2 thoughts on “kinokuniyanet

  1. shinichi Post author

    ねこじた@nekojita60

    僕は京都南郊の市に住んでいるのだが、京都市在住の知人たちは何度教えようともその名を覚えようとしない。ええとなんやったか、と聞いてくる。馬鹿なんじゃ無いかと思っていたが、実は覚える気がない以上に差別していると気がついた昨今である。

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    仄聞するに、京都市内から南郊に来ると酷い都落ち感があるらしい。友人に住所教えられないとか、ひどい場合はそれで結婚生活が破綻するとも。(どちらかの出身が京都市内だと、こんな田舎に住まわされてと泣いたり怒ったりする)。

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    南の方はJRも阪急も近鉄も京阪も使えて大阪にも東京にも便利やん。そもそも北区の方はバスしか無いしと反論すると、電車が走っている自体がひどく下品なのだという。

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    冗談抜きで京都市内まで10分なのである。京都の南郊はかつて広大な田園で、そこから京都市内に下肥を買いに来たらしい。僕の祖父の世代は(ここの出身ではないが)京都市内の天ぷら屋に出かけたら顔をみるなり「あんたら裏からはいりよし」と言われたらしい。客にである。

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    ともかく京都人の根性悪さは凄まじい。僕が少し金ができて彼らと付き合うようになる頃、勉強やと祇園や木屋町のお茶屋に連れて行かれた。僕はすっかりいい気分になって京都人気分になったが、中京の友人が袖引き教えてくれた。「あれはあんたの無作法笑うために呼んでますねん。珍獣ですよオタク」

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    先日来、「ぼっちゃんピアノ上手にならはりましたなあ」と言われたら「ああ聞こえてますかご迷惑おかけします」と答える京都作法が話題になっていたが当然である。ええ好みの帯どすなあと言われたら、へえ帯があるいとるみたいですやろと答えるのである。ええ好みの着物やなあといわれたら鴉が布団と

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    僕が書いたことは京都の人を激怒させるかもしれない。なぜならそれが彼ら彼女らの日常だからだ。家人は東京人だが、僕は東京の家族に交わって心底驚いた。帰った客の悪口を言わないからだ。えっこんな世界があるんやと

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