副田高行

僕はあまり勉強熱心ではないんですが、ただ言えることは、自分に興味のあることは身につくということです。仕事のためだけで情報を集めてもなかなか自分の中に蓄積していきません。もちろん、仕事によっては一生懸命勉強してやることはありますが、やはり、自分の価値観や基準をうまく表現できたとき、消費者にその広告の魅力を感じさせ、受け入れられるのだと思いますね。
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例えば、シャープのアクオスでいうと、世界の名建築シリーズや、現在の名画シリーズは、自分の興味のあるものを広告表現にとり入れているものです。でもそれは決して押しつけることではなく、それが共感を呼ぶと信じているからできるんです。世界で最も情緒の豊かな日本人はスペックだけではなく、心が動かされるものがないと満足しないと思うからです。
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クリエーターも生活者ですから送り手の役割をすると同時に、受け手でもありますから、自分にとってもいい広告だと実感できる表現をしたいんです。自分自身も含めた生活者の心を動かせる表現をしたいんです。

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