閑吟集

花の錦の下紐は 解けてなかなかよしなや 柳の糸の乱れ心 いつ忘れうぞ 寝乱れ髪の面影

新茶の茶壺よなう 入れての後は こちゃ知らぬ こちゃ知らぬ

何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ

我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍

思ひの種かや 人の情

ただ人は情あれ 朝顔の花の上なる露の世に

恨みは数々多けれども よしよし申すまじ この花を御法の花になし給へ

This entry was posted in globe. Bookmark the permalink.

2 Responses to 閑吟集

  1. shinichi says:

    閑吟集

    16世紀初頭、富士の遠望をたよりに草庵をむすんだ隠者が、風雅な宴席に交遊した往時を偲びつつ編んだ歌謡集成。所収歌311首中、3分の2を恋歌が占める。「我が恋は水に燃えたつ蛍々物言はで笑止の蛍」、また「何せうぞくすんで一期は夢よただ狂へ」のような歌まで、表現・詩型とも多彩をきわめ、中世人の感性を誌して余すところがない。

  2. shinichi says:

    閑吟集

    https://ja.wikipedia.org/wiki/閑吟集

    閑吟集(かんぎんしゅう)は日本の小歌の歌謡集。永正15年(1518年)に成立。

    ある桑門(世捨て人)によってまとめられた歌謡集。仮名序に「ふじの遠望をたよりに庵をむすびて十余歳」の「桑門(僧)」とするのみで不詳。連歌師柴屋軒(さいおくけん)宗長をあてる説もある。「なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ」など、当時の刹那的な雰囲気がよく現れたもの、「世の中は ちろりに過ぐる ちろりちろり」などの無常観、室町びとが感情を託して歌った311首がおさめられている。仮名序に「毛詩三百余篇になずらへ」たとある。配列は、おおよそ四季・恋の順に並ぶが、四季のなかにも恋の歌と解されるものも多く、連歌のように小歌の内容の連想・連鎖によって各歌がつながっているとみたほうがよい。小歌230首のほか、大和節・近江節・田楽節・早歌(そうが)・放下歌(ほうかうた)・狂言小歌・吟詠などを収める。「続群書類従」「日本古典文学大系」所収。

Leave a Reply

Your email address will not be published.