- ■ 貧困をなくそう (No Poverty)
- 「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」
- ■ 飢餓をゼロに (Zero Hunger)
- ■ すべての人に健康と福祉を (Good Health and Well-Being)
- ■ 質の高い教育をみんなに (Quality Education)
- ■ ジェンダー平等を実現しよう (Gender Equality)
- ■ 安全な水とトイレを世界中に (Clean Water and Sanitation)
- 「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」
- ■ エネルギーをみんなに、そしてクリーンに (Affordable and Clean Energy)
- 「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」
- ■ 働きがいも経済成長も (Decent Work and Economic Growth)
- ■ 産業と技術革新の基盤をつくろう (Industry, Innovation and Infrastructure)
- ■ 人や国の不平等をなくそう (Reduced Inequalities)
- 「各国内及び各国間の不平等を是正する」
- ■ 住み続けられるまちづくりを (Sustainable Cities and Communities)
- 「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」
- ■ つくる責任 つかう責任 (Responsible Consumption and Production)
- ■ 気候変動に具体的な対策を (Climate Action)
- ■ 海の豊かさを守ろう (Life Below Water)
- 「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」
- ■ 陸の豊かさも守ろう (Life on Land)
- ■ 平和と公正をすべての人に (Peace, Justice and Strong Institutions)
- 「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」
- ■ パートナーシップで目標を達成しよう (Partnerships for the Goals)
- 「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」
Category Archives: development
開発援助2
開発プログラムの職員が
鄙びた漁村にやって来て
魚を積んだ小船を見つけ
そこにいた漁師と話し始めた
なかなかいい魚じゃないか
捕るのは大変だったろう?
いいや たいしたことないよ
小一時間 沖に出てただけだから
なんでもっと長い時間 海にいて
たくさんの魚を 捕まえないのかい?
家族が食べるための漁だから
このくらいあれば 十分だよ
一日をいったい どうやってすごしてるんだい?
朝は遅くまで寝ていて ほんの少し漁をして
子どもたちと遊んで 妻と一緒に昼寝して
午後は気ままに散歩して まわりの景色を眺め
村の酒場で 友だちと酒を飲んで
ギターを弾いて みんなで歌う
想像するよりずっと 忙しい毎日を送っているんだよ
なんでもっと釣りに時間を使わないんだい?
もっと釣れば もっと儲かる
我々からカネを借りれば もっと大きな船を買うことができる
大きな船からの収入で
いくつかの大きな船を買うことができて
いつか 漁船の艦隊を持つようになる
漁獲物を仲買人に売る代わりに 加工業者に直接売る
そのうち 自分の缶詰工場を始め
製品 加工 流通をすべて 自分で管理する
この小さな沿岸の漁村を離れ
小さな町から大きな町へと移り住み
しまいには首都で大きな家に住み
大きな企業を経営する
それをするのにいったい どのくらい かかるの?
15年から20年ってところかな
それで その後は?
適切な時期に IPO を発表し
会社の株を一般に販売して大金持ちになって
何百万ドルも稼ぐことができる
数百万ドルで何をするの?
海辺の鄙びた漁村に行って
朝は遅くまで寝ていて ほんの少し漁をして
子どもたちと遊んで 奥さんと一緒に昼寝して
好きなところを散歩して 素晴らしい景色を眺め
村の酒場で 友だちと酒を飲んで
ギターを弾いて みんなで歌う
そんな毎日を送ることができるに違いない。。。
開発援助
援助だとかなんだとかいって
遠い国からやってきた人たちが
開発をしてあげるのだと
人の土地に手をつけた
遠いところにある川べりの階段まで
水を汲みに行く子どもたちを見て
可哀そうに思った優しい人たちが
頼まれてもいないのに井戸を掘ったのだ
井戸から水を汲みだせるようになって
喜んでいる村の子どもたちに
ポーズをとらせて写真を撮って
いいことをしたのだと笑い合う
まわりの村々にニュースが伝わり
知らない人たちが村に押し寄せた
水を汲みだすのに際限はなくて
気がつけば村は水浸し
忘れた頃に遠くの村で
水が無くなり大騒ぎになった
井戸を掘ったことと関係があるのか
井戸のある村に 厳しい目が注がれた
しばらくすると村の井戸も枯れ
子どもたちは前のように
川べりの階段まで出かけて行って
水を運ぶ毎日が戻ってきた
井戸が枯れたことを聞いて
井戸を掘った人たちが戻って来て
今度は長い長い用水路を作ると
村人たちの説得が始まった
村人たちは もういいと
声を揃えて言ったけれど
村のまわりの荒れた土地を
緑でいっぱいにすると説明した
干ばつがあたりまえの土地を
緑の土地にするという
作物がとれるようになれば
生活は楽になるという
そこに似合わない大規模な用水路が
カネと時間をかけて完成した
用水路を通ってくる水が
明るい未来を予感させた
長い時間が経ち 農地は荒れ果て
村は捨てられ 人はいなくなった
用水路を通った水は 砂漠に消え
すべては無に帰した
虚構の森(田中淳夫)4
なぜ本末転倒なことが起きるのだろうか。そこには気象変動を抑える手段だった再生可能エネルギーが、目的と化してしまった政策がある。業者は利益を増やすために効率を上げ大規模化する。官僚も自分の実績を上げるために数と規模を求める。そんな目先の目標を達成するのに都合のよい仕組みがつくられた。だが、気候変動を防ぐという本来の(長期的で大局的な)目的は忘れられてしまっている。
このままでは「手術は成功したが、患者は死んだ」という小話と同じになりかねない。
虚構の森(田中淳夫)3
現在の農地の奪い合いは、「条件のよい農地」の奪い合いなのだ。作物を換金商品として、コストと引き合う農地を求めている。売値とテンビンにかけて儲かる場所で高く売れる作物を生産する。逆に言えば、儲からない農地は放棄する。日本の中山間地で起きている耕作放棄と同じ理由だ。
飢餓を引き起こすのは食糧不足ではなく、必要な人々の手元に届かない流通や政治の責任だ。経済的な理由のほか、貿易障害やいびつな流通で出るロスも大きいのである。
同じ疑問を林業でも感じていた。日本では、森林が飽和状態で木が繫りすぎだという。木を伐り出しても十分な需要がなければ木材はだぶつき価格は下がる。世界の木材市場でも同じことが起きている。一般に森林破壊が続いて木材不足のように思われがちだが、近年の木材価格は下落気味だ。
食糧危機や森林破壊の発生は、人口爆発のせいではない。社会システムの不具合が生じさせていることを知るべきだろう。
理不尽な街で
電車に乗れば 13ペソで
あっという間に行けるのに
500ペソも払って クルマを呼んで
渋滞で動けなくなってる 人がいる
昼ごはんが 55ペソの街で
4900ペソの牛肉を一口二口食べて
お腹がいっぱいと言って残してしまう
甘やかされた子どもがいる
外国人の多い地域では
何かが おかしい
カネを持った人たちは
どこか みんな 狂っている
**
危ないと言われて乗った
混んだ電車のなかで
年長者を見て席をゆずろうとする
多くの若者を見かけた
外国人が行かない安い食堂に入って
オーダーができずにいたら
何人もの人たちが私に笑顔を向けて
助けてくれようとした
貧しくみえる人たちは
誰もが 優しい
分かち合いを知る人たちには
思いやりがある
**
台風で水浸しになる家が多い街で
隔離された高級住宅地に住む人がいる
自転車が買えない人の多い街で
高級車に乗る人がいる
たいした用事でもないのに
運転手を何時間でも待たせ
感謝することもなく
メイドに子どもの面倒をみさせる
どう見ても金持ちでしかない人たちが
自分たちを金持ちとは思わず
特権を持つということは
感謝を知らないことなのだと知る
**
育ちのいい子は センシティブだから
きついことは言わないように
街でカネをせびるような子には
何を言っても構わない
豊かな子には好き嫌いがあるから
嫌いなものは捨てても構わない
貧しい子には好き嫌いはないから
残飯を食べていればいい
人を見下す人たちが 人道援助をし
鈍感な人たちが 人権を語る
援助の仕事をする人は 豪華に暮らし
援助される人たちは 貧しく暮らす
**
カネを持っている人たちは
みんなカン違いをしている
外国人たちは この社会を
何もわかってはいない
理不尽ばかりの街で
自分もおかしくなりかかる
隣を見れば君がいて
僕はおかしくないと知る
貧しい人に優しい君がいて
僕も優しく いられる
貧しい人の中を歩ける君がいて
僕はどうにかバランスを保つ
社会インフラ
社会インフラという言葉がある
まず頭に浮かぶのがコンクリートにケーブル
上下水道管 電線 ガス管 道路 鉄道 通信網
橋 トンネル ダム 港湾 工場 商店 食堂 銭湯
学校 病院 図書館 住宅 集会所 公園
競技場 美術館 劇場 音楽ホール
社会インフラは 後世に遺跡として残る
闘技場や劇場が残っていれば
格闘技や演劇が盛んだったのだろうと想う
公共浴場が残っていれば
落ち着いた社会を思い浮かべる
巨大な壁が続けば 外敵が思い浮かばれ
城や神社仏閣からは 権力が偲ばれる
遺跡は そこにいた人たちが
どんな人たちだったのかを語る
何を大切にしていたのか
どんな社会を作りたかったのか
そんな諸々を 見せてくれる
上下水道管が陶器でできていて
そのひとつひとつに花が描かれていれば
心豊かな人たちを想像するし
図書館の棚が延々と続いていれば
本を愛した人たちが浮かんでくる
どんな社会も永遠には続かず
最後は必ず滅びる
豊かな社会も貧しい社会も
最後は必ず滅びる
社会インフラは必ず老朽化し
そして朽ちる
でもだからといって
社会インフラが疎かにされるのは悲しい
個人の場所しかなくて
みんなの場所がないのは悲しい
海辺や湖畔が外の人たちに占領され
地元の人たちが行けないというのはおかしい
個人の図書館しかなくて
みんなの図書館がないのは悲しい
スポーツや音楽が金持ちだけのものになり
普通の人たちが楽しめないのはおかしい
学校が消えて予備校が残り
学ぶことがなくなり受験テクニックだけが生き延びる
農業や工業が消えて商業と金融が残り
サービスとマネーゲームだけが栄える
人々の心がすさみ
社会インフラは立ち行かなくなる
人々の心がなくなってゆけば
社会インフラは消えてゆく
どんなこともカネに換算され
なにをするにもカネが要る
息をするのにもカネの要る社会が
目の前まで来ている
もう十分
遺伝情報を赤ん坊の細胞の核に埋め込んで
赤ん坊の存在そのものを変えてしまう
遺伝情報を埋め込まれた人は
人といえるのか
誰かを好きになっても遺伝情報のせい
過ちを犯しても遺伝情報のせい
知的な活動をしても遺伝情報のなせるわざ
人生を築いたとしても遺伝情報がなせるわざ
いったい誰なのか
遺伝情報なのか 人なのか
遺伝情報を埋め込まれた人に 私は誰なのかと聞かれたら
なんて答えるのだろうか
優生学 異種移植 エンハンスメント 体外受精
デザイナーベビー 遺伝子組み換え ゲノム編集
遺伝子治療 着床前遺伝子診断 クローンES細胞
ips細胞 遺伝子ターゲティング 絶滅動物再生
知らないことを書き並べてみて
何がいいのか 何が悪いのか
何がいったい問題なのか
誰がやってもいいと やってはいけないと決めるのか
ほんとうに なんにも わからない
もうこれ以上 前に進まなくてもいいじゃないか
もう十分ではないか
もういいじゃないか
SDGs fan
Tina Rosenberg
A fixed address matters — and in most countries, large numbers of homes don’t have one. Addresses don’t exist in the jumbles of self-built houses ringing most major cities in poor countries. Nomadic people have no way to describe where they’ve pitched their tents as they drive their livestock from place to place. Even permanent homes in some rural areas have no address.
Francesca Carnibella
Surely wanting to help people is a good thing? Not necessarily so according to Mexican thinker and activist Gustavo Esteva. He is an advocate of post-development; an academic movement which calls for the dismantling of ‘development’ from the World Bank to international NGOs.
Esteva’s essay Development asks “what does development actually mean?” He traces the history of the word to illustrate that ‘development’ is not something that has always existed. Rather it is an idea, something that has been invented.
… I remember leaving school with ‘trade not aid’ scrawled on my exercise book and thinking that working for the UN would be the best job in the world for helping people. Esteva really makes you question what are in hindsight very simplified convictions. His historical analysis and interrogation of ‘development’ I find particularly useful – I don’t think I would have ever asked “where does development come from?” had I not been prompted.
Orio Giarini
The paradise is usually defined as a place where people would live happily supported by an indefinite amount of freely available resources. No effort, labour or production would be needed so that economic activity as we have traditionally understood it would cease to exist. The immediate consequence would be that there would be no payment of wages and, as a result, an infinite level of unemployment would be obtained. Industrial technological progress has been promoted and has brought us some way to achieving the goal of paradise. Indeed, increasing productivity through the production of goods (the electronics industry is a case in point) provides precisely an example of falling production prices. Extrapolation of these trends to industrial manufacturing as a whole could produce a situation of, on the one hand, great plenty and, on the other, of zero employment and zero availability of money. As can be seen, the road to paradise is beginning to look very much the road to hell. And hell is, of course, the inevitable terminus of all extrapolation. This is an instance of the apparently rational driving us towards the most irrational of situations.
Oxfam
GROW Already a billion of us go to bed hungry every night. Not because there isn’t enough, but because of the deep injustice in the way the system works.
Health & Education For All The world needs six million more well-trained and well-paid teachers, doctors and nurses for poor countries. And to make this happen, the world needs you.
Conflicts and Disasters Conflict, disasters and emergencies are frequent, but their devastating impact on ordinary people can often be avoided.
Agriculture campaign Food prices are rising. Bio-fuel crops are competing for land with food crops. The risk of widespread hunger is increasing across the world. Why is this happening?
Climate Change campaign Climate change is driving many of the world’s poorest people dangerously close to the edge of survival. You can help stop this.
Angola
Ivan Illich
I was recently told, ‘You’re a liar!’ when I said to somebody I walked down the spine of the Andes. Every Spaniard in the sixteenth, seventeenth century did that. The idea that somebody could just walk! He can jog perhaps in the morning, but he can’t walk anywhere! The world has become inaccessible because we drive there.
Carry a candle in the dark, be a candle in the dark, know that you’re a flame in the dark.
Man must choose whether to be rich in things or in the freedom to use them.
School is the advertising agency which makes you believe that you need the society as it is.
Christopher J. Coyne, Peter T. Leeson
We have argued that successful economic development is characterized by widespread coordination. Toward this end, the development of a free media is critical for shifting games of conflict to games of coordination. We can therefore put forth some general guidelines for the achievement of a free media toward the ends of successful economic development:
- Privatize all aspects of the media industry
- Open borders to foreign investment and media
- Consumer demand is critical
As economics and history teaches us, these guidelines give the best chance for media to serve as a coordination-enhancing mechanism in achieving sustainable economic development.
Karl Marx
The worker becomes all the poorer the more wealth he produces, the more his production increases in power and range. The worker becomes an ever cheaper commodity the more commodities he creates. With the increasing value of the world of things proceeds in direct proportion to the devaluation of the world of men. Labor produces not only commodities; it produces itself and the worker as a commodity — and does so in the proportion in which it produces commodities generally.
Carol Off
…the children who struggle to produce the small delights of life in the world I come from have never known such pleasure, and most likely, never will. It’s a measure of the separation in our worlds, a distance now so staggeringly vast…the distance between the hand that picks the cocoa and the hand that reaches for the chocolate bar.
Bitter Chocolate traces the fascinating origins and evolution of chocolate from the banquet table of Montezuma’s Aztec court in the early sixteenth century to the bustling factories of Hershey, Cadbury, and Mars today, revealing that slavery and injustice have always been key ingredients. The heart of the book takes place in West Africa inside the Ivory Coast—the world’s leading producer of cocoa beans—where, as Off discovers, profits from the multibillion-dollar chocolate industry fuel bloody civil war and widespread corruption. Faced with pressure from a crushing “cocoa cartel” demanding more beans for less money, poor farmers have turned to the cheapest labor pool possible: thousands of indentured children who pick the beans but have never themselves known the taste of chocolate.
Doug Gunzelmann
The Q Drum allows a child to pull the full capacity of 50 liters of water over flat terrain with comparative ease.
The Q Drum was designed to be simple, cost effective, keep the weight on the ground, be durable, and to have no moving parts or handles that could break.
Typical methods of water transport include a sundry of containers that must be carried, carted, driven, or hauled by animal or bicycle to and from the water source. This can often mean unhygienic conditions with inappropriate containers and exposure to pathogens, requires high energy output, and is labor intensive and time consuming.
Charlotte Chatelle, Chafik Allal
Dix idées reçues sur la corruption
« La corruption est une question de culture » et neuf autres fausses vérités
- L’Occident a depuis longtemps lutté contre la corruption
- Les plus gros volumes de corruption proviennent des pays du Sud
- La corruption est le facteur prépondérant de la mauvaise gouvernance
- La corruption est une question de culture
- Le système démocratique est le plus à même de combattre et diminuer le degré de corruption
- La corruption pèse négativement sur la croissance au travers d’investissements trop bas
- La corruption est bonne pour un pays car elle permet une meilleure redistribution des richesses et du pouvoir
- Les programmes de lutte contre la corruption sont particulièrement efficaces dans les pays fortement corrompus
- Transparency International est une ONG militante qui mesure le niveau de corruption des pays et élabore des programmes de lutte contre la corruption au sein des populations de base
- La corruption permet « d’huiler les rouages » d’une administration rigide
Anna Persson, Bo Rothstein, Jan Teorell
If you drive on the beautiful roads in the mountains surrounding Cape Town in South Africa, you will eventually – and in the middle of nowhere – reach a road toll station with a sign on it stating that “This is a corruption-free zone”. Similar signs can be found outside the Ministry of Water and Irrigation in the Kenyan capital of Nairobi, on the main campus of University of Nairobi, on the doors of the Kilwa district office and the Mwanza health office in Tanzania, as well as in many other places on the African continent. While these signs do not necessarily tell us the truth, they still give us an important key to understanding the real-life context of many African societies. If you have to explicitly state that a certain place is a corruption-free zone, this should say a lot about how epidemic corruption is perceived to be in society at large. More specifically, this should lead us to suspect that corruption is not the exception to the rule, but the rule.
Anna Persson, Bo Rothstein, Jan Teorell
With an increased awareness of the detrimental effects of corruption on development, strategies to fight it are now a top priority in policy circles around the world. Since Africa is home to most of the thoroughly corrupt countries in the world, it is no coincidence that the African continent has been the major target of this movement. To date, however, few successes have resulted from the investment. In fact, in some countries corruption even seems to have become more entrenched in step with the efforts to curb it. Contemporary anti-corruption reforms in Africa have largely failed because they are based on a mischaracterization of the problem of corruption in contexts with systematic corruption. While contemporary anti-corruption reforms are based on a conceptualization of corruption as a principal-agent problem, in the African context corruption rather seems to resemble a collective action problem, making the short-term costs of fighting corruption outweigh the benefits. Consequently, even if most individuals morally disapprove of corruption and are fully aware of the negative consequences for the society at large, very few actors show a sustained willingness to fight it.
CNN
C. ダグラス ラミス
- 「正当な暴力」を使う権利は、国民が国家に持たせたものだ
ー 国家によって殺さた人の数はこの百年間で 203,319,000 - 国家は国民を守ってくれない
ー 国家によって殺されているのは、外国人より自国民のほうが圧倒的に多い - みんなが経済発展すると地球がもたない
ー 経済発展で貧困は解消しない。そればかりか経済発展は自然を破壊しつくす - 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか
ー 国家が信用できるとか、政府が正義の体現者であるとか、政治家が智恵を持っているとか、会社の経営者が公共心を持っているとか、軍隊が平和を守るとか、そういうことを信じるような、子供だましのロマンティシズムのなかにいる時ではない。今こそやらなくてはならないことは、想像上の世界ではなく、現実の世界について考えることなのだ。
多くの人がこのように現実的に(非タイタニック的に)考えるようになって初めて、パークが言う理想社会に近づくことが可能になる。つまり、もちろん智恵や倫理について考えなくてもいい社会などはありえないのだが、少なくとも、普通の日常生活を送ってもそれが危険で破壊的ではないような社会に切り換わる可能性(保証ではないが)が現れてくるだろう。
C. Douglas Lummis
The ideological power of the concepts of ‘modernization’ and ‘development’ comes from their use of retroactive teleology. Put bluntly, this means redefining something so that what you are about to do to it appears as its predetermined destiny. For example, we call a certain kind of stone ‘iron ore’, which means that if we crush it to powder and subject it to intense heat, it will yield iron. It wasn’t ‘ore’ until this technology was discovered. But once we have the technology, we redefine the stone such that extracting iron from it is seen as the actualization of its latent potential, its fated end, its telos. Not only that: the dictionary defines ‘ore’ as ‘native metal from which precious or useful metal may be profitably extracted’. Even the market system is retroactively implanted into our definition of this natural object: when the market value drops, what was ore today may be stone tomorrow.
‘Underdeveloped society’ is a word like ‘ore’. It is a redefinition made possible by the fact that the leaders in the industrial capitalist countries believe they have the power and the technology to smash such a society, melt it down and remold it on the industrial capitalist model. At the same time, the word gives the impression that to do this is to fulfill that society’s predetermined destiny. This conceals the violently antidemocratic nature of development.
张晓梅
老婆做家务,老公应发工资
Eduardo Borensztein, Ugo Panizza
Sovereign debt is different from private debt because creditors do not have a well defined claim on the sovereign’s assets. The lack of a procedure for enforcing sovereign debt contracts is partly due to the principle of sovereign immunity. However it also relates to the fact that, even when creditors obtain a favorable ruling, they cannot attach assets which are located within the borders of the defaulting country, and in fact have had limited success in going after assets located abroad.
開発援助を考え直す
開発のための財政援助は本当にいいことなのだろうか?その疑問についてずっと考えてきた。
ピーター・トマス・バウアーは、開発援助とは「豊かな国の貧しい人びとから、貧しい国の豊かな人びとへ、富を移すための素晴らしい方法だ(an excellent method for transferring money from poor people in rich countries to rich people in poor countries)」と言った。
国内のホームレスや食べるものもなく死んでいく人たちにまわるはずのお金が、開発途上国の権力者や特権階級に行ってしまうのでは、釈然としない。それが開発援助なら、すぐに止めてほしい。
ジェフリー・サックスは「豊かな国々が国民所得の0.7%を途上国への援助に振り向ければ世界中の極度の貧困を終わらせることができる」と繰り返し言う。たった0.7%をまわすだけで世界が良くなるというのだ。日本にも、10年前に約束したとおり、0.7%(今の4倍の3兆円)を毎年出せと言う。三兆円あったら、外国のかわいそうな人たちを助けるより、まずは日本のなかの弱い立場にいる人たちを助けたい。そう思うのは私だけなのだろうか。
西ヨーロッパの人たちには自分たちが植民地でやってきたことに対する後ろめたさがあり、アメリカ人は奴隷売買のことを忘れららない。だから、援助をする。
それよりもなによりも、西ヨーロッパの人たちには、自分たちの植民地だったところの利権を手放したくないという事情があり、アメリカ人には新しいマーケットを開発するという戦略がある。援助は必要なのだ。
でも、日本が、アフリカまで行って、なにかしてあげるって、本当に必要なのだろうか。
外務省や援助団体、それにNGOやNPOの人たちは、援助が必要だって言うだろうけれど、援助してもらう側のコラプションはマネージできないようだし、「ムバラクのポケットマネーは日本の援助から」みたいなのは、もうやめてもいいと思う。
(右下の写真のような)道端に放り出された人たち、川沿いのテントで暮らす人たち、仕事が見つからない人たち、食べるものもなく死んでいく人たち、そんな日本という国のなかの人たちに目を向けるのが正常なのであって、(左下の写真のような)ユニセフや国境なき医師団のポスターのなかの子供を助けようというのは、なにかが違う気がする。
シメオン・ジャンコフ、ホセ・モンタルボ、マルタ・レイナル-ケロル(Simeon Djankov, Jose G. Montalvo, Marta Reynal-Querol)の3人の研究によれば、外国からの援助は、援助を受ける国の民主主義に悪影響を与えてしまう。実際、援助を受けすぎている国ではデモクラシー・インデックスが低下している。開発途上国にとって援助は石油以上に不幸の種なのだ。
アフリカから来た友人達に「今アフリカで一番大きな問題はなにか?」と聞くと、誰もがコラプションと答える。ジェームス・シクワティは、もし先進国が本当にアフリカを助けたいのなら今すぐ援助を停止するべきだと言った。受ける援助額が大きいほど状況は悪くなる。何十億ドルものお金をアフリカに注ぎ込んでも、その全部がコラプションで消え、ほとんどのアフリカ人は貧しいままでいる。
援助に携わる善意の人たちというのもやっかいだ。援助がなくなれば仕事を失うだろう人たちが、あの手この手でお金を集める。そのあたりの感じを高野秀行が上手に描写している。
「 でも、そんな笑顔の写真を出したら誰も援助してくれないし、新聞や雑誌、テレビとしても、インパクトに欠ける。だから、苦労して、不自然な写真や映像を流しているのだろう」
「もちろん、私だって、難民の人たちに食料が行き渡ってほしいから、『だから援助するな』とは言わない。しかし、情報操作あるいは捏造があまりにもひどいのではないか」
(ジョン・ストッセルが言っているように)多くの人たちが、援助が貧困をなくすと信じている。
U2のボノは、コンサートで演奏を中断し、我々は最貧国の貧困を停めることができるのだと訴える。我々にはお金がある、貧困を終わらせるノウハウもある、そんなことを言う。でも、援助のためのコンサートを何回やったって、貧困は終わらない。
アンジェリーナ・ジョリーは、UNHCRの親善大使として世界中を飛び回り、貧困絶滅を訴える。ジェフリー・サックスがアフリカに作った「模範的な村」を訪れ、先進国の政府にもっと援助額を増やすよう訴える。でも、援助額を増やしても、政治家たちだけが豊かになり、貧しい人たちは貧しいままでいる。
援助は、先進国の賢い政治家たちにとって、大事な道具なのだ。そして、受益者は、貧困にあえぐ人たちではなく、開発途上国の政治家たちなのだ。
Simeon Djankov, Jose G. Montalvo, Marta Reynal-Querol
Using data for 108 recipient countries in the period 1960 to 1999, we find that foreign aid has a negative impact on democracy. In particular, if the foreign aid over GDP that a country receives over a period of five years reaches the 75th percentile in the sample, then a 10-point index of democracy is reduced between 0.6 and one point, a large effect. For comparison, we also measure the effect of oil rents on political institutions. The fall in democracy if oil revenues reach the 75th percentile is smaller, (0.02). Aid is a bigger curse than oil.
S.K.B. Asante
Summing up the experience of African countries both at the national and at the regional levels it is no exaggeration to suggest that, on balance, foreign assistance, especially foreign capitalism, has been somewhat deleterious to African development. It must be admitted, however, that the pattern of development is complex and the effect upon it of foreign assistance is still not clearly determined. But the limited evidence available suggests that the forms in which foreign resources have been extended to Africa over the past twenty-five years, insofar as they are concerned with economic development, are, to a great extent, counterproductive.
James Shikwati
If the industrial nations really want to help the Africans, they should finally terminate this awful aid. The countries that have collected the most development aid are also the ones that are in the worst shape. Despite the billions that have poured in to Africa, the continent remains poor.
Huge bureaucracies are financed, corruption and complacency are promoted, Africans are taught to be beggars and not to be independent. In addition, development aid weakens the local markets everywhere and dampens the spirit of entrepreneurship that we so desperately need. As absurd as it may sound: Development aid is one of the reasons for Africa’s problems. If the West were to cancel these payments, normal Africans wouldn’t even notice. Only the functionaries would be hard hit. Which is why they maintain that the world would stop turning without this development aid.
If they really want to fight poverty, they should completely halt development aid and give Africa the opportunity to ensure its own survival. Currently, Africa is like a child that immediately cries for its babysitter when something goes wrong. Africa should stand on its own two feet.
John Stossel, Patrick McMenamin
Will more foreign aid end global poverty? This myth may really rattle your brain. Lots of well-meaning people believe foreign aid will cure poverty.
U2’s lead singer, Bono, stops almost every concert to tell his fans that Western governments can end poverty. “We have the resources, we have the know-how to end extreme poverty,” he said last year in Chicago.
Angelina Jolie visited a model village in Africa to promote what she believes would be possible if our governments would just give more. The village she visited is the creation of Jeffrey Sachs, director of the U.N. Millennium Project and author of the best-selling “The End of Poverty.” He’s also America’s most vocal promoter of giving more foreign aid to Africa. “How can we go another day when 20,000 children are going to be dying of these stupid reasons that are utterly preventable?” he asked.
… foreign aid often just makes politicians rich — but leaves their people poor.
Peter Thomas Bauer
(Foreign aid is; government-to-government transfers are) an excellent method for transferring money from poor people in rich countries to rich people in poor countries.
槙本直子、石川久美、川田基生
高校2年 選択総合人間科「国際理解と平和」2学期中間テスト
I 日本の政府開発援助ODA額は約100億ドル、国民1人あたり約1万円に相当する。「外務省では今年の援助予算約1兆2千億円のうち、100億円が予算未消化で残ってしまった。いつもならお役所仕事で適当に配分するのだが、近年はODAに対する関心も高まり、今年は広く国民に100億円の使途について意見を求めることになった。」と想定して、次のようなA~Iの援助内容について優先順位をつけて、解答欄に記号で答えなさい。また理由を述べよ。
A) 援助しない
援助は政府を通じて行われるので、開発途上国の権力者や特権階級を豊かにするだけで、現地の住民に届かない。さらに援助は実は日本に利益が還元されるだけで途上国の自立に役立っているわけではない。日本国内の社会福祉のために回した方がよい。