エドガール・モラン

このようにして私たちは、変化の時間のなかに囚われているのです。時間は死の方へ向かっています。太陽はおよそ400億年は健在であることがわかっていますが、それでおしまいで、あとは爆発するか、縮んでしまう。私たちは個人として死すべきことを定められているのですが、そうしたことは循環的な時間の概念のうちに既に認められることであり、いわば当初より明らかなことであると言えます。ただ、私たちは同じく人類の死を、生命の死を、そして宇宙の死を迎えることを定められてもいる。これからはこうした考え自体と向き合っていかなければならないのです。

One thought on “エドガール・モラン

  1. shinichi Post author

    循環する時間と不可逆な時間

    by エドガール・モラン

    (翻訳:福田裕大)

    in 加藤周一における「時間と空間」

    ジュリー・ブロック 編 著

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