感じたこと

見たものの感動を
感じたことを
写真とか映像とかで
伝える人がいる

大都会にいる人には
決してたどり着けないところで
捉えられ閉じ込められたイメージが
二次的な感動を呼び起こす

それは自然への冒涜ではないか
生きているものたちの音も 匂いも
その場の空気の流れも 感じない
だから 畏れを抱くことは ない

それは 宗教に似ている
伝道とかいうけれど
その人がどう感じるかは
他の人には伝わらない

こんなにいいのだから
人に伝えたいと思うのは
奢りであり 冒涜であり
自分で感じたことへの裏切りではないか

感じたことは
自分のなかに留める
いや 感じたことは
君と分かち合う

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