水野学

普通とは何でしょう?
大多数の意見を知っていることでも、常識的であることとも違います。
普通とは、「いいもの」がわかるということ。
普通とは、「悪いもの」がわかるということ。
その両方を知ったうえで、「一番真ん中」がわかるということ。
「センスがよくなりたいのなら、まず普通を知るほうがいい」と僕は思います。

3 thoughts on “水野学

  1. shinichi Post author

    センスがいい商品をつくるには、「普通」という感覚がことのほか大切です。それどころか、普通こそ、「センスのいい/ 悪い」を測ることができる唯一の道具なのです。
    では、普通とは何でしょう?
    大多数の意見を知っていることでも、常識的であることとも違います。
    普通とは、「いいもの」がわかるということ。
    普通とは、「悪いもの」がわかるということ。
    その両方を知ったうえで、「一番真ん中」がわかるということ。
    「センスがよくなりたいのなら、まず普通を知るほうがいい」と僕は思います。

    これは「普通のものをつくる」ということではありません。「普通」を知っていれば、ありとあらゆるものがつくれるということです。

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  2. shinichi Post author

    知識というのは紙のようなもので、センスとは絵のようなものです。
    紙が大きければ大きいほど、そこに描かれる絵は自由でおおらかなものになる可能性が高くなっていきます。

    過去を知って知識を蓄えることと、未来を読んで予測することは、一見すると矛盾しているように感じます。しかし、僕の中でこの二つは明確につながっています。知識にもとづいて予測することが、センスだと考えているのです。

    センスが知識の集積である以上、言葉で説明できないアウトプットはあり得ません。自分のセンスでつくりあげたアイデアについて、きちんと言葉で説明し、クライアントなり消費者なりの心の奥底に眠っている知識と共鳴できる。これがクリエイティブディレクターの仕事であり、ものをつくるということだと僕は考えています。

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