山田澤明

NRI(野村総合研究所)では、。。。「組織IQ」の分析を行っている。組織IQとは、スタンフォード大学が開発した、企業組織の優秀度を計測するもので、意思決定の方法、権限委譲の状況、知識の共有化状況、組織のベクトルの合致状況などから、企業組織の状況を客観的に指標化する方法である。この分析では、組織の集中力は高く、現業組織は優秀であるものの、個人の個性を活かす風土がなく、タスク遂行型のモノカルチャー的組織力になっている、という結果がでている。また、外部の情報意識も低く、組織は閉鎖的で、意思決定に時間がかかり、権限委譲も不十分、としている。
外部の情報を積極的に取り入れ、個人を活かして、環境変化にすばやく対応する組織設計が不十分である、という日本企業の「変われない」理由が明確になったわけである。

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