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ギリシャ文明といえば、文明の基礎を築いた文明のように思われる。哲学、文学、音楽、芸術。ありとあらゆる「古典」がギリシャに端を発している。それはローマの礎となり、やがてヨーロッパ中に広がっていく、文明のスタンダードでもある。にもかかわらず、ギリシャの持つ文化は、エシプトの、そしてペルシアのそれに、遠く及ばなかった。
エジプトもペルシアも、オリエント文明の双璧としてこの時点で既に数千年の歴史の上に成り立っていた。ギリシャは足元にも及ばない。のみならず、ギリシャの文化もまた、全世界からみれば一極の「辺境の文化」でしかなかった。
長い歴史と、その中で培った莫大な富を有するエジプトやペルシアに対し、ギリシャの富はあまりにも貧弱だった。貧しさゆえに、彼等はエジプトに傭兵に出なくてはならなかったのだし、生き延びられる土地を探して旅にも出なければならなかった。そもそもギリシャの各都市が築かれた場所というのも、人の住んでいなかった貧しい土地である。
だからギリシャは、、まずは、ペルシアやエジプトに対し、決して対等にはなれないという宿命に気がつく必要があった。その上で、「どう接していくか」を模索する必要があった。

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1 Response to 現在位置を確認します。

  1. shinichi says:

    ギリシャ文明とは何か ー ギリシャ with エジプト、ペルシア

    現在位置を確認します。

    http://55096962.at.webry.info/201011/article_12.html

    ギリシャの文化はギリシャ人だけのものであって、それをヨーロッパじゅうに広めたのは、結局ローマの手柄なのだ。ギリシャ人は自分たち都市社会に生きる者以外のものを区別して、「蛮族」、バルバロイと呼んでいた。あのペルシャ帝国ですら「蛮族」であり、その国民はみな愚鈍な奴隷であるとすら思っていた。彼等の世界観は狭く、ローマなくしては、今のようにギリシャ文化が広まることはなかっただろう。

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