Author Archives: shinichi

科学のようなもの

経済が成長するのは 経済学者のおかげではない 経済予測は当たることもあるが 当たらないことが多い 経済がいい時には どれもがよい経済モデルに見える 危機が来た時には どの経済モデルも役に立たない 経済学者は成長に浮かれているうちに 経済学が役立たずだったことを忘れる 経済モデルが危機のときは機能せず 解釈に必要な直感とか経験とかが インチキを際立たせる 子供が成長するのは 医者のおかげではない エビデンスという言葉は 医者の本質をついている 患者が健康なときには 名医と藪医者に違いはない 重病になってはじめて 誰がよい医者なのかがわかる いずれにしても医者は科学者ではない 応用はしても発見はあまりしない 発見ができても一般化ができない 作業は速いが言うことはよく変わる 権威を敬い疑問を持たない 効果や効率を重んじ創造性はない そう 医者は科学者ではないのだ 聞かないという態度は大事 聞いた人はシベリア 聞かなかった人は日本に帰れた それを忘れないようにしなければ だから医者の言うことは聞かない そう言いながら 医者の言うことを聞いてばかり でもそのまま信じてはいけない 科学者の言うことは場合によっては信じる 経済学者の言うことは信じてはいけない 医者の言うことはそのままは信じない 医者が言っていることの半分以上が 5年後には間違っていましたになる 5年後にはほんとうでなくなることを 信じるわけにはいかない そんなことを言っていても 医者が何か言うと 従っちゃうんだけど

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自由な人なんてどこにもいない

人は自由だ 他人の自由を侵さない限り自由だ 法律を侵すかどうかはそれほど問題でない でも誰かの自由を侵すのはいけない 自由が欲しければ 他人の自由を侵さないこと 法律も侵さないこと 侵さなければ自由でいられる そんなことのはずなのに 現実にはだれも自由ではない 自由がほしくないわけはないのに みんな自由に背を向けている 考える自由 考えない自由 選ぶ自由 選ばない自由 失うものがないっていうのが自由なら 失いたくないものに囲まれて生きていたい するのもしないのも自由だとしたら なんにもしないでいたい 自由がなければ享受することもできない 自由がないところに愛はない 気をつけないと自由は不自由になり 無意識がすべてを奪い去ってしまう 愛さないのも自由 愛するのも自由 君を思わないのも自由 君を思うのも自由

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本音と建前

民主主義では少数が尊重され 多様な意見が取り入れられる 多数決の原理と少数派の擁護とが 民主主義を支える一対の柱となり 少数派の権利とか自由とかを守り すべての人をしあわせに導く そんなことを教えられ信じた でも きれいごとはいつのまにか影を潜め すべてが多数派によって決められて 諮問機関やら専門家会議やらが 多数派の意見だけを提言する 多数派の人々が集まって 民主主義を褒めたたえる 変えようという意見は無視されて なにも変えないことが評価され すべての進化が止まってしまう これは多数の専制政治じゃないか 違うことが悪いことのように言われ 民族が違い言葉が違うと仲間に入れず 文化が違うとオリジナリティを認めず 慣習の違いを礼儀知らずと批判し 良心を認めず宗教を忌み嫌い 住んでいる場所で人を見て 所得が低ければなぜか見下し 信条を持てば危険と見られ これが自由だ民主主義だと 自由な社会は寛容と譲歩とが中心で 民主的過程は話し合いと合意だという 建前があって本音があって 国の建前や社会の建前 求められているのは 本音だろうか建前だろうか 個の本音とグループの本音 求められていないのは 本音だろうか建前だろうか 民主主義が社会に根付いたという 表向きにはそういうことになっている 民主主義を口にする人は民主主義を知らず 民主主義を知る人は民主主義を嫌う じゃあと聞く 民主主義に代わるものはなんなのか さあね AIじゃないの?

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いつもここにいる

東京には崖線という 川や海の浸食でできた 崖の連なりが あちらこちらにある 崖線は木の緑で覆われ 崖線の下には湧水が湧いていて 崖線のうちのいくつかは はけとかままとか呼ばれる 崖線の上の屋敷からは 富士山や多摩川が美しく 崖線の下の田んぼには 動物たちが顔を出す 崖線は子どもには厄介で 自転車をこいでは登れない 一昔前の大人たちは 水を担いで途中でへばっていた 崖線に聳える欅や樫が 見て来たものは多い でも湧水の下の茶色い岩が 見てきたものとは比べようがない 私たちの見ていることなんて ほんの一瞬 瞬きほどのこと きっと とるにたらないことばかりなのだろう

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みんなが貧しかったなら

預貯金や株式や投資信託や保険といった 世帯が保有する金融資産の合計が あんまりも多いので なにかの間違いではないかと思った 飛行機の素晴らしい座席は満席で 街を歩けば高級車が走り抜け 豪邸の塀はあくまで高く 富裕層がいるのは知っていたけれど 1/500 の世帯が 資産5億円以上の超富裕層 1/50 の世帯が 資産1億円以上の富裕層 1/5 の世帯が 資産3千万円以上以上のアッパーマス層 残りが 資産3千万円未満のマス層 金融資産には土地や建物は含まない 貴金属も宝石も骨董も美術品も含まない もしそんな実物資産を含んだら 数はもっと多くなる 経済がよくなるとアッパーマス層が増えて アッパーマス層が増えれば富裕層が増えて 富裕層が増えれば超富裕層が増えて 街はリッチな人ばかりになる ところが経済がはじけてしまったら 倒産や廃業がふえて株価が下落して アッパーマス層があっという間に消えて 外国の人たちにカモにされ 超富裕層と富裕層が少しだけ増えて アッパーマス層が減ったぶんマス層が増えて 平等の気分が増えて不満は減って みんなで貧しくなればこわくないって いいレストランは外国人であふれ 宝石店に入るのは外国人だけ あれっ この風景はいつか見たよね あっ そういえば戦後の日本だ でもアッパーマス層がたくさんいるのより みんなが貧乏でいるほうが 不平や不満が少ないんだと それってなんだか変だよね もしもみんながマス層になって AIに仕事を奪われて 誰も税金が払えなくなって うーん

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得たあとに

取れそうもないと怖気づいても 最高のものを出して いいところを見せて 取れちゃったりして でも最高のものを出し続けて いいところを見せ続けなければ 獲得したものは手の中から するりと逃げていってしまう 無理をして獲得したものには それだけの価値がある 背伸びしてやっと掴んだものは 守り抜かなければならない 最高以上のものを出して 獲得したものを輝かせ いいところを何倍にもして 掴んだものを抱きよせる なにをしても無理なのに どうせ掴めないものなのに そんなことを言っていた人たちに できたということを見せなければ たどり着くその先に見える 誰も見たことのない景色を いつか見るために そして君に見せるために

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変わりゆく先

ビッグデータがビジネスを変える AIが株価を予測し株の売買を行う ブロックチェーンが社会を変える 人がいないのがニューノーマルだ うーん 本当にそうなんだろうか

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楽園が失ったもの

ナウルという楽園の静かな沈黙は 永遠に続くように思われていたのだけれど 武器と宗教と贅沢と欲望とがやって来て 幸せな時間を奪ってしまったように見えた リン鉱石という自然の恵みのおかげで 島の人々は物質的な豊かさを知り カネの意味すら知らないままに 文明の恩恵を享受するようになった まもなく島にはカネが流れ込み 食ベて寝てがあたりまえの楽園の 夢のような暮らしが始まったかのように見えた 気がつけば島からは静けさが消え 働かない人のこころは病んで 顔からは笑いが消えていったと言われた そう遠くない将来にリン鉱石がなくなってしまう 鉱石を採りに来ていた外国人が心配そうに言った なくなったら昔に戻ればいいと言ったら なにをのんきなことをと笑われた 蝕まれた人たちは働かないなどと言われ 静かな楽園はもう戻らないとも言われ なにも言わないでいたら笑われて なるようにしかならないと小さな声でつぶやく 欲に目がくらんだ外国人たちが集まって マネーロンダリングに手を染めて 汚れたカネを集めてみたりと 島は騒がしくなるばかり 困った人がいたら助けなくてはと 誰にでもパスポートを発行することにしたら 集まってきたのは犯罪者ばかり 裏金に身代金に灰色のカネに黒いカネ 資金援助という手があるんだと 国際機関の人たちがやってきて 持続的開発で豊かになると言われて 島の人々は戸惑ってしまった 働くことを忘れた哀れな人々と言われ 肥満は健康の敵だと決めつけられて リン鉱石はあと10年で枯渇するから このままでは滅びてしまうと諭される ではなにをどうしたらいいのかと聞けば 働きなさい働きなさいと繰り返す 私たちは豊かだから必要ないと言えば 明日のことを考えなくちゃと叱られる 魚を獲ったり果実を割ったり 神に祈ったり歌を歌ったり 波の音を聞きながら授かり授け 風に吹かれながら食事をする 生まれてきてから死ぬまでの時を 肥満と言われた人々が昔ながらにすごす そして働きなさいと言われたときに 大事なことに気がついた なにも失っていなかったのだ この島に来た外国人が騒がしかっただけで その人たちが失っただけで 私たちはなにも失っていないのだ 私たちは昔から働いたことなどなかったのだ なにも変わってはいないのだ

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裏で操る人たち

アラブの春で立ち上がった貧乏な学生は 最新型の上位機種の Mac を持ち歩き あるはずのない Wifi にアクセスし ブロックされている Facebook を使いこなす 貧乏な学生に Mac を買ってあげたのは誰? Wifi の使える環境を用意したのは誰? Facebook のブロックを解除したのは誰? アラブの春をプロデュースしたのは誰なのか フランスの大統領がアフリカの国を訪れたら その国の人たちはみんなフランスが好きだから 空港から街までの道は人で埋め尽くされ 大統領が通るとみんなでフランスの国旗を振った 空港から街までの道に人を集めたのは誰? 国旗を集まった人の数だけ用意したのは誰? 国旗を配って振り方を指導したのは誰? 大統領の訪問をプロデュースしたのは誰なのか パキスタンの少女がピストルで撃たれ 瀕死の重傷を負ったけれど命はとりとめ イギリスに移送されて手術を受け快復し 国連で演説してノーベル賞を受賞した 少女を国連に連れて行ったのは誰? 国連での素晴らしい演説を用意したのは誰? ノーベル賞がもらえるよう交渉したのは誰? マララブランドを作り出したのは誰なのか 私たちのまわりはわからないことばかり グレタという環境活動家をプロデュースしたのは誰? すべての交差点の監視カメラを診ていいのは誰? 都合の悪いニュースを止めるのは誰? 誰かの居所を知っているのは誰? 誰かの考えを知っているのは誰? 誰かの思いを知っているのは誰? 誰かのことをほんとうに知っているのは誰なのか ジョージ・オーウェルが『1984年』で書き 竹宮惠子が『地球へ…』で描いた監視社会は より巧妙なかたちになって私たちにやってきた 普通の人と普通の人と普通の人と普通の人とが 繋がり 共鳴し 理解し合い 共感し 同調し みんなで空気を読んで 忖度して 自粛する それがどこかでプログラムされたものなのか それとも自然発生したものなのか もう誰にもわからない

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統計データを弄ぶ人に騙されて

統計データを使って結論を導き出すのは あやうい 欲しい結論をだすために統計データを使うのは やさしい 統計データは嘘をつかないが 統計データを使う人間は嘘をつく 統計データを眺めていると 変化を表す必然と なにかの事情と偶然が 入りまじっているのが見えてくる 裏に隠れている暗数は 頼みもしないのに顔を出し 一喜一憂する人たちに 表情を変えずに語りかける 嘘を信じてはいけない 真実も信じてはいけない 嘘も真実も結局は 人が作ったものだから 統計データを使って導き出される結論は 思惑と欲望で穢れているし シナリオ通りに使われるデータは こざかしい予定調和で輝きを失っている むき出しの統計データはなにも語らず 納得するようなメッセージはひとつも発しない 断定形の結論が嘘ばかりだと知れば 「たぶん」だけしか信じることができない ブロックチェーンを使えば信頼性が上がり AIを使えば精度が上がる 透明性の高い統計データを使いさえすれば 高度の意思決定が可能になる 透明性の高いデータってなんなのだろう 高度の意思決定ってなんなんだ わけのわからないことですべてがぼやかされ 統計データは汚されていく

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選択

選択はいっときのこと それなのに その後に続く道のりは長く 背負わされるものは重い 正しいかどうかもわからず 正解はどこにもなく 信じて歩いてゆけば どこかにたどり着くからと 山で道を間違えれば 命を落とすこともあるという 一瞬の迷いやためらいで 藪のなかに迷い込む 弱気な思いも強い思いも 繋がろうが繋がるまいが 笹と灌木はどこまでも続き 空を見上げることもない 楽なほうを選んでおけば 道しるべに従っておけば そんなことを考えても仕方ない 選んだのは他でもない自分なのだ でもほんとうに選んだのは 自分だったのだろうか 運命という大きな流れに 流されただけなのではないか 大きな流れのなかにいて 流れていこうと淀もうと いつかは海にたどり着き 潮のなかに消えてしまう 選択はいっときのこと そして その後に続く道のりは長く 前に見えてくる道はぼやけている でもその道から見える景色に色をつけて 明るい道ゆきを楽しめば 長い時間は優しくなって 微笑だけが二人を包む

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良くなり悪くなる

国連が Millennium Development Goals (MDGs) を掲げ「1990年を基準年、2015年を達成期限」としていろいろな人たちが頑張った。あまり知られてはいないが、MDGs は驚くほどうまくいった。1990年に開発途上国の半数に近い人口が一日1.25ドル以下で生活していたのが、2015年にはその割合が14%まで減少した。10億人以上の人々が極度の貧困から脱却したのだ。 栄養不良の人々の割合は激減。小学校の就学率は上昇し、教育における男女格差はなくなる方向に向かい、幼児死亡率は半分以下に減少した。出産は医療従事者の立会いの下に行われるようになり、妊産婦の死亡率は半減した。HIVへの新たな感染者は大きく減少し、620万人以上の人々がマラリアによる死を免れ、3,700万人もの人々が結核による死を免れた。26億人もの人たちが飲料水へのアクセスを得た。携帯電話の契約数は7億3,800万から70億とほぼ10倍まで増加し、インターネットの普及率は43%にまで増加し、32億人がグローバル・ネットワークとつながった。こういった変化を長々と書き連ねるのはやめておくが、開発途上国の人々の生活は大きく向上した。 Lester C. Thurow という経済学者が書いた『The Zero-Sum Society』という本がある。Thurow はかつて日本経済新聞のインタビューで「日本政府がすべきことはお札を刷り続けること」と言った人で毀誉褒貶は激しいが、『The Zero-Sum Society』には多少の真実が隠されている。 Zero-Sum という考えでは、トータルがゼロ、つまり誰かがプラスになれば誰かがマイナスになる。社会の誰にもいいということはなく、誰かを良くすれば、誰かに悪い。資源が限られているから、環境、食糧、エネルギーなど、経済・社会の問題はすべて Zero-Sum と考えられる。 1990年から2015年のあいだに10億人以上の人々が極度の貧困から脱却したということは、Zero-Sum で考えれば、どこかの生活が悪くなったということになる。それはバブルがはじけたあとの日本であり、共産体制が崩壊した旧ソ連の国々であり、ひとつにまとまりダイナミズムが失われたヨーロッパではなかったのか。 実際、国連の MDGs のおかげもあって、開発途上国の人々の生活が格段に良くなり、先進国の人々の生活が少し悪くなった。 MDGs は Sustainable Development Goals (SDGs) に引き継がれ、開発途上国は少しずつ良くなり、先進国は少しずつ悪くなっている。 開発途上国の人々の生活が相対的に良くなり、日本人の生活が相対的に悪くなる。そのことを良いとか悪いとか言えるだろうか。開発途上国の人たちも日本人も、より良い生活をしたいという基本は同じではないだろうか。 Zero-Sum ではない。Win-Win なのだ。開発途上国の人々の生活が良くなり、日本人の生活も良くなる。そういうことを言う人もいるだろう。でも、あの国が良くなり、この国が悪くなるというのが、現実ではないか。 良くなったあとには悪くなる。悪くなった後には良くなる。でも人は、良くなりたい。誰も悪くなりたくない。良い状態にある人はもっと良くなりたいと思い、悪い状態にある人はもうこれ以上悪くなりたくないと思う。みんなが良くなればいいのだけれど、みんなが他人より良くなるなんていうことはありえない。

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人は人殺し

戦争を仕掛け土地を奪い住民を殺す、知識人たちを抹殺する、相手を降伏させ全員を殺す、他民族を虐殺する、宗教の違うものを殺す、気に入らない人たちを殺す、抵抗しないものたちを意味なく殺す。古来、人は、人種・民族・国家・宗教などをターゲットにして大量虐殺を繰り返してきた。 中国だけでもすさまじい数の人々が殺されてきた。8世紀の唐の安禄山の乱では3600万人が犠牲になり、13世紀のモンゴル帝国の様々な地域での戦闘による死者の数は4000万人だったという。17世紀に明朝が滅びた時にも2500万人が死に、19世紀の太平天国の乱では2000万人が死んだ。20世紀の大飢饉などでの死はまだまだタブーだけれど、4500万人という犠牲者の数が出てきている。 中国以外でも状況は同じ。大量虐殺は地球上のあらゆるところで繰り返されてきた。それが私たちだと言ってしまえばそれまでだけれど、私たちのなかには人殺しがいけないというDNAも間違いなくあるように思える。愛する人たちを守るために、家族や仲間を守るために、人は人殺しをするものなのだろうか。

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デカメロンの冒頭の黒死病流行のことが頭から離れない。妻は夫を棄て、夫は妻を棄て、親は子を棄て、子は親を棄て、兄弟姉妹もお互いを知らない人のように遠ざけ、訪問したり面倒をみたりするのを止めた。患者に近づくと感染するという経験から、家族は看病をやめて患者を放置するようになったのだ。放置された患者は孤独のなかで悶え苦しみ、そして息をひきとる。死体は門前に棄てられ、それを死体運搬人が回収した。死者が膨大な数になると従来の墓場では足りなくなり、町の郊外に大きな穴を堀り、そこに死体を投げ込んだ。瀕死の患者も死体として処理され、穴の中にはまだ息をしている瀕死の患者も数多く埋められていた。患者に近づきたくないために、死を判断することすら躊躇われたのだ。墓場に生き埋めにされた患者は、多くの死体に囲まれながら息を引き取ったのだ。 人は死ぬ。ほとんどの人がベッドや畳の上で死ぬのだと思ってきたけれど、多くの人が戦争や災害や疫病や不慮の事故で死ぬ。硫黄島で敵軍の火炎放射器で死ぬのはさぞ悔しかっただろう。広島や長崎で原子爆弾がなにかも知らず死んでいった人たちは苦しかっただろう。東京大空襲で火のなかで行き場を失った人たちはなにを思っただろう。東北で津波にのまれて流された人たちは怖かっただろう。そのような死を思うとき、病院のベッドの上で死ねるなら、それはそれで恵まれているのではないかと感じてしまう。いつものベッドやいつもの布団で死ぬのがいちばんいいのかもしれないけれど、誰でもがそうやって死ねるわけではない。

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幸せに生きるために

恨み、無念さ、嘆き、悲しみ、つらさ 不満、もの足りなさ、心残り、未練 憧れ、妬み、悲惨さ、渇望、無常 そんなものが体のなかを渦巻いたとき 湧き上がってくるのはなんだろう? 恨まれる、恨む 怨まれる、怨む 憾まれる、憾む なにもなく幸せに生きるのに 恨みも怨みも憾みもいらない もちろん罰なんていりはしない 願う、望む、求める、念ずる、欲する 求める、好む、祈る、思う、期待する そんなことで恨みが変わるのなら 恨みが愛に変わるのなら 過去も報復もいりはしない 恨みの連鎖を断ち切るには 受け入れることと 赦すこと そして 忘れることが 必要だ 近づかない、関わらない、考えない そして 受け入れる、赦す、忘れる 受け入れる、赦す、忘れる

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知らない国の子守歌

口づけは暖かく、本当のような気がした。私はベッドのうえ、隣にあの人が座っている。もうきみを連れて行かなくてもいいんだね、優しい声は、柔かで落ち着いていた。 なぜそんなこと言うの、私の声は震えている。もう行かなくては、そう言って後ろを向いたあの人に、私は大きな声で言った、待って、もう一度だけでいいから、私を連れて行って。 まえに見た夢と同じ、あの人が私を抱え、空に浮かぶ。海が見える、白い波が砕けている。砂漠が見える、雪が降っている。随分遠いところまで来た、いったいどこまで行くのだろう。 湖が見える。岸辺で女がこちらを見ている。あれは宿のおかみよね。さあ、誰かな、わからないな。見えないの?見えない、きみのこと以外はなにも見えない。私はあの人を抱きしめる。 水辺に降りることはできないの?どこがいい?あそこの入り江がいいわ。風が湖のほうから吹いている。さざ波が次から次へと押し寄せる。私は湖に踏み出す。水に濡れ、子供のように走る。あの人が私を見つめている。 小船が岸に繋がれている。飛べない鳥たちが羽をふるわせ、水面を滑る。私はあの人と小船に乗る、沖に漕ぎ出す。湖の透きとおった水。見つめあう二人、小船のなか。 気が付くと海、潮の香り。口づけまでが海の味。漕ぎ続ける、ずっと。どこに行くの?どこがいい?抱きあえば、小船は二人の寝台。山が見えてくる、川はどんどん狭くなる。 小船を棄てた私たちは、川に沿って山に分け入る。ひかりの滝をくぐる時、あの人が手を差し伸べる。私はあの人にからみつく、よろこびの水飛沫が風に舞う。 暖かな白い雪が、私たちを狂わせる。茶色い土も緑の草も、真っ白なひかりのなかで色を失う。あの人だけが私を包み、周りの景色が消えて行く。なにも見えなくなる。 もう行かなければならない。あの人が言う。待って、私は大きな声で言う。待って、行かないで。私をおいて行かないで。あの人はなにも言わず、空に飛び、消えて行った。 口づけの記憶はなかった。あの人の記憶もぼんやりとしている。風の感じもない、潮の香りもしない。いつものベッドなのに、なにかが違う。もう空を飛ぶことはないのかもしれない。

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政府のラバ

国の借金は1114兆円 国民一人当たりの国の借金は901万円 国のGDPが525兆円なので 国の借金はGDPの2倍以上 一般会計予算が101兆円なので 国の借金は一般会計予算の11倍 国の予算が兆円として 国の借金は国の予算の倍 一般会計予算の1/3以上が年金と医療と福祉 つまり主に老人のために消え 一般会計予算の1/4近くが国債費 つまり借金のために消え 一般会計予算の1/6が地方交付かなんかで カネのない地方にばらまかれ 一般会計予算の1/4が実質の予算 101兆円の一般会計予算があっても まともに使えるのはたったの26兆円 一般会計予算のほかに特別会計予算があって そのまやかしの総額は390兆円 わけのわからない会計間のやりとりが90兆円 国債の借換えが103兆円、償還費が88兆円 社会補償給付という聖域が70兆円 地方へのバラマキが19兆円 財政融資資金への繰入が12兆円 つじつま合わせの復興経費が2兆円弱 その他も事務取扱とかで消えてゆく 日本には家計の貯蓄が1755兆円あって 国の借金の1114兆円よりずっと多い だから大丈夫という人がいるけれど 家計の貯蓄が政府のためにあるわけはなく 日銀は政府のために紙幣を刷り続け 日銀に口座を持っている金融機関と 一緒になって国債を買い続け みんなで国の借金を増やし続けている こんなまやかしがいつまでも続くわけがないのに 日銀が紙幣を刷り続け国債を買い続けるかぎり 国債が暴落したり発行できなくなったりはしないとか 日本の企業や個人が海外に持つ資産がたくさんあるから ぜんぜん心配はないよ大丈夫だよとか 日本の借金は円建てなんだよ印刷できるんだよ 返済を迫られてもお札をすればいいんだよって そんな説明で納得しているバカな私たちがいる 財務省が借金を減らそうとしても 反対に借金を増やす政治家がいて 日銀の相場を買い支えるというゲームは 見透かされて外資のカモになり 政府の資産が700兆円あったって 借金返済に使えないものばかりだし 日本企業の金融資産が1200兆円あったって 企業は国の借金のしりぬぐいはしない 借金返済と社会保障と地方へのバラマキで 実質の国家予算は減り続ける 弱っていくのは国家だけではなく 実質の個人所得は減り続けるし それに伴って消費も減り続け 値段がさがればみんなは喜び 喜びとは裏腹に生活は苦しくなり 収入は減り社会保障は増え続ける しあわせはカネではないだとか 日本に誇りを持てだとか どんな話もすり替えられて 本質は消えていく 不倫したとか不正をしたとか 小さなことが大ごとになり 国の借金とかブロックチェインの導入とかは 小さなことになる 借金をどうにかしようにも デフォルトに持って行けるわけもなく 素直で善良な国民は 国の借金なんて気にしない 国の借金が永遠に増え続けても 日本は特別だから平気なのだと そんなことを言っている人たちは あとからなんて言うのだろうか チャウシェスクが倒される前の日まで チャウシェスク万歳を叫んでいた人たちは チャウシェスクが倒された次の日には 同じ広場で失脚を祝ったのだけれど 原爆を落とされ戦争に負けて 天皇がただの人になっても 皇居に集まってくる人たちは 天皇陛下万歳と声を揃える わが国の借金が増え続けている 今朝来た新聞の一面に書いていた だけども問題は 今日の雨 傘がない 行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ 君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ 冷たい雨が 今日は心に浸みる 君の事以外は 考えられなくなる それはいい事だろ なのだろうか

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語り継がれたこと

2500年くらい前に 私の心は石でないから 転がすこともできない と詠んだ人がいて それが詩経に収められて 後世に伝わることになって 1500年くらい前に 私の心は石でないから 転がすこともできない というところを読んだ人が 石は無常なものの象徴だって 言い出したりして 800年すこし前に 二条院讃岐という人が 石に寄する恋という題で 私の袖は干潮のときにも見えない沖の石みたいに だれも知らないだろうけど乾くまもない って石の無常を詠んで 300年くらい前に 二条院讃岐は 歌のうまかった人だったって 恋多き人だったって つらい人生を歩んだ人だったって そんなことが言われだして 私たちは 2500年前の いったいなにを知っていて 1500年前の いったいなにを知っていて 800年前の いったいなにを知っていて 300年前の いったいなにを知っているかって そう問えば じつはなんにも知らないんだって ぜんぶが想像でしかないんだって そういう答えが返ってくる 2500年前に 私の心は石でないから 転がすこともできない と詠んだ人が なにを思っていたのか 1500年前に それを読んだ人が なぜ石が無常なものの象徴だって 思ったのか 800年前に 二条院讃岐は なにを思ってあの歌を詠んだのか 300年前の人は 二条院讃岐の なにを知っていたというのか 私たちのように 300年前の人も 800年前の人も 1500年前の人も 2500年前の人も なにも知らない それでも定説は まるで真実かのように 語り継がれる

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普通の景色

土がもっと近かったころは 土は汚いものではなかったから 泥んこになって働いたり遊んだり 服や靴には土色が混じっていた 水がもっと身近だったころは 潮のかおりに包まれてみたり 水には音も光も匂いもあって 流れる水をいつまでも見ていた 雨が降ったら濡れて歩いて 雨脚が強くなったら雨宿りした 野菜には土が付いたままだったし 野菜のかたちは楽しかった いつのまにか景色は無機質になり 地面は硬い灰色で覆われて 都会の空に建てられたビルは まるで墓場の卒塔婆のようだ 空気のなかに聞こえていた歌は 騒音にかき消され聞こえてこない 昼間でも消えることのない街の灯りは 空の色まで変えてしまう 虹のかかった雨上がりの空とか 花でいっぱいになった草原とか 見たい景色はあるのだけれど もっと見たい普通の景色は いったいどこに行ってしまったのだろう

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身近だったころ

病がもっと身近だったころに お堂にこもって病気平癒を祈るしか できることがなかったころに 医者は自分の限界を知っていて 患者も医学の限界を知っていて 病が治らないことを 誰かのせいにすることはなかった 病は人の力の及ばないもの 誰もがそう理解していた 死がもっと身近だったころに 道端に死体が転がっているのが そう不思議でなかったころに 人は人の限界を知っていて 自然を畏れる心を持っていて 死に至ったことを 誰かのせいにすることはなかった 死は人の力の及ばないもの 誰もがそう理解していた 自然は人の力を超えたもので 人は畏れを抱いていた 人は自然とともに生きてきて 自然がやさしくないときは 祈り 自然がゆったりとしているときは 感謝してきた 人が自然を超えたとき 自然が人になにをするか 考えただけでもおそろしい

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疑問を抱いて

わかり合っている 理解し合っている なにもかも知っている ってそんなのより わからないけど 理解できないけど なんだか居心地がいいっていうのがいい そんなのがいい 嘘をつかなくて 誠実で正しくて 信じることができる ってそんなのより 嘘ばっかりで 不実で間違いだらけで 信じることのできない ってそんなのがいい つまらないより 刺激的なほうが 従うより したいことをしたほうが 閉じ込められるより 彷徨うほうが ずっと素敵だし ずっとしあわせ かもしれない たぶん たぶんたぶん きっと たぶん

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違い

女と男はそんなに違わない いや、女と男はとても違う 20代の人と30代の人はそんなに違わない いや、20代の人と30代の人はとても違う 中国人と日本人はそんなに違わない いや、中国人と日本人はとても違う 二人はそんなに違わない いや、二人はとても違う 違いばかりがことさらに強調されれば 違っているように思うだろうし 似ているところに注目すれば そんなに違わないかなと思ってしまう ある学者は行動を調べて 大きな違いがあると言い ある学者は脳を調べて 違いはあまり見られないと言う 人と人には違いがあって 違いは個性みたいなもので 性別とか年令とか国籍とは関係なく 似ていることは似ていて 違うところは違う 違いがあってもなくっても それはなにかのせいではない 違うのがいけないのではなくて 違うのがいけないというのがいけないのだ

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祈る

自分のために祈るのでなく 他人のために祈るのでもなく すべての生きとしいけるもののために祈る そんなことがあちらこちらに書いてある それはいいことかもしれない でも それってきれいごとではないか 表面的すぎやしないか やっぱり 地球のために祈るのではなく すべての人のために祈るのでもなく 誰か特別な人のために祈る そのほうが自然なのではないか とにかく 言われたように祈るのではなく 決められた通りに祈るのではなく 自分が祈りたいように祈りたいことを祈る 道理を勝手に理解しようとしないで 自分で考えて自分がしたいようにする 正しくはないかもしれない でも自分でいいと思えればそれでいい

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重力

玉ねぎの値段で頭を悩ませている人が 憲法改正の論議に乗ってくるわけもなく 病気という大きな問題を抱えた人には 宇宙の大きさは小さな問題でしかない 946兆kmも離れたところで放たれた光が 100年後に地球に到達したとして それはあまりにも遠すぎて イメージすることすらできない 重力は時空の歪みが物体を引き寄せる作用だとか 光の軌道は時空の歪みで曲がるとか 宇宙の膨張が加速していると言われたら なにもわかりたくなくなってしまった 光が放たれたところと地球とが たがいに引かれ合うわけもなく 100年も宇宙を彷徨ってきた光は 想像もできないくらい孤独だ

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なんにも知らないのに

メルケルが素晴らしいという メルケルのことはなんにも知らないのに ヒットラーは酷い男だという ヒットラーのことはなんにも知らないのに

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異なる認識

どの宗教もインチキだと思うから 言っていることが嘘に思えるから 指導者が嘘つきに見えるから だから世界中の人たちが敵になる どの政府も酷いなあと思うから やってることが汚いと思えるから 指導者がイカサマ師に見えるから だから世界中が敵ばかりになる どの宗教も信じることができて どの政府も正しんだと思えたら 世界中の敵は味方になって 世界中の人たちは友だちになる でも実際はなにも信じられなくて なにも正しいと思えなくて 世界中は敵ばかりで 友だちはどこにもいない 信じるっていう言葉を表面的に使い続けると 信じていることが人それぞれ違うってことを忘れてしまう 自分の信じていることを話すだけなら 話す意味なんて最初っからない 思うっていう言葉を表面的に使い続けると 思っていることが人それぞれ違うってことを忘れてしまう 自分の思っていることを伝えるだけなら 分かり合えるはずもない 信じるってことをぼやかして どんな思いも閉じ込めて あいまいな微笑で人に会い 友だちのふりをする 隣には君がいて それ以上はなんにも望まないと 他に友だちはいらないのだと 会心の笑いを、君に

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百年のまぼろし

長いあいだの約束は ひとつの恋で破られ 思い出は一瞬にして 廃墟のなかの灰になる 嘘は 疑いよりも快適で 愛よりも役に立ち 何よりも長続きする すばらしい日々は 悲惨さとともに生きる 真実もなく 事実もないところに すばらしい日々は意味を失う 枯葉の道を歩くとき 百年の孤独が僕に寄りそう それは仕組まれたものなのか シナリオ通りのことなのか 私が選び取ったものは すべてまぼろしだったのか

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伝わらないこと

こころを籠めて話しても 言いたいことが伝わらない もどかしいけれど わかってほしいけれど 言葉を尽くしても 間違って理解されてしまう 誤解される なにもかもが間違って伝わり 沈黙さえも誤解される なんにも言わないでいると 嘘をついたと思われ 悪いことをしたかのように 間違ったことをしたかのように なんにも言っていないのに 優しく響いた音が なんていう音を出すんだと言われ 間違って出した音ではないのに いいと思って出した音なのに こころを籠めて奏でても そのこころは伝わらない

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抵抗

政権の脅威は やつらが権力を握る前にのみ 闘うことができる でも闘うはずの若い人たちは 抵抗とは程遠い 人は若いと純粋で 純粋だから利用され 飛行機で敵艦に突っ込んだり 大人にとんがり棒をかぶせたり 抵抗しても知れている 自殺は卑怯なことだと言われ ひきこもりには同情もない いたずら書きは逮捕され 発言しても相手にされず 若い人の抵抗は徒労に終わる 若い人はわがままで ないものねだりはどこまでも続く 愛する人と暮らしたい 素敵な場所で暮らしたい 自由が欲しい、お金が欲しい 欲しいものを手に入れるには 抵抗なんてしていられない ギターを手に入れるためならば なんでも言うことを聞いて 抵抗なんて忘れてしまおう 従順でいれば大人に好かれ 賞賛されて美化される 抵抗なんかで人生を棒にふれば あなたは一生後悔をする 抵抗の代償は高いのだ それでも抵抗をあきらめず 正しい大人をやりながらも ひそかな抵抗を繰り返し 優しい人を演じながら 抵抗の種を蒔く

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僕を見る目

マスクをしない僕を見る目は 非難に満ち溢れている 非国民といって ののしっている みんなでマスクをつけて もう一度 敗戦国になってしまえ

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偽善者

雌が産む卵や子の数は 死亡率の大小に比例する 死亡率が高いと生まれる数は多くなり 死亡率が低いと生まれる数は少なくなる それが動物の世界 たくさん生まれれば たくさん死んでもいい ひとりしか生まれなければ ひとりも死んではいけない そんなものなのだろうか 何百人もの人を殺した地震は悪 何千匹もの魚を釣り上げた釣り人は善 何万人もの人を殺したウイルスは悪 何億もの菌を消毒して殺した人は善 そんなことはあたりまえ 命を大切にと説く人たちが 戦争に行けば敵をたくさん殺し 人の命は地球より重いという人が 人々が殺されていることに目を瞑る 大事なのは自分の命だけ 誠実さという仮面をかぶった人が したり顔で話す それを聞いた僕は 気持ち悪くなる 偽善を偽善とも思わない人 連帯という言葉を使って 繋がりが大事だという その人と繋がらない僕は 連帯の外にいる 連帯というこころの狭さ 共感し合う人たちは 共感しない人たちを 冷たい目でみたり 疎外したりいじめたりする いったい誰が共感などするものか 誠実さ、連帯、共感 思い上がってはいけない 人が怖い 人のすることが怖い いい人がいちばん怖い

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・・・よりも

記憶に残された遺書は 文字に残された遺書より はるかに重い 消えるものは 残っていくものよりも 心を打つ 好きな言葉は 正しい言葉より こころにしみ入る 楽器が奏でる音楽は 機械から流れてくる音楽より ずっといい

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シベリアは寒い

シベリアに抑留された人たちは 苛酷な状況のなかで純粋になり 高潔になっていった その人たちは確かに運が悪かった けれども不運さゆえに、不幸さゆえに 純粋さと高潔さは際立つ その人たちがたどり着いた高みは 私たちにはたどり着けない 官庁で高い地位に上り詰めた人たちは 嘘をついたり誤魔化したりしているうちに 醜くなっていった その人は確かに運が良かった けれども幸運なのに、幸せなのに 嘘と醜さが際立つ そのたち人がたどりついた場所は 見かけだけでさもしいばかり 苛酷な状況のなかにいても 汚く立ち回った人たちがいる でも、官庁の高い地位にいて 純粋さを保った人はいない

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思い描く

新しい世界を夢想する 夢想した世界は明るいか 新しい世界を思い描く 思い描いた世界は中庸か そこに嘘は混じってないか 誰かを傷つけてはいないか 石や樹や水といった 近くにいるものたちも 太陽や月や星といった 遠くに見えるものたちも 嘘をつかないし 傷つけることもない 動物はみんな自由だ でも限界を超えてはいけない 用心を怠れば傷つき 運が悪ければ命を失う 人間もみんな自由だ でも人間も動物だ 人間も動物だから 身を守るために 戦わなければならない 暴力を認めなければ でも、自分の望みを叶えるための 暴力は自分を裏切る 自由がほしければ 正義などと言わないことだ 正義は自由を認めない ひとつの正義を信じる人は 他の正義を認めないから 正義は自由を壊す

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山本幡男

古里遠く 異國に 君若くして みまかりぬ 夢に忘れぬ たらちねの 姿を永遠に 慕ひつつ 寒風狂ふ 北の涯 君若くして 世を去りぬ 暗き戰の 犠牲に 集ひてこゝに 弔はん  

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辺見じゅん

それぞれの遺書を読むことで 戦場とは戦争とは何かということを 私たちひとりひとりが自分自身に向かって問いかけることが 大切ではないか そう思っております おそらくですね 記憶で運ばれた遺書というのは 前代未聞 これからも考えられないような気がするんですね 言葉というのは ことのはと書きますよね ほんとに ことのはなんです そして言霊でもある そこのなかに人間の魂が籠っている 人間が最後に残す言葉というのは ぐさっとささるし そして 染み入るんですね

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臼井康兆

新型コロナウィルス時代をどう生きるか-。多くの人が自問自答する中、アルベール・カミュの小説「ペスト」が読み直されている。疫病の発生で隔離された街の市民を描いたフィクションだ。 小説の発表は、第二次世界大戦の終戦二年後の一九四七年。大量の人の死など「悪」が象徴的に描かれているとされ、対比するように「誠実さ」「連帯」「共感」などのキーワードがちりばめられている。

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竹中治堅

 日本では1月15日にコロナウィルスの最初の感染者が確認される。最初の感染者は中国・武漢市への渡航歴があった(『日本経済新聞』 1月16日)。1月28日には武漢滞在歴のない奈良県のバス運転手が感染していることが判明する(『日本経済新聞』 1月29日)  安倍内閣の初期対応は迅速だった。1月16日に武漢への渡航歴がある日本人の感染が確認されると関係省庁会議を開催、1月21日には関係閣僚会議を立ち上げている。1月28日に新型コロナウィルスを指定感染症と検疫感染症とすることを閣議決定、入院措置を講じられるようにしている。  さらに1月30日に首相を本部長とする新型コロナウィルス感染症対策本部を立ち上げることを閣議決定する。同日第1回会合が開かれている。  また、1月31日には中国湖北省からの入国を拒否する方針を水際対策として打ち出す。対策のため、出入国管理及び難民認定法を最大限柔軟に解釈した。  2月1日にはコロナウィルスによる肺炎を感染症法上の「指定感染症」と定める政令を施行する。これにより患者に入院勧告や強制入院を行うことが可能になった。

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Pornhub

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Erich Kästner

Die Ereignisse von 1933 bis 1945 hätten spätestens 1928 bekämpft werden müssen. Später war es zu spät. Man darf nicht warten, bis der Freiheitskampf Landesverrat genannt wird. Man darf nicht warten, bis aus dem Schneeball eine Lawine geworden ist. Man muss den rollenden Schneeball zertreten. Die Lawine hält keiner mehr auf. Sie ruht erst, wenn sie alles unter sich begraben hat. Das ist die Lehre, das ist das Fazit dessen, was uns 1933 widerfuhr. Das ist der Schluss, den wir aus unseren Erfahrungen ziehen müssen, und es ist der Schluss meiner Rede. Drohende Diktaturen lassen sich nur bekämpfen, ehe sie die Macht übernommen haben.

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Franz Kafka

“Now, if you will permit me,” said K., “I will ask you a rather rude question.” The landlady remained silent. “So I may not ask,” said K., “that’s enough for me, too.” “Oh, of course,” said the landlady, “that’s enough for you, that especially. You misinterpret everything, even the silence. You simply cannot help it. I do give you permission to ask.” “If I’m misinterpreting everything,” said K., “then perhaps I’m also misinterpreting my own question, perhaps it isn’t all that rude. I simply wanted to know how you met your husband and how this inn came into your hands.”

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Gabriel García Márquez, 黒木本店

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最果タヒ

想像の範囲内で生きていくのはつまらないですよね。みんな、本質的には色々な感情を持っている。それなのに、相手にわかるように言葉で説明するときに、とにかく単純化してしまいがちです。その都度、自分の感情を削ぎ落として、よくある話として、ポンって出してしまう。わかる話ばかり受け取っていると、概念しか残らないんですよ。例えば「愛」って言葉を表面的に使い続けると、その「愛」が人それぞれ違うってことを忘れてしまう。自分の知っている概念を話すだけなら、いっそ話す意味なんてないじゃないですか。

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谷川俊太郎

万有引力とは ひき合う孤独の力である   宇宙はひずんでいる それ故みんなはもとめ合う   宇宙はどんどん膨らんでゆく それ故みんなは不安である   二十億光年の孤独に 僕は思わずくしゃみをした

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らくなちゅらる通信

「祈り」は学校教育にも取り入れられています。毎朝の朝礼で児童たちは必ず1分間の瞑想をするのです。朝一番に祈りを捧げることで、授業中の集中力が高まるという調査結果も出ているとのこと。 では、ブータン人のみなさんは、祈るとき一体何を考えているのでしょうか? 質問をしたほとんどの方が真っ先に答えたフレーズは、「生きとし生けるものすべてが、災いから解き放たれ、幸せになりますように」。ブータンの人々は、仏壇に祈りを捧げるとき、お経を唱えながら、まず第一に、「すべての生きとしいけるもの」に祈りを捧げるのです。

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W. Robert Moore

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Barry L. Beyerstein

Whenever I venture out of the Ivory Tower to deliver public lectures about the brain, by far the most likely question I can expect as the talk winds up is, “Do we really only use 10 percent of our brains?” The look of disappointment that usually follows when I say it isn’t so strongly suggests that the 10-percent myth is one of those hopeful shibboleths that refuses to die simply because it would be so darn nice if it were true. Why would a neuroscientist immediately doubt that 90 percent of the average brain lies perpetually fallow? First of all, it is obvious that the brain, like all our other … Continue reading

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Nextstrain

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四本裕子

駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね。

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四本裕子

間違った心理学で、男性がこう、女性がこうとか、世の中ではよく言われていますね。 例えば、男女の脳の違いとして、男性の方が左右の脳の連携がよくないとか。これには、元になった論文がありまして、1982年に『サイエンス』誌で発表されています。男女それぞれ、脳梁の太さを測ったら、女性のほうが太かったと。でも、この論文のデータは男性9人、女性5人からしかとってないんです。それだけで、女性のほうが左右の脳の連絡がよくできてるっていう結果にしている。そもそも信頼性がないし、その後、いろいろな研究者が再現しようとしたんだけど、結局できてません。今さすがにこれを信じている脳科学者はあんまりいないんですよ。 パターン認識は、最近の機械学習が得意なので、パターンの違いを学習したAIに分類させると、約92%の精度で男女を見分けることができる、くらいのことは言えるんです。でも、これって、たぶん男女じゃなくても、これくらいの差は出るんですよね。例えば、20代の人と30代の人、というふうに比べてもやっぱり差はでると思います。

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黒川伊保子

男性と女性では異性に関して、「感じる能力」に大きな差があり、大抵の場合、女性のほうが高くなっています。それもそのはず。女性は、子どもを産むのに命がけです。種によっては1回の生殖に2~3年もかかるのです。 一般的に女子の方が「恋の確信が深く」、「相手に厳しい」のはこのためです。厳選した遺伝子の相手に一時期はしっかりほれるけども、恋の興奮が去った後に相手の「あら探し」をはじめるのは種の戦略なのです。 一方男性は、生殖に関して命を失うことはほとんどなく、時間でいえば、30分もあれば済むので、「異性のあら探し」をしないのです。とくにプライベートエリア内(手の届く範囲)に入ってきた異性に関して、とてもとても観察力が低いです。バストやヒップが豊かでウェストがくびれている、などという「女性ホルモン分泌の証し」となるポイントには刺激を受けるものの、彼女の表情や髪型になんて、とんと意識が行きません。細かいあら探しはせずに、目の前の異性が発情すれば、これに応えて、鷹揚に発情してやる、という感じです。 女性からしたらそんな簡単に…・・・とビックリする話ですが、男性脳の観察力の低さは、生殖能力の高さの証しなんです。

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J-CAST ニュース

新型コロナウイルスに関連し、緊急事態宣言が出されると、都道府県をまたぐ移動の自粛が求められた。 すると、各地で県外ナンバーの車への偏見が生じ、道路で県外ナンバーをチェックする自治体が現れ、車への嫌がらせも相次いでいる。いわゆる「県外ナンバー狩り」と呼ばれる現象だ。トラブルを防ぐために、県外ナンバーだが県内在住であることを示すステッカーがネット通販サイトで販売され始めた。

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山中伸弥

普通の病気は、患者さんや家族を苦しめます。しかし、新型コロナウイルスはより多くの人を苦しめています。 感染した方、そのご家族 エッセンシャルワーカーの方々。医療従事者、公共交通、物流、インフラ、小売り、窓口業務など、自らの感染リスクと、偏見や差別に耐えながら社会を支えて頂いている方々。(提言) 活動自粛により、仕事、介護、教育などの権利を奪われている方々 収束には長期間を要します。しかし夜は必ず明けます。それまでの間、これらすべての方々を守らなければなりません。 私はどれにも該当しません。一番の社会貢献は、できるだけ外出を控えてエッセンシャルワーカーの方々への負担を減らすことです。しかし、それ以外に何か出来ないか、常に模索しています。一人一人のプラスアルファの努力が求められています。

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岡山憲史

安倍総理は「自分には3つの敵がいる」と述べた。 1つ目の敵は朝日新聞に代表される、いわゆる「反日左翼」。この勢力は自分が何をやっても常に敵であるという。 2つ目の敵は「財務省」。財務省は数百人体制で国会議員に財政破綻論をすり込んでいく。さらにはジャーナリスト、評論家、財界人などにも説明に回り、財政破綻論を吹聴させている。 3つ目が国際金融資本。いわゆるグローバリズムだ。日本の株式市場は外圧によって株価指数先物を導入してからヘッジファンドの売り崩しによって株価暴落を引き起こした。 安倍総理がいう3つの敵こそが我々国民の最大の敵であることを知ることだ。

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秦始皇

秦始皇(前259年-前210年),嬴姓,趙氏,名政,時稱趙政,史書多作秦王政或始皇帝,祖籍嬴国(今山东济南市莱芜区),生於趙國首都邯鄲(今河北邯鄲市),是秦莊襄王之子,商朝重臣惡來的第35世孫。出土《北京大學藏西漢竹書》第三卷中稱其為趙正。唐代司馬貞在《史記索隱》引述《世本》稱其為趙政。曹植《文帝诔》最早称始皇帝为嬴政,後世通稱嬴政,亦被某些文學作品稱為「祖龍」。他是戰國末期秦國君主,十三歲即位,先後鏟除嫪毐與呂不韋,並重用李斯、尉繚,三十九歲時滅亡六國建立秦朝,自稱「始皇帝」,五十歲出巡時駕崩,在位三十七年。 秦始皇是中國史上第一位使用「皇帝」稱號的君主。統一天下後,秦始皇繼承了商鞅變法的郡縣制度和中央集權,統一度量衡,「車同軌,書同文,行同倫」及典章法制,奠定了中國政治史上兩千餘年之專制政治格局,他被明代思想家李贄譽為「千古一帝」。但另一方面,秦始皇在位期間亦進行多項大型工程,包括修築長城、阿房宮、驪山陵等,施政急躁,令人民徭役過重,是秦朝在他死後3年迅速灭亡的重要原因。

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Sayuri Shirai

For starters, public debt such as government bonds are liquid and safe financial assets, with diverse maturities up to 40 years. As such, there is high demand among banks and insurance firms for public debt in the absence of alternative financial assets in Japan. Second, Japan’s persistent current account surpluses and correspondingly substantial net external financial asset position have enabled Japanese borrowers to rely largely on domestic capital, thereby avoiding foreign debt crises. Third, the Bank of Japan currently holds nearly half of all government bonds to achieve its 2 percent inflation target through unconventional monetary easing. The resultant lower yields have reduced the government’s interest payment. Moreover, efforts to … Continue reading

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Peter Pham

To provide more attractive debt options, the government will have to tolerate more interest liabilities. That means increased loaning to pay for this. This is a typical perpetual debt trap, a vicious cycle where borrowing to service an ever-growing interest repayment. The more you’re borrowing to pay debts today, the more interest and obligations you’ll have to face tomorrow. Japan may be a prodigal debt manager for now, but because the structure of its society will not change significantly and its economy is not productive enough, the only viable option is default. This scenario is what economist claim to be impossible. Unless Japan attempts a leap of fate to ensure … Continue reading

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財務省

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財務省

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United Nations

Developing countries’ repayments on their public external debt alone will soar between USD 2.6 trillion and USD 3.4 trillion in 2020 and 2021 due to the COVID-19 pandemic.

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Maddy Savage

Sweden’s strategy to keep large parts of society open is widely backed by the public. It has been devised by scientists and backed by government, and yet not all the country’s virologists are convinced. There is no lockdown here. Photos have been shared around the world of bars with crammed outdoor seating and long queues for waterfront ice cream kiosks, and yet it is a myth that life here goes on “as normal”.

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Clarissa Ward

It could take years and tens of thousands of people could be killed and in that equation, the use of the world “victory” seems almost sick. As I said before, I have been a war correspondent for more than 10 years, I have been to Iraq, Afghanistan, Gaza and every terrible conflict that you can think of. I have never seen anything on the scale of Aleppo. There are no winners in Aleppo.

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家庭画報

木々や花に囲まれて過ごす至福のひととき。風の音、鳥の声が心地よい。白樺をはじめとする木々も草花も姜さんが自身で植えた。傍らに立つ木は当初からこの庭の中心にあり、姜さんが「この庭の守り神」と呼ぶミズナラ。

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Samuel Schellenberg

Des heures d’attente pour manger. Ces sept derniers jours, dans l’actualité helvétique, aux interminables queues de voitures devant les drive-in du leader mondial de la malbouffe ont succédé les images d’une longue file de quelque 2500 précaires, samedi à la patinoire de Vernets, à Genève. Des femmes et des hommes durement frappés par la situation économique liée au Covid-19, venus recevoir un sac de nourriture d’une valeur de 20 francs.

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School of Media and Journalism, University of North Carolina at Chapel Hill

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二条院讃岐

わか袖は塩干に見えぬ沖の石の 人こそしらねかはくまもなし

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Frank Blethen

The COVID-19 pandemic has simultaneously proved the life-and-death importance of local journalism in our democracy and accelerated the destruction of the free press at a scale that only Congress can reverse. During the novel coronavirus outbreak, readership of The Seattle Times and newspapers nationwide is at an all-time high, but with plummeting advertising revenue. So many papers have laid off staff that journalism enterprises are in danger of not being able to provide the necessary local coverage vital to community connection just when it is most needed: in the midst of a national health and economic crisis. While the newspaper industry has been struggling with a changing business model precipitated … Continue reading

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鬼頭勇大

日本企業に顕著な傾向として「上司への信頼性の低さ」も挙げられた。10カ国全体で、「自身の上司よりロボットを信頼する従業員」の割合は64%だったのに対し、日本では76%。岩本特任教授は、産業構造の変化に人事制度がついていけなかったことを理由に挙げる。「大量生産、大量消費の時代には、経験や勘に頼る部分も大きく、年功序列がある程度機能していた。しかし、効率化が重視されるようになる中で、マネジメントにも勘に頼らない合理性が必要となってきている。これまでの年功序列式のマネジャーでは、現場との距離が生まれている」と岩本特任教授。「データで見ると、年功序列の効率が悪いと分かることがほとんど。その一方で、データを基に効率化すると困る人がAI導入や制度改革に抵抗している」とも指摘する。 今回の発表では、AIの導入が進まないのが単にテクノロジーの問題ではなく、日本企業の構造的な問題も絡んでいることが浮き彫りになった。一部の大手企業では、労組と協調して年功序列の段階的な変更を実行しているケースが出始めてきたが、世界基準のAI導入にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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Kristina Läsker

Employees at the Swedish unit of the German travel conglomerate TUI are volunteering to have a microchip implanted in their hands. The technology literally opens doors, but also raises numerous ethical questions.

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段木昇一

ブロックチェーンの技術は、仮想通貨に限らず、幅広い分野での応用が期待されており、今後の社会を大きく変革する可能性を秘めていることから、世界中で注目されている。 ところが、残念なことに、日本はこの分野で国際競争に立ち遅れているとの懸念が高まっている。なぜ日本にはブロックチェーン技術が不足しているのか? その最大の理由は日本にフィンテック(ITを活用した新しい金融サービス)への投資が少ないことにある。フィンテックの投資規模は中国のわずか1・5%程度にすぎないという調査結果もある。 さらにもう一つ背景にあるのは、日本国内での担い手(技術者)不足である。もともとブロックチェーンのエンジニアは、海外では「P2Pファイルシェア」のプログラマーが多い。なぜならブロックチェーンはP2Pの技術を用いて構築されている分散型ネットワークの一つだからだ。しかし日本では、この分野は著作権問題などがからむグレーゾーンだったため、これまでプログラマーが個人として、あるいはベンチャー企業として積極的に開発に携わっていなかったという事情がある。大企業ではなおさらそうした傾向が強く、ブロックチェーン技術に縁遠い時間が長かった。その結果、諸外国に比べて最先端の技術に対応できる人材の厚みに欠けてしまっている点は否めない。

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田上智裕

日本ではよく「Why Blockchain」という言葉を耳にする。要するに「それブロックチェーン使う必要ある?」ということだ。Fedexのような物流におけるサプライチェーンにブロックチェーンを適用する場合、多くが運送される商品のトラッキングを目的としている。この商品追跡をブロックチェーンで行う意義は大いにある。最もインパクトが大きいと考えるのはヒューマンエラーの防止だ。スマートコントラクトで物流の管理を自動化することにより、意図したエラーだけでなく意図しないエラーすらも防ぐことができる。これは純粋なプログラムとデータベースの解放では実現できない。なぜなら、そこに人間の意思が介在するからだ。

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Markus Gabriel

When, at a closer glance, so many objects are questionable, when all knowledge seems to be clothed in a kind of deep unknowing, why do we still place any trust at all in reality as it appears to us, in the world in which we seem to live?

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井上靖

むかし写真画報と言う雑誌で、比良のしゃくなげの写真を見たことがある。そこははるか眼下に鏡のような湖面の一部が望まれる北比良山系の頂で、あの香り高く白い高山植物の群落が、その急峻な斜面を美しくおおっていた。その写真を見たとき、私はいつか自分が、人の世の生活の疲労と悲しみをリュックいっぱいに詰め、まなかいに立つ比良の稜線を仰ぎながら、湖畔の小さな軽便鉄道にゆられ、この美しい山嶺の一角に辿りつく日があるであろう事を、ひそかに心に期して疑わなかった。絶望と孤独の日、必ずや自分はこの山に登るであろうと。 それから恐らく10年になるだろうが、私はいまだに比良のしゃくなげを知らない。忘れていたわけではない。年々歳々、その高い峯の白い花を瞼に描く機会は私に多くなっている。ただあの比良の峯の頂き、香り高い花の群落のもとで、星に顔を向けて眠る己が眠りを想うと、その時の自分の姿の持つ、幸とか不幸とかに無縁な、ひたすらなる悲しみのようなものに触れると、なぜか、下界のいかなる絶望も、いかなる孤独も、なお猥雑なくだらなぬものに思えてくるのであった。

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ウィキペディア

 朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨みや辛みだけでなく、無念さや悲哀や無常観、(虐げる側である優越者に対する)あこがれや妬み、悲惨な境遇からの解放願望など、様々な感情をあらわすものであり、この文化は「恨の文化」とも呼ばれる。  恨の文化は、代々の王権や両班による苛斂誅求を極めた階級的支配に対する民衆の抵抗意識と、漢代の昔より幾度となく朝鮮半島を襲った中国からの異民族(漢族・モンゴル族・女真族ほか)による侵略・征服で、永続的な服従を余儀なくされた国辱を引きずり、日本(大日本帝国)による併合が「長い抑圧と屈辱の歴史」であったという事実を省みない一方的な主張の元で行われる反日教育や、内外の圧倒的な力に依存性せざるを得なかった朝鮮半島独特の文化である。

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紀貫之

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける

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山の上ホテル

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石牟礼道子

わが洞のくらき虚空をかそかなるひかりとなりて舞ふ雪の花 狂へばかの祖母の如くに縁先よりけり落さるるならむかわれも 雪の辻ふけてぼうぼうともりくる老婆とわれといれかはるなり ひとりごと数なき紙にいひあまりまたとぢるらむ白き手帖を この秋にいよよ死ぬべしと思ふとき十九の命いとしくてならぬ おどおどと物いはぬ人達が目を離さぬ自殺未遂のわたしを囲んで ばばさまと呼べばけげんの面ざしを寄せ来たまへり雪の中より

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最果タヒ

 千年前に共感する、そう書いてきたけれど、これは本当は「共感」ではないだろう。わからないものばかりだ。千年前の人々の思いは、目の前にいるだれかの言葉が、伝わってきても、胸を打っても、その人の考えていることすべてを知り尽くすことはできないのと同じように。「ああ、この人は生きている」と震えるように思えたって、それでも、「わかる」とは少し違っていた。そのことを、ここに、最後に書いておきたい。

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パイ インターナショナル

一度は訪れたい! おとぎの世界が広がるかわいすぎる村と街 家の壁や部屋の中にお花の絵が描かれたポーランドの田舎町ザリピエ。中世の面影が残るイタリアやフランスの美しい村など、世界にはおとぎ話のようなかわいい村や街が今も残っています。本書では、絵本の世界に迷い込んだようなノスタルジックな場所や伝統的な建築物が残る小さな村、そして映画や物語の舞台になった街など、ロマンティックでかわいい場所を厳選して紹介します。

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濱田篤郎

 人間の文明は古代、中世、近世、近代と進化を遂げてきた。そしてペストの大流行はその節目毎に出現している。この病気が本来は、ネズミという生物種を維持するメカニズムであったとしても、同時に人間の文明を進化させる魔力として機能しているのかもしれない。  現在、世界に存在するペストの巣窟は3つにとどまらない。4回目の世界流行の果てに、それは北米の砂漠地帯にも新たな拠点を築いたのである。これら巣窟の周囲では、最近でも年間2000人前後のペスト患者が発生している。抗菌剤が発達した現代、その死亡率は10%以下に低下しているが、近年は抗菌剤に抵抗性のペスト菌も少しづつ出現しているのである。  最後の世界流行が発生したのは19世紀末のことで、300年周期とすれば次の流行は22世紀あたりになるだろう。しかし油断は禁物である。ペストは文明の停滞や堕落を常に監視しているのだ。  カミューは「ペスト」の最終章を次のような文章で結んでいる。  「人間に不幸と教訓をもたらすため、いつかペストは鼠どもを呼び覚し、何処かの幸福な都市に彼等を死なせにやってくる」

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Giovanni Boccaccio

Indeed, leaving be that townsman avoided townsman and that well nigh no neighbor took thought unto other and that kinsfolk seldom or never visited one another and held no converse together save from afar, this tribulation had stricken such terror to the hearts of all, men and women alike, that brother forsook brother, uncle nephew, and sister brother and oftentimes wife husband; nay (what is yet more extraordinary and well nigh incredible) fathers and mothers refused to visit or tend their very children, as they had not been theirs. By reason whereof there remained unto those (and the number of them, both males and females, was incalculable) who fell sick, … Continue reading

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Wikipedia

One theory that has been advanced is that the devastation in Florence caused by the Black Death, which hit Europe between 1348 and 1350, resulted in a shift in the world view of people in 14th-century Italy. Italy was particularly badly hit by the plague, and it has been speculated that the resulting familiarity with death caused thinkers to dwell more on their lives on Earth, rather than on spirituality and the afterlife. It has also been argued that the Black Death prompted a new wave of piety, manifested in the sponsorship of religious works of art. However, this does not fully explain why the Renaissance occurred specifically in Italy … Continue reading

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最果タヒ

 今の日本語は、できるかぎりはっきりと、わかりやすく、誰にでも伝わるように整理して表現することが求められる。けれど、私にとって詩はその真逆にある言葉だった。わかりあうことなんてできないような、もやもやした曖昧な部分を、わからないままで、言葉にする。「わからないけれど、でも、なんかいいなって思った」と言ってもらえるとき、私はその詩がかけてよかったな、と思う。すべてを明確に記すことはないけれど、そのかわりに、グラデーションのような感覚を言葉にすることができるはずで、少なくとも私はそう信じてきたのだ。最初に訳そうとしたこの歌で、私は詩の言葉で訳す意味みたいなものを見つけた気がした。途方も無いことだな、とも思った。思ったけれど、でも私は、逃げないだろうな。一つ目の訳。そのとき、そんなことを考えていた。

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殺人炒飯

人間社会を成長させるためには優秀なリーダーが必要不可欠ですが「奴隷」も必要不可欠なのです。「的確な指示」と「自動化」、これがキーワード。 「自動化」は、誰もが簡単なマニュアルをその通りに効率よくこなすことで実現します。 何も考えずにマニュアルに従ってればよい機械のような「奴隷」が必要なのです。 超優秀なリーダー層が10%、無能の指示待ちマシーン90%の国家。 従来の王様がいてなどの制度だと、リーダーの指示ミスというリスクが大きいけれども成長しやすく衰退しやすい国家といえます。 歴史的にこの支配する側の割合、支配される割合の大きさは永遠の課題ですが、誰もが「平等」という社会は、国家が成長していかないのです そうです、我々が奴隷にならないためには、国家が成長しようとしている間に、我々は、こっそり停滞する必要があるのです 国家に合わせて、この資本主義社会の中で「成長」しようとするということは、サラリーマン(奴隷)として「支配」されて生きていくということになるのです。

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小笠原隆夫

ある大企業で上級の管理職をされていた方が定年でリタイヤされ、その後すぐに住んでいる地域の自治会運営に関わることになりました。しかし周囲の人からあっという間に総スカンで嫌われてしまいました。大きな組織をまとめていた経験をお持ちで、人望もあろうはずなのになぜなのか・・・。 何をしたかというと、自治会に参加してすぐに「君はあれをやって!」「あなたはこの担当で」「これはこうすべき」などと矢継ぎ早に周りの人に指示命令を発して仕切りだし、なおかつ自分は実際の作業には手を出そうとしなかったそうです。 この場面だけを見れば「そんなことすれば、そりゃあ嫌われるでしょう」と思いますが、実は大きな組織で大人数をまとめている管理職の仕事って、これと同じようなことが多いのではないでしょうか。この元管理職の方も、それまで仕事でやっていたことと同じペースで、当たり前の感覚で動いた結果だったようです。 勘違いしがちなのは、指示される側は「職務上の立場として指示命令に従っている」ことが圧倒的に多いのに、指示する側は「自分は尊敬されている」「能力を認められている」「信頼されている」など、人として全面的に認められていると思い込んでいたりすることです。

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Ole Jørgen Benedictow

Thus, the arrival of the Black Death heralded a new historical period in which epidemic disease affected profoundly the structure and course of European society, from Norway to Spain, from England to Russia. Later research has shown that developments were quite similar in Arab countries in North Africa and the Middle East, and this appears also to be the case in Asia Minor and the Trans-Caucasian countries. This, then, is the reason the history of the Black Death is important: it made history.

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Ole Jørgen Benedictow

The development of long-distance trade by galleys and cogs from the late 1200s was crucial to plague’s spread, because it linked Europe together and with distant trading stations and commercial hubs near plague focal points in north Africa, the near east, the Middle East, and in southern Russia. In the early 1300s, the probability that plague would arrive in Europe was rapidly increasing; the commercial and demographic requirements for its dissemination were all in place. The historical impact of the Black Death and subsequent plague epidemics resulted in a temporary halt in the development of the early Renaissance, which was not resumed until about 1450.

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Centers for Disease Control and Prevention (CDC)

Despite the vast devastation caused by this pandemic, however, massive labor shortages due to high mortality rates sped up the development of many economic, social, and technical modernizations (Benedictow, 2008). It has even been considered a factor in the emergence of the Renaissance in the late 14th century.

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ウィキペディア

腺ペスト (bubonic plague) は、3種類あるペストの1種であり、ペスト菌によって発病する。ヒトペストの80-90%を占める。 傷口や粘膜から感染し、ペスト菌に曝露してから1日~7日後に40℃程度の発熱症状や頭痛、悪寒、倦怠感、不快感、食欲不振、嘔吐、筋肉痛、疲労衰弱や精神混濁を呈する。皮膚のペスト菌が進入した箇所から一番近いリンパ節に腫れや痛みが発生する。場合によっては腫れたリンパ節が破裂することがあり、敗血症から肺ペストに移行する。 ペストは14世紀にアジア、ヨーロッパ、アフリカで流行し推定5000万人が死亡した黒死の原因であると信じられている。この流行による死者数は当時のヨーロッパ人口の約25%~60%である。死亡者の多くは労働人口だった故、労働力需要が上がると共に労働賃金も上昇した。一部の歴史学者はこの出来事を欧州経済発展の転機だとしている。”bubonic”はギリシャ語の βουβών、股という意味である。また”buboes”は腫れたリンパ管という意味がある。

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sasakiii

ステージ1 : 人類誕生~10,000年前(人が日常的に死んだ時代) 狩猟生活。基本他の動物と同じなので生存競争の中で日常的に死ぬ。 ステージ2 : 10,000年前~200年前(疫病・飢饉で人が死んだ時代) 農耕生活。大規模な社会が生まれたけど疫病・飢饉・戦争で定期的に死ぬ。生まれ落ちた階級ガチャでも理不尽に死ぬ。 ステージ3 : 200年前~50年前(人が人を殺した時代) 産業革命以降。外部エネルギー(石炭等)を活用できるようになり衣食住急改善したことで死が身近でなくなった一方で、政治判断で突発的に数百万人単位が死ぬ。 ステージ4 : 50年前~今(人が死ななくなった時代) 冷戦以降。理不尽は世界から完全には消えていないが、死は身近ではないし、突発的に数百万人死ぬこともなくなった超安定期。

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Max Roser, Hannah Ritchie, Esteban Ortiz-Ospina

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山折哲雄

時々、医者の会議に招かれ、講演させていただくのですが、そういうときに言っているのは、「そろそろ尊厳死・安楽死をちゃんと現代医学側の問題として、医療の方法としてきちんとそれを議論し、受け入れることを考えてください」と。 そうしたら、それに賛成する意見も多少は出てくるのですけれども、しかし、ある医師会出身の議員が最後に、「法律の壁を崩すことはできませんよ」と断言されたんですね。日本の医学、病院の動きを見ていると、やっぱりそう。シンポジウムのテーマにすらできないんです。尊厳死・安楽死の問題はタブーなんですね。 医学界に次ぐ抵抗勢力は仏教界です。僕はお寺さんとは付き合いがあるから、言うんですよ。「あなた方ね、一番今大事なのは、臨終行儀だ。死にゆく者に死をどう受け入れてもらうか。これを積極的にやってもらわないと、人間最期の重要課題が暗礁にのりあげてしまいますよ」と言っているんです。 しかし、実際は死んでお葬式の場になって初めて僧侶が出てくる。本来、病院で亡くなろうとしている人間の近くで僧侶が寄り添い、そこできちんと引導を渡さなければと思うんですが、この社会ではなかなかそうはならない。病院に僧侶が入って読経なんかしたら、たちまちつまみ出されてしまうのがオチですね。 老後、自分で自分の身を処するという考え方は当然出てきます。そこで、「断食」という手法があるということを僕は以前からいってきた。家族や共同体に必要以上の迷惑を掛けないということもあるけれども、自分で自分の食のコントロールをして、最後は食を断って死んでいく。実はこの断食を死の入り口とする人が、戦後間もないころまでは結構、多かったんです。これは仏教の伝統にもあったということにもよっている。そしてそれは、場合によっては逆説的に健康を回復させ生命を蘇らせることもある。自分の決断において、生から撤退するという決断です。断食というのは、ぎりぎりのところで生まれ変わるという再生の契機でもあります。

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Albert Camus

Mais il savait cependant que cette chronique ne pouvait pas être celle de la victoire définitive. Elle ne pouvait être que le témoignage de ce qu’il avait fallu accomplir et que, sans doute, devraient accomplir encore, contre la terreur et son arme inlassable, malgré leurs déchirements personnels, tous les hommes qui, ne pouvant être des saints et refusant d’admettre les fléaux, s’efforcent cependant d’être des médecins. Écoutant, en effet, les cris d’allégresse qui montaient de la ville, Rieux se souvenait que cette allégresse était toujours menacée. Car il savait ce que cette foule en joie ignorait, et qu’on peut lire dans les livres, que le bacille de la peste ne … Continue reading

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佐藤由美子

・・・実際、死ぬときはみんなひとりだ。たとえ側に誰かがいたとしても、私たちはひとりで生まれてきて、ひとりで死んでいく。  とはいえ、孤独を感じる患者さんが多いという現実は確かにある。しかも、家族と一緒に住んでいても、病院や施設でたくさんの人に囲まれていても、だ。これはなぜなのだろうか?  あなたには、こんな経験があるかもしれない。都会の人の群れの中で急にひとりぼっちだと感じたり、パーティーで楽しそうに談笑する人の輪になかなか溶け込めないと感じたりする。周りに人はいるのに、つながりを持つことができない。誰も自分を理解してくれないし、受け入れてくれない。末期の患者さんにも、そのような孤独感を抱く人がたくさんいるのだ。  何も周りの人は患者さんに意地悪でそうしているわけではないし、そうしているという実感さえないだろう。あなただってそのはずだ。では、何が問題なのかと言えば、ただ単に、私たちは死を迎える人の心がわからないのである。患者さんだって自分の気持ちをうまく表現できないことが多いし、なかなか心を開かない人もいる。こうして、患者さんと周囲との関係には、すき間ができていくのだ。  何より、最も大きな原因は、私たちには「死」について教えてくれる人が誰もいなかった、ということだろう。昔は死がもっと身近にあり、病気の人に接することも頻繁にあった。だが、今やたいていの死が病院で起こるので、医療者でも限り、一般の人が死を目のあたりにすることは、一生のうちで数えるほどしかない。ほとんどの病院では、死期が近づいた患者さんは個室へと移される。本人とご家族のためという理由もあるが、むしろこれは、他の患者さんを動揺させないための措置だ。このように日本では、多くの人が死を迎える病院においてさえも、死が遠くに追いやられているのである

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Jack Tobin

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Global Times (环球时报)

When Chinese youth in the 1980s encountered reform and opening-up and got the chance to see the outside world, they were shocked by the gap between China and other countries, and many middle-aged Chinese people share this feeling. Song Luzheng, 50, a research fellow at the China Institute of Fudan University, said that the most fundamental reason why the youth today is much more confident is the firm economic or material foundation that the CPC has laid in the past three decades. China’s immunity from peaceful evolution and ideological offensive launched by the West was weak in the late 1980s, but today its immunity is getting much stronger.

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Gospel of John

And you will know the truth, and the truth will set you free.

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Statista

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Soo Kim

Sweden’s death rate is more than twice as high as that of the U.S. (around 5.8 percent), the current epicenter of the outbreak which has the highest death toll in the world, and of China (around 5.5 percent), where the virus was first reported in the city of Wuhan. The country has sparked controversy for its seemingly relaxed approach to combating the pandemic by surprisingly choosing not to impose a nationwide lockdown, while many of its European neighbors, including across Scandinavia, have done so. The country has reported more than 21,000 confirmed cases, including nearly 2,500 fatalities. Its death rate is nearly six times as high as that of Norway … Continue reading

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Paolo Giordano

La storia dolorosa e commovente di Alice e di Mattia, e dei personaggi che li affiancano nel loro percorso. Una scrittura di sorprendente fermezza e maturità, una materia che brucia per le sue implicazioni emotive. Choices are made in brief seconds and paid for in the time that remains.

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