(Ten days before the Attack on Pearl Harbor, Stimson entered in his diary the following statement:)
[Roosevelt] brought up the event that we are likely to be attacked perhaps next Monday, for the Japanese are notorious for making an attack without warning, and the question was what we should do. The question was how we should maneuver them into the position of firing the first shot without allowing too much danger to ourselves.
During the war, Stimson directed the expansion of the military, managing the conscription and training of 13 million soldiers and airmen and the purchase and transportation to battlefields of 30% of the nation’s industrial output.
How Stimson Meant to “Maneuver” the Japanese
by Richard N. Current
Mississippi Valley Historical Review Vol. 40, No. 1 (Jun., 1953)
(sk)
攻撃のことを事前に察知し、それにどう対処するかということを考え準備していた国。
相手が知らないと思い込み、奇襲攻撃をかけ、それが成功したと喜んだ国。
どちらがいい仕事をしたかは明白だ。
その後、空母を退避させ、要人を安全な場所に移し、艦船や人員の損害を最低限に抑えながら、被害を大げさに映し出し、宣戦布告が攻撃より遅かったというような外交上の駆け引きまでもを利用し、軍人たちの士気を高め、国民に戦争が必要だと思わせたのだから、まさに筋書き通り。これは間違いなくいい仕事だ。
それに引き換え、失態を犯し、情報を操作され、敗戦後何十年も経ってからモラルを持ち出す側には、いい仕事をした人間が少ない。
こういうことには、事実とは別に、真実がある。人は誰でも信じたいものを信じ、それを真実と呼ぶ。正しいとか間違っているというようなことや、良い悪いなどということは、まったくと言っていいほど意味を持たない。
どんな組織でも、どんなグループでも、良い仕事をする人が多ければ多いほど、結果は良くなる。