転落事故は、2001年(平成13年)1月26日(金曜日)の19時14分頃に東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線新大久保駅で発生した鉄道人身障害事故である。

    山手線新大久保駅で、泥酔した男性がプラットホームから線路に転落した。その男性を救助しようとして、線路に飛び降りた日本人カメラマンと韓国人留学生が、折から進入してきた列車にはねられ、3人とも死亡した。

    人命救助のために自らの命を投げ出したこの件は、美談として日韓両国で大きく報道されるとともに[1][2]、事故の犠牲者を追悼・顕彰するプレートが、新大久保駅のホームと改札の間の階段に設置された。このプレートには日本語と韓国語で事故の経緯が記されている。その後、救出を試みた2人の遺族には内閣総理大臣森喜朗より書状が贈られ[3]、警察庁からは警察協力章が授与された[4]。

    しかし、カメラマンと暮らしていた母親は、国や市からの表彰について、近所の知人に対して「本当はそっとしておいてほしい、美談であっても息子が死んだことには変わりがない」と嘆き、事故から数年後に孤独死した[5]。

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