スポニチ

日本を拠点に活動する中国人研究者らが帰国後に連絡が取れなくなるケースが相次いでいる。中国の習近平指導部が日本寄りの人物への圧力を強めることで日本側に揺さぶりを掛けている可能性があり、在日中国人の間で動揺が広がっている。
共同電によると、日中で活躍する中国人学者、朱建栄・東洋学園大教授は7月に上海市を訪問後、スパイ容疑で中国当局の取り調べを受けており、連絡が途絶えている。また複数の日本在住中国人によると、日本で発行されている中国語新聞「新華時報」の編集長、蘇霊氏は5月に北京に出張して以降、消息が分からなくなっている。
蘇氏は日中友好に向けた活動に積極的に参加。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の対立を回避するよう呼び掛ける署名運動も実施していた。「日中双方に情報を提供しており、スパイの疑いがかけられている」との情報もある。そのほか、中国共産党機関紙の東京特派員を経験した男性は昨年帰国して以降、一時連絡が取れなくなった。周辺関係者によると、男性は政府関係者から「日本人記者らと接触すれば面倒なことになる」と警告を受けたという。

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