地震調査委員会

領域または地震名 地震規模 地震発生確率
10年以内 30年以内 50年以内
南海トラフ M8~M9クラス 20%程度 70%程度 90%程度
東北地方太平洋沖 Mw8.4~9.0 ほぼ0% ほぼ0% ほぼ0%
相模トラフ沿い M8クラス ほぼ0%
~1%
ほぼ0%
~5%
ほぼ0%
~10%
相模トラフ沿い M7程度 30%程度 70%程度 80%程度

3 thoughts on “地震調査委員会

  1. shinichi Post author

    東京都

    地震調査研究推進本部

    http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kanto/p13_1_tokyo.htm

    東京都(伊豆諸島及び小笠原諸島を除く)に被害を及ぼす地震は、主に、相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震と、陸域の様々な深さの場所で発生する地震です。

    相模湾から房総半島南東沖にかけてのプレート境界付近で発生する地震としては、例えば、1923年の関東地震(M7.9)があります。この地震では、都内のほとんどで震度5~6の揺れとなり、大火災が発生したことも災いして、当時の東京府内では、死者・行方不明者70,387名などの非常に大きな被害が生じました。また、1703年の元禄地震(M7.9~8.2)でも当時の江戸は大きな被害を受け、火災も発生しました。

    陸域で発生した被害地震としては、荒川河口付近で発生した1855年の(安政)江戸地震(M6.9)が知られています。この地震は、浅い地震であったか、関東地方の下に沈み込んだフィリピン海プレートに関係したやや深い地震であったか、はっきりしていません。この地震により、下町を中心に全体として死者約4千名などの大きな被害が生じました。また、沈み込んだ太平洋プレートに関係する陸域の深い地震としては、(明治)東京地震と呼ばれる1894年の地震(M7.0)が知られています。この地震では、東京湾岸を中心に、都内で死者24名などの被害が生じました。最近では、約100kmの深さを震源とする1988年の東京都東部の地震(M5.8)で若干の被害が生じたことがあります。さらに、歴史の資料によると、17世紀前半などに、江戸付近で発生したM6~7程度のいくつかの地震により、被害が生じたことが知られていますが、これらの地震が発生した深さは分かっていません。

    1992年の東京湾南部(浦賀水道付近)の地震(M5.7)や2005年の千葉県北西部の地震(M6.0)など周辺地域で発生する地震や、東海沖などの太平洋側沖合で発生するプレート境界付近の地震によっても被害を受けたことがあります。

    平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震では、都内で死者7名、負傷者117名、住家全壊15棟などの被害が生じました (平成26年7月10日現在、警察庁調べ)。

    東京都の主要な活断層には、埼玉県南部から都南部まで延びる立川断層帯があります。また、都内に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震には、相模トラフ沿いで発生する地震があります。

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  2. shinichi Post author

    (sk)

    「『南海トラフ地震』と『首都直下地震』は、いずれも今後30年以内に70%の確率で発生すると予測されている」

    という文章が新聞や雑誌に載るけれど、実際の予測は

    「『M8~M9クラスの南海トラフ地震』と『首都直下を含む相模トラフ沿いのプレートの沈み込みに伴うM7程度の地震』 が、いずれも今後30年以内に70%の確率で発生すると予測されている」

    ということで、それで、

    「両地震による港湾の被害想定では、南海トラフ地震で最大3・3兆円、首都直下地震で同0・8兆円の直接被害が出ると予測されている」

    というように、被害想定が違ってくるのだ。

    首都直下地震は東京、横浜といった大都市を襲うので、確かに怖い。でも、M8~M9クラスの南海トラフ地震というのは、なんだかとてつもなく怖い気がする。

    30年以内に70%の確率で発生すると予測されていると言われても、誰も引っ越そうとはしない。洪水にあうのがわかっていても川のそばに住んでいるバングラデシュの人たちを、笑うことはできない。

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