林檎 1

八百屋からりんごを盗んで
半分わけてあげて
もうすぐきみも20才だねと
雨のなかで言ったけれど
19才のきみしか知らない僕は
20才のきみを知らない僕は

りんごをわけるひともいない
もう盗むこともない
いまでもきみはわがままかな
生意気なままならいいけれど
19才のきみしか知らない僕は
20才のきみを知らない僕は

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