どれだけの


丘を降りて来るあいだに
何十もの 何百もの 何千もの
いや きっと 何万もの 草や花を
踏んづけでしまったのだろう

僕が通ったことで
なにかが変わってしまったとしたら
申しわけないというか
なんというか

夜になれば
僕の知らない動物たちがやってきて
たくさんの草花を
踏んづけていく

だから
僕が通ったことは
大したことではない
そう思いたい

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