シン

工業化を先んじた白人はルールを作り、後から工業化した国へルールを引き渡します。それが工業における単位であり、工業化の手助けをする金融のルールも白人達が作り運営されています。近代、現代史をリードしてきた白人達に憧れるのは当然ではないでしょうか?
白人が美しい、という感覚は、歴史による刷り込みです。白人が美しいと思うものを美しいとして美術史が作られ、250年繰り返し刷り込んできたのですから、白人を美しいと思うのは当然です。日本ではおかめ顔が美しい、太目の女性が望ましい体形でした。明治維新で鎖国廃止になり、産業革命によって技術がはるかかなたに進んでいた欧米に憧れ、白人的美感覚を取り入れ、今に至るわけです。
世界的に白人的であること=美しい、素晴らしいこと、という習慣が根付いています。白人との混血、白人的で彫が深い、というのはブランドだ、という価値観です。

2 thoughts on “シン

  1. shinichi Post author

    (sk)

    憧れていると思うのも、差別されていると思うのも、「差別している」ということなのだと思う。

    21世紀になって、いまだにアメリカに憧れ、白人の憧れなんていう人がいるなんて、思ってもみなかった。

    「ビーナスの誕生」が美しいと思うのも、そのなかで羽根の付いた赤ん坊が飛んでいるのを不思議に思わないのも、キリスト教の人たちだけなのだと思っていたら、どうもそうでもないらしい。

    日本美学研究所の所長の三浦和広が、「エステティーク」の創刊の挨拶:
      http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-3.html
    のはじめにこの「ビーナスの誕生」を掲げるのを見ると、日本の「美学」の「美」は白人の美なのだと思い至る。

    馬鹿げているとしか、言いようがない。

    Reply

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *