金子みすず

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

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2 Responses to 金子みすず

  1. shinichi says:

    わたしと小鳥とすずと

    by 金子みすず

  2. shinichi says:

    (sk)

    モンテーニュのいう la diversité とか le plaisir de la variété というようなものと、金子みすずの「みんなちがって、みんないい」は、不思議なくらいその感じが似ている。

    モンテーニュは考えに考えてそういう価値に辿り着き、金子みすずは体験を通して直感のようなものでそこに辿り着く。本を読んでも読まなくても、酷い体験をしてもしなくても、同じところに辿り着ける。

    村岡花子の「想像の翼」についても同じことを感じたが、金子美鈴の詩に接してみて、直感を文章にすることの素晴らしさを感じた。

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