里中哲彦

「リつばな戦死とゑがほの老母」名古屋市銃後奉公会
「産んで殖やして育てて皇楯」 中央標語研究会
「初湯から御楯と願う国の母」 仙台市
「酒呑みは瑞穂の国の寄生虫」 日本国民禁酒同盟
「飾る心が すでに敵」    中央標語研究会
「働いて耐えて笑って御奉公」 標語報国社
「米英を消して明るい世界地図」大政翼賛会神戸市支部
「アメリカ人をぶち殺せ!」  主婦之友

2 thoughts on “里中哲彦

  1. shinichi Post author

    黙って働き笑って納税

    by 里中哲彦

    人の気も知らないで、よく言ってくれるよ!

    昭和戦時下、日本人を叱り続けた究極の“上から目線”の壮絶コピー集。

    Reply
  2. shinichi Post author

    戦前戦中標語集

    by オロモルフ

    http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/slogan.htm

    『傑作 国策標語大全 保存版』
    前坂俊之(監修)大空社

     この本から、戦前戦中の標語の中から今でも使えそうなものを選んでみました。

    ■■■ 国民精神作興に関するもの ■■■

    〈権利は捨てても 義務は捨てるな〉
    〈護れ日の丸 汚すな歴史〉
    〈一億の 心に染めよ 日章旗〉
    〈国があっての 命だ金だ〉
    〈敬神の この国にして この歴史〉
    〈悠久の 国に紀元の 佳節あり〉(紀元節)
    〈すめみたま 祭りたまひて 千代八千代〉(春秋皇霊祭)
    〈一系の 君を守りの 神武祭〉(神武天皇祭)
    〈君が代を 八千代に祝ふ 今日佳き日〉(天長節)
    〈心にも 咲かせ九段の 桜花〉(春秋靖国神社例祭)
    〈この初穂 神に捧ぐる 国の幸〉(神嘗祭)
    〈喜びを 捧げて祭る 初実り〉(神嘗祭)
    〈御聖業 菊花と薫る 明治節〉(明治節)
    〈土の幸 捧げて祈る 国の幸〉(新嘗祭)

    ■■■ 行政に関するもの ■■■

    (選挙・自治)
    〈清い一票 明るい日本〉
    〈選挙は人の為ならず〉
    〈出たい人より 出したい人を〉
    〈良心の 鏡に照らせ この一票〉
    〈金で選ぶな 心で選べ〉
    〈自由の一票 正しく使え〉
    〈愛せよ郷土 生かせよ一票〉
    〈自治も選挙も 真心一つ〉
    〈売るな棄てるな 尊い一票〉
    〈暇を惜しむな 一票惜しめ〉
    〈自治の光に 明けゆく郷土〉
    〈正しい選挙で 乗り切れ時局〉
    〈義理は禁物 人物本位〉
    〈氏神に 誓って一票 村のため〉

    (隣組・町会)
    〈隣組 町の手となれ 足となれ〉
    〈一億を 心で結べ 隣組〉

    (納税)
    〈納税の 義務を果たして 一人前〉
    〈完納が 家の光の 一ページ〉
    〈しっかり働き きっぱり納税〉
    〈黙って働き 笑って納税〉
    〈税金を 納めましたか お父さん〉
    〈税金は 先ず家計簿の 一行目〉

    (国勢調査)
    〈正直に 書けば気安い 申告書〉
    〈漏らすなかくすな 国勢調査〉

    (統計)
    〈統計に勝る 予言なし〉
    〈正しい統計 無言の指針〉
    〈統計は 産業日本の 道しるべ〉

    ■■■ 国力振興に関するもの ■■■

    (職域奉公・翼賛運動)
    〈これからだ 出せ一億の 底力〉
    〈踏んばれ がんばれ 日本晴れ〉
    〈努力で一貫 輝く栄冠〉
    〈君は働いてゐるか〉

    (勤務道徳)
    〈今日の仕事は 今日のうち〉
    〈無駄なく 無理なく ムラもなく〉
    〈移動して 新参者の 身の辛さ〉

    (科学振興・発明奨励)
    〈発明は もう一息の 工夫から〉
    〈産み出せ発明 工夫と熱で〉
    〈伸びよ発明 世界の日本〉
    〈子供から 育てよ科学する心〉
    〈ハテナの心に 芽生える科学〉

    (資源愛護)
    〈少ない資源 活かして無限〉
    〈買はずに一考 捨てずに再考〉
    〈これも何かの 役に立つ〉
    〈踏めば怪我 拾えば宝 折れた釘〉

    (廃品回収)
    〈捨てるな廃品 用途は無限〉
    〈物に無駄なし 工夫で活かせ〉
    〈廃品も 七たび生かす 心がけ〉
    〈勿体ない 心一つで 皆活きる〉

    ■■■ 災害防止に関するもの ■■■

    (防犯)
    〈盗難は 鍵を信じた 油断から〉
    〈外出は 言葉をかけて 鍵かけて〉

    (防諜)
    〈一寸待て スパイの眼がある 耳がある〉

    (交通事故防止)
    〈落ちついて よく見て越せよ 電車道〉
    〈自転車に 乗ってよそ見は 怪我のもと〉
    〈横断に 不意の飛出し 怪我のもと〉

    ■■■ 経済力強化に関するもの ■■■

    (貯蓄奨励)
    〈明るい家庭に 貯金の備へ〉

    (保険)
    〈保険金 笑った奴が 借りに来る〉
    〈不意の山火事 不断に保険〉

    (郵便年金)
    〈年金に 優る杖なし 老の坂〉
    〈身につく年金 落ちつく老後〉

    (商道徳)
    〈商道に 映せ日本の 美しさ〉

    ■■■ 国民厚生に関するもの ■■■

    (健康増進)
    〈何でも食べよ 良くかんで〉
    〈揃って健康 明るい家庭〉
    〈化粧美よりも 健康美〉

    (体育奨励)
    〈求めよ健康 緑は招く〉
    〈健康へ 一歩一歩の ハイキング〉
    〈歩行は保健のアイウエオ〉

    (衛生思想普及)
    〈健康児 母が日頃の 綺麗好き〉
    〈よい歯で よく噛め よくこなせ〉
    〈治療は正しく 手当は早く〉

    (栄養研究)
    〈高価な鯛より 滋養の鰯〉
    〈心に修養 身に栄養〉

    (人口増殖)
    〈若い父母から 伸びゆく日本〉
    〈産めよ珠の子 育てよ健児〉

    (育児)
    〈愛で育てて 科学で導け〉
    〈小言百より 慈愛の一語〉

    ■■■ 生活刷新に関するもの ■■■

    (生活刷新)
    〈今日から刷新 衣・食・住〉
    〈良いことは 今すぐ実行〉

    (消費節約)
    〈骨身惜しまず 無駄惜しめ〉
    〈心豊かに 暮しは地味に〉

    (主婦の心得、明朗生活)
    〈玄関に 負けず綺麗な 台所〉
    〈清潔整頓 火の用心〉

    (教養向上、読書)
    〈読書は暇より 心がけ〉
    〈伸びる人生 育てる読書〉

    (迷信打破)
    〈心の弱みに つけ入る迷信〉
    〈破れ迷信 心の迷路〉

    ■■■ 公徳心及愛護精神に関するもの ■■■

    (清掃)
    〈掃いて清めて 明るい市街〉
    〈街々を 清く明るく 美しく〉

    (ハイキング道徳)
    〈荒すな汚すな 又来る野山〉
    〈親しむ野山に 忘るな公徳〉

    (森林愛護)
    〈山は青々 御国は八千代〉
    〈護れ山林 自然美日本〉

    (樹木愛護)
    〈清めよ道路 愛せよ並木〉
    〈緑の街路樹 文化の誇り〉

    (道路愛護)
    〈よい道と するも互ひの 心がけ〉
    〈人は健全 道路は保全〉

    (河川、港湾愛護)
    〈河川愛護で 荒野も美田〉
    〈玄関だ 港はきれいに 大切に〉

    (公園愛護)
    〈公園は 清く明るく 気持よく〉
    〈折るはひととき 育つは十年〉

    (愛馬)
    〈馬も家の子 苦楽を共に〉
    〈労れば馬も励むぞ頑張るぞ〉

    (笑和運動)
    〈日の丸を 守る心は 皆丸い〉
    〈子供あり 笑ひがあって よい家庭〉

    (乗車道徳)
    〈一降り 二乗り 三発車〉
    〈綺麗にしましょう 車内も我が家〉

    (電話使用道徳)
    〈電話口から 無駄口省け〉
    〈待つ身になって 待たすな電話〉

    (ラジオ雑音防止)
    〈静かなラジオで 楽しい夕べ〉
    〈雑音防止は ラジオの礼儀〉

     このあと標語いろはがるたがありますが、略します。

    〈火の用心 壁に貼るより 心に張れ〉

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