黒田勝弘

韓国最大のお祭り日である旧暦8月15日の中秋節は「チュソク」という。韓国人はまだまだ家族意識が強いので「チュソク」は家族、親類が一堂に会し、墓参りなど祖先に礼をささげるとともに、実りに感謝し無病息災を祈願する。ところがこの一堂に会するのが近年、面倒になり、不満やトラブルが多いのだという。
テレビの奥さま番組で「秋夕を前にした家族の悩み」というのをやっていたが、夫の実家を訪れる嫁にとって実家でいわれる最もイヤな話ワースト3が「もう帰るの?」「ダンナに食事はちゃんと作ってあげてるの?」「まだいい便りはないの?」だという。
1番目は、なかなか来たがらない嫁が来てもすぐ帰りたがるという批判。2番目は夫(息子)に尽くせという注文。3番目は早く跡取りを産めという圧力。
実家に行くと厳しい嫁批判が出がちだが、韓国では息子にとって母は絶対なため嫁は不満だ。そこでケンカになって「チュソク」後には毎年、離婚相談急増という。女性にとって結婚生活とは昔はイコール我慢だったが、最近の嫁は我慢しないのだとか。

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