ネルケ無方

悟るということ、それは今ここで、この自分がしなければなりません。しかし、「悟ろう」といくら思い描いても、悟れるわけがないのです。悟りを忘れて、自分を手放して、足下の現実に目を向けたそのときに初めて、悟りが実践されるのです。本当の悟り、それは手放しだったのです。
自己を実現するということも、そういうことではないかと思います。
《本当の自分》があらかじめ用意されていて、それをつかんで、実現する・・・・・・、そういう話ではないはずです。そんな《本当の自分》など、最初からどこにもないのです。自分が今ここで作り上げるにしても、作れるわけがありません。《本当の自分》という幻想を忘れて、やるべきことをただやる。そのとき初めて本当の自分になれる・・・・・・、そういうからくりではないでしょうか。

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1 Response to ネルケ無方

  1. shinichi says:

    迷いながら生きる

    ドイツ人禅僧が語る、「自分」にとらわれない考え方

    by ネルケ 無方

    《悟り》《幸せ》《自分》、言葉は何でもいいですが、結局は今、ここにいない青い鳥を探しているのです。

    **

    「あなたは何をしに来たか」
    「私は、《自分》が知りたい。本当の《私》は誰か?」
    「そう質問しているのは誰だ?」
    「だから、私はそれが分からない。分からないから、困っているのだ!」
    「《分からない》、《困っている》・・・・・・そう言っているあなたこそ、本当のあなたではないか?」

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